山海屋本舗

ライズはガソリン車なので、パッソと同じ１Lエンジンを積んでいる。

　違いはターボの有無。

　車重はまあライズがちょっと重たいかなってくらい。

　以前にライズに５人が乗ったときの感想は書いたけど、実際、ターボの有無がどのくらい違うのか試してみたかったのだ。

　パッソもノンターボなわりにはなかなか初期加速が良い。

　これは車重が軽いからだな。

　実際のところ、2.4Lのベルファイアと比べてもパッソの出足は良かったからなあ。

　まあ、パッソは１Lエンジンなので、絶対的な加速だとかはやはりそれなりだと思うけど、０－６０ｋｍ/ｈの世界では十分だと言える。

　で、ライズはどうかというと、実際のところターボエンジンってところを感じさせない。

　CVTの制御も関係しているのかもしれんけど、スルスルと加速する感じ。

　だけど、ノンターボのパッソに比べると加速は良いと感じる。

　できるだけ同条件で比較するために、どちらも２，０００回転あたりをキープしながらの加速をしている。

　回転数を変えるなど、条件を変えていくとかた違った感じにはなると思うが、パッソにしてもライズにしても急激に回転数を上げたところで加速がついてこない印象がある。

　アクセルの踏み方が悪いのか、CVTが付いてこないのか．．．

　条件としてはいろいろとあるかとは思うので、またの機会に試してみたいところではある。

　ライズのターボエンジンについては、まだ試し切れてないところもあるのだが、総じてマイルドな印象を受けている。

　昔のターボエンジンはアクセルを踏んでいくと「ヒュイーン」というタービンの音を聞きながらググっと加速していく感じがあったけど、ライズの場合、なんというかスルスルと加速していくんだよな。

　そこに「ターボが効いてるな」という印象はない、というか薄い。

　ただ、少し不満なのが電動パーキングブレーキ。

　PからDにシフトしてもパーキングブレーキが解除されず、ブレーキペダルから足を離しても進まないのだ。

　アクセルを踏んで初めて解除されるので、ここはPからDにシフトした時点で解除して欲しいところ。

　もしかしたら安全対策の一環なのかもしれないけど、これはちょっと違和感ありだ。

　まあ、やっぱりライズが売れるわけだよ。

　これだけ使い勝手がいいもんな。