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●【癒し織】「春はあけぼの」~平安女性の過去生と美しい布への憧憬~





こと葉です♪


次にご紹介するのは、

「癒し織」作品ナンバー13「春はあけぼの」。


タテ糸、ヨコ糸とも、カシミアで織りました。

カシミア100%です。






タテ糸には、薄いラベンダーや薄いベージュが入っている一枚。

そのタテ糸を見て何色を合わせていこうかと思案して…。

織り始めは、

薄い紫を何色かと水色系を合わせていきつつ、

仕上がりはピンクが目立つ色味になりました。

ピンクに見えるところは、糸単独で見ると紫なのです。

でも、タテ糸やまわりの糸とのバランスで、より赤味が強く感じられ、ピンクに見えるのですね。

これには驚きました。







少しこだわったのは、糸の種類です。

この織りについては、以前から使っていて、お気に入りでもあった、

ループのある糸を使いました。

同じ種類の糸の色違いをたくさん使ってみようと思ったのです。

糸の種類に統一感を持たせて織ってみるというのが、一つのチャレンジテーマ!

結果として、薄紫、グレー、水色、ピンク紫、この4種類は同じ糸を使ってみました。






以前義理の母に織ったとき(作品名「くまのこ」)、

同じ糸の黒バージョンを使っていて、

まるでネットのようにほかの糸よりヨコに伸びる傾向があるのを知っていました。

それなら、カシミアだけに縮絨後に大幅に縮んだとしても、

出来上がったときにある程度の大きさが確保できるかもしれない…。

そんな淡い期待を胸に。

ほかは、全体的には繊細で細い糸でありながらもポコポコした部分がかわいらしいので、

ふんわりと優しい感じに仕上がるかなと期待しての糸セレクトでした。





糸のセレクトとその試みはほぼうまくいったのですが、織り方があともう少しでした!

もう少し耳側をきつめに織ったら、

他の種類の糸とのバランスがとれたのかなと思います。

大きめの仕上がりにしたいあまりに、ヨコ糸をゆるゆるに織った結果、

予想以上にぶわ~んと横に広がり、かなりのネット感に♪

ま、このようないびつさもきっと手織りの味ですね。








この作品の好きなところは、春霞のような、夢の中のようなおぼろげな色合いです。

あらかじめ整経されていたタテ糸のおぼろげな雰囲気を生かせたかなと思いますっ。





縮絨もうまくいったので、

肌触りは大変ぜいたくなモフモフっぷり。

もちろん、あたたかさは折り紙付き!

カシミアですが、パルテル調のやさしい色合いなので、

肌寒さの残る4月くらいまで使えるかもしれないな~と思います。^^







光に透けたときに、とても綺麗な色に見えるのは、

ヨコ糸一本取りで、薄く、ふんわりと織ったから。


ちなみに、私と同じ日に同じタテ糸で織っていた女性は、

ヨコ糸を8本取りで織っていましたから、ヨコ糸を何本で織るかなどは、

それぞれの自由なのです。

一度に入れるヨコ糸が多いと、その分布の厚みが増します。

そして、織り上がりのスピードも速くなります。

その分、糸を多く使うので、費用が掛かるということになります。





多分、好き好きだと思うのですよね。

自由、自由。







私はこれまで、ヨコ糸カシミア×タテ糸カシミアでは、

ヨコ糸3本取り、2本取り、1本どりでそれぞれ織ってみることができたので、

おおよその感覚がつかめてきました。



どうなるのか、実験していたのです♪



3本取りは、

縮絨の際にアイロンを使ったためにしっかりフェルト化して張りが出たものもあるし、

アイロンを当てなかったものは、毛布かなというくらいのボリュームで起毛しました。

あたたかさはすごいです。雪の日も何のその。




2本取りの場合は、アイロンを当てずに縮絨したものは、適度なボリューム感で、とてもゴージャスです。

巻き方によっては、首が暑いくらいです。

11作目の「金龍」は、なるべく太めの糸を2本取りにしたので、特にボリュームが出たなと思います。

織る糸の細さも、仕上がりに影響するので、あなどれないのですっ。

大抵の場合、細い糸なら織り目が目立ちにくく織り地が繊細で薄くなり、

太い糸なら厚みが出てざっくりした印象がアップします。




1本取りは、アイロンありだとなめらかになり、

アイロンなしだと、ふわふわに。

これは薄くて軽いのが魅力。

今回は、筬を打ち込むときにかなりゆるく織ったので、

とっても軽くてやわらかい仕上がりになりました。

やわらかさを決めるのは、筬の打ち込み方みたいです。





好みの問題だと思いますが、起毛したカシミアのぜいたくな雰囲気を楽しむなら、

アイロンなしの縮絨がおすすめ。

少しクラシックで落ち着いた雰囲気になるので、男性が身に付けるなら、

アイロンありもおすすめ、といったところでしょうか。

つまり、どっちもイイ!!!^^





そして、この作品「春はあけぼの」をつくってみて、

もう少し次はがんばりたいなと思ったところがあるとすると、

それは上手にアクセントを入れること。





ついつい似た色味だけで無難に織り上げてしまうと、

締まらない印象になってしまいます。

そこは同系色オンリーに逃げずに冒険して、

あえて強い色とか、濃い色とか、対称色とかを入れる勇気がほしかったです。

あとは時間との兼ね合いで、

何も凝ったことはできず、ひたすら長さを織ることに終始してしまったのが反省点。

もちろん、終わりの時間は守らないといけないし、

腕が未熟なので織りに時間がかかるのは仕方がないのですが、

やっつけ仕事みたいなラストになったのが、自分では残念でした。







次は、時間が少なくても焦ることなく、最善を探してインパクトを残す工夫をしたいな♪

今回は化繊の糸で銀色などを入れてみようかと糸棚を探したのですが、

ちょうどいい糸との出合いがなくて。

それと、「(せっかくのカシミアに)化繊を入れるの?」というスタッフさんの視線のツッコミ(笑)

に屈してしまったというところがありました。

所詮自分のための織りなのだから、したいことは、しておくべきだ。

しないで後悔より、して後悔する方がいいな。

そういうことを再確認できてよかったです。




結局、教室で最後の一人になってしまうギリギリの時間まで織って、

240cmの長さになりました。

忍耐強さを自分ではほめたいところ。

縮絨すると160cmまで縮みました。




羽織ってみると、ストールとしてはやや短め。

でも短いからこその使い方ができるのではないかなと思っています。




色味には、春を待つ気持ちがそのまま表れていて、

そして和が感じられたので、作品名は「春はあけぼの」となりました。





作品が完成してからあらためてこの織りを眺めると、

私の中では、この作品には、

平安時代の女性だったときの過去生が反映されている気がしています。






小学2~3年生のころ、紫式部の自伝マンガが大好きで、

「桐壺」「藤壺」「若紫」「紫の上」と、

紫系の名前を付けられた源氏物語のヒロインたちのことが、すごく気になっていました。

実際に、色も紫の色のグラデーションが大好きでした。

あじさいなどは、何時間でも見ていられるほど。




また、源氏物語の中で、女君たちが着ている着物の重ね色目がすごく気になり、

千代紙や折り紙を切って黒髪の平安女性の姿を形作り、

紙製のしおりをたくさん作っていました。

百人一首に描かれているような、女君の後姿です。




主に2色の色を重ねたときの配色と透け感込みで季節感を表現する、

当時の日本人の色彩センスは本当にすごいなと思っていましたし、

今も日本の伝統色の世界が大好きです。





この作品の色合いには、

そんな日本の伝統色への憧れが、表現されているような気がします。








現代と違って、鮮やかな美しい色を発色させることは、昔は容易ではありませんでした。

ときは化学染料のない時代。

植物などからとった自然の染料は、高価だったり貴重だったりして、

思うような色の布や着物を身に付けることは、

庶民には夢のまた夢だったでしょうし、

貴族であっても裕福な人だけに許された娯楽だったのではないかと思います。





今、色鮮やかな布を織り、それを身に付けて悦に入るという行為そのものが、

着るものに不自由したときの思いや、

色鮮やかな着物への憧憬がそのまま反映されているのかもしれません。





一般的に、男性よりも女性は色(カラー)が好きなものですし、

身に付けるもの(ファッション)への関心も女性の方が高めな気がしますが、

それは美しさへのあくなき憧憬であり、渇望の表れかのかもしれません。




望む色を織る、

望む色を身に付ける。





そうやって癒される世界があるのだろうと、

織りに夢中な人達の姿を見ていると感じます。





私も、そうした過去生を癒している気がするんですよね。






楽しくて癒される、癒し織に感謝。






愛と感謝を込めて。






矢尾こと葉

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最終更新日  2018/02/09 01:51:26 AM
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