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カテゴリ:スキー
先週あたりから雪もぼちぼち減り始めてきたのだが、スクールでのトレーニングのときにリフトの話になった。
そこのスキー場はというとリフトが5箇所、6本ある。ゲレンデベースには3本、そのうち初級コース用が1本、初・中級コース用が2本。少し歩いたところに初級コース用が1本ある。 斜面構成としてはベース正面に初・中級コース、左側に初級者コースだ。 で、いよいよ初級者コースのリフトが平日ストップになったんだそうだ。正面の初・中級車コースの下部は緩斜面でその部分に1本リフトがあるのだが、これがまた動いてないことが多い。 つまりだ、実質初級者コースを滑るには左側のリフトが動いてなければならないのだ。それが止まったとなると初心者といえど初・中級コースに行かなければならない。 しかも、ここが上・中級コースに行くための連絡路も兼ねているメインコースなので基本的に人が多い。 そうなると...初心者には辛いスキー場ということになる。 まあ、初心者ばかりでスキーにって話はあまりないとは思うのだが、例えば、私が初心者を連れて行くとなると、まず考えるのはその初心者が安心して滑れるスキー場ということになる。 例えば、最初のリフトに乗ったらいきなり中斜面でボーダー、カービンガーが矢のように降り注いでくるようなところに初心者を連れて行けるだろうか。やっぱり最初は広くて人の少ない緩斜面があるところの方がいいんじゃなかろうか。 私的にはそれ+空いたレストハウスってのもあるんだが、まあ、それはさておき、難易度の高いスキー場には連れて行きたいとは思わないだろう。 これは初心者に限ったことではない。私にはまもなく2歳になる娘がいるので、ぼちぼちスキー場に連れて行かんかいという声が聞こえてきているのだが、まあ、最初はスキーというよりも雪遊びですよ。 雪の上で走り回ったりソリで滑ってみたりと、そういうことが安心してできるところに行きたいわけだが、なかなかその希望を叶えてくれる「いいスキー場」が近くにはない。 それでも最近はキッズパークとかソリ遊びなんかをするために仕切られたスペースを用意してくれているスキー場が増えてきてはいるんだけどね。 これはレッスンをする立場からも同じようなことが言える。 リフトに乗れないころは端の方でチョコチョコやってるからいい。で、それなりに滑って止まれるようになるとリフトへと向かうわけだが、緩斜面のリフトが動いてないと、レッスンを受ける側もだが、我々も苦労する。 受ける側としては、やっと止まれるくらいなのにいきなり急な斜面に連れてこられても困るのだ。上級者にとっては平らにしか思えないような斜度でも、十分にスキーのコントロールができない初心者にとっては立派は「急斜面」なのだ。 我々の方としても、小さい子供が相手ならまだいい。難しいところは抱えて下りることもできる。が、大人だとそうもいかない。どうしてもってときには板の先を押さえて行くこともできるが、これで数百m滑るのはけっこうしんどいもんだ。 やはり、いいスキー場というのはどんなレベルの人が行ってもそれなりに楽しめるところであることが一つの条件になるんじゃなかろうか。それをベースに、「家族連れが楽しめる」とか「急斜面でガンガン行ける」とか「コブが楽しめる」とかいう+αがあるといいんじゃないかな。 今、スキー場は不景気だとは言われているが、中・上級者の方々はともかく新規獲得に今ひとつ力が入ってないんじゃないのかな?「新規」ってのはつまり「今からスキーを始める人」だ。 そういった人が行きたくなるような、あるいはそういう人を連れて行きたくなるようなスキー場を目指すってのも、これからのスキー場のあり方としては人用なんではなかろうかな? 小さいお子さんに大人気...かな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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