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2017.03.01
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カテゴリ: 映 画
映画『ラ・ラ・ランド』を観てきました。

 先日行われた、第89回・米アカデミー賞の顔となっていた作品。

 受賞結果に対して不満を感じることはしばしばのアカデミー賞。それは日本にいて、受賞結果から観劇に至るも「これが?」っていうネガティブな感覚がほとんどだった。その意味においてこの『ラ・ラ・ランド』は逆でした。つまり「なんで選ばれなかったの」というものです。

 ( 『ラ・ラ・ランド』の物語は単純なのでネタバレもなにもあったものではないけれど、一応以下の文章は映画を観てから読んでいただきたいです )

 ミュージカル作品では当たり前の歌とダンスの挿入。それはあくまでも架空の時間を描いている。リアルな時間軸にはない瞬間を切り取っています。つまり映像編集の力を借りた演出である。同じ時間を別の視点から描くこともそう、もしかしたらこんな未来があったのかもね、なんて描写もしかり。『ラ・ラ・ランド』はそういったことを取り入れ絡め、観客のミスリードを誘います。あのラスト。ベースとなる現実世界と架空の世界の融合。その匙加減は抜群にうまかった。いや騙された。

 だから映画が終わった瞬間に拍手をしそうになったのは僕だけではないと思います。それは意図した描かれ方ではありました。演出です「はい、ここで拍手」って。楽しませてくれたのは事実ですから、我々観客はスクリーンに向かって拍手を送らねばならなかったのです。ありがとうって。けど恥ずかしがり屋の日本人にそのハードルは高かった。悲しいかな、そこは文化が違うのです。おそらくアメリカでは毎回、上映が終わるたびに拍手喝采になっていたと思いますが――そこはまたDVDでも買って、今度観たときには必ず拍手を送って、この映画の〆としたいなと、個人的にはそう考えています。

 「ずるい」という誉め言葉がピッタリの作品でした。





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最終更新日  2017.03.01 07:38:36
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