|
カテゴリ:早稲田運命学研究会
男女共同参画とひと言でいうが、この社会で男女がほぼ同権になるのは、数十年単位ではムリといわれている。
「いまは女性の力を認めよ」という声が強く、私は女性学の立場からそれを主張するが、反面、男性学の立場からすると、そう簡単ではない。 例えばこのところ、総合商社が女子総合職を育成すると発表したが、反対に男たちが一般職を選ぼうとすると、女性側から喜ばれないという風潮があった。 結婚相手として、一格低く見られて、女性の両親が承知しないのだ。 さらに商社の総合職となると、女性の中には、外国の勤務を嫌う風潮もあるだけに、そう簡単ではない。 新しい制度をスタートさせたくても、男女共に首を横に振るというケースも出てくる。 これを実現するには、日本の家族制度や結婚制度を、根本から変える長い時間が必要になる。 いまの60歳以上の親たちがあの世に行くまでは、まず無理だろう。 なにしろこの世代は、子どもたちを結婚させて、その夫婦の援助で暮らして行くことを望んでいる。そう簡単に娘婿の出世をあきらめていない。 すべてはこの高齢世代にとって、生活に必要な金が基本になっているのだ。 また女性たちも、男女同権がすべて吉かといえば、そうとはいえない。 一生、知恵と力を振りしぼって働かなければならないからだ。 それだけの体力はない。 男女同権、平等となったら、確実に女性のほうが損をする。 どんなに男が家にいて家事や育児を手伝ってくれたところで、先立つ収入が減ってはどうにもならないからだ。 女性学の面からだけでなく、男性学の面からもじっくり考えないと、男女とも満足できる社会にはなれそうもない。 ☆チャンネル登録者数9000人突破!☆ ▼櫻井秀勲YouTubeチャンネルはこちら▼ You Tubeチャンネル「櫻井秀勲の書斎」 櫻井秀勲 著『70歳からの人生の整え方』 櫻井秀勲 著『三島由紀夫は何を遺したか』 櫻井秀勲 著『新しい時代は「逆転の発想」で生きる』 櫻井秀勲 著『80歳からの人生の楽しみ方』 櫻井秀勲 著『誰も見ていない 書斎の松本清張』 櫻井秀勲 著『昭和から平成、そして令和へ 皇后三代』 DMMオンラインサロン「櫻井秀勲のすべて」 穴口恵子×櫻井秀勲 オンラインサロン「魔法大学」 櫻井秀勲 著『70歳からの人生の楽しみ方』 櫻井秀勲 著『60歳からの後悔しない生き方』 櫻井秀勲 著『劇場化社会』 櫻井秀勲 著『老後の運命は54歳で決まる!』 櫻井秀勲 著『子どもの運命は14歳で決まる!』 櫻井秀勲Facebook お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021/06/04 05:10:07 PM
|
|