喫煙は病気なのか？

2006年03月03日

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カテゴリ：喫煙

　最近、病院に「禁煙外来」なるものができたらしい。タバコが止めれない人が禁煙のために行くところのようなんだが、ついに喫煙は「病気」になってしまったのか。

　同じく依存症になりやすい嗜好品には酒があるが、こちらは「適量」ならよいらしい。

　わざわざ「禁煙外来」ってのができるくらいだからタバコを止めたい人が増えたんだろうけど、しかしタバコを止めるくらいで病院に行かねばならんようなもんなんかね。

　俗に言う「ニコチン中毒」なんだが、「中毒」というと病気のようにも思えるが、実情はただの「タバコ依存症」だ。これを病気にしてしまうのはどうかと思うんだけどね。

　世には様々な禁煙グッズだのが出回っているけれども、みんな肝心なことを忘れているんだよな。禁煙する人は必ず喫煙しているってことだ。タバコを吸う人がいるから止める人がいるわけで、吸う人がいなければ止める人もいないってこと。タバコがなければ問題ないだろう。

　まあ、これは極端な話だが、はっきり言って禁煙グッズなんぞに頼って禁煙するなど無意味。そもそも自分以外の何かに「頼る」時点で禁煙は失敗したも同然だ。だってタバコを止めれない人ってニコチン「依存症」なんだからさ。

　つまりだ、禁煙外来に行って禁煙できるくらいなら別にそこに行かなくてもできるハズ。言うなれば禁煙外来も禁煙グッズもなんら変わるところはない。モノに頼るか医者に頼るかの違いでしかないからな。もっとも、その禁煙外来で「禁煙できる薬」とか「禁煙手術」とかをするなら違うけどね。

　しかし、「禁煙できる薬」ができたらもしかしたらヒットするかもしれないな。というか、この薬はできるんじゃないのか？例えばだよ、ニコチンが体内に入ると嘔吐感を生じるとかとてつもなく不味く感じるとか、そういう薬ができたらいいかもしれないよな。

　つまり、「タバコを止める薬」ではなく「タバコが嫌いになる薬」だ。しかも、生理的に受け付けなくなったら言うことないじゃないか。

　これは薬の話なんだが、タバコ自体に細工することもできるかな。とんでもなく臭い煙が出るとか、タバコを吸ったらニンニクを食った以上の口臭になるとか、唐辛子を一瓶飲んだような刺激がくるとかしたらどうだろう。

　こう言っちゃなんだが、世の禁煙グッズはやさしすぎるよ。もっと、「タバコを吸うことの不快感、苦痛感」を煽るようなものにしたほうがいいんじゃないのかな。