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カテゴリ:スキー
グッドプレイヤーがグッドコーチとは限らない、というのはスポーツの世界ではよく言われること。 もちろん、スポーツに限ったことではない。 テストで高得点を取る人が教師になれるのかというとそうでもないみたいなものだ。 スキーでもやはり同じで滑るのが上手い人が教えるのが上手いかというとそうとは限らない。 最近は動画サイトでもスキーの技術指南の動画がけっこう出回っている。 そこに出てくる人は、まあ滑るのが上手い。 現役のデモだとか元デモだとかプロスキーヤーだとかいろいろだが、滑るのは確かに上手い。 が、解説を聞いていて「?」となることが多々ある。 まあ、そりゃそうなる。 だって、自分が滑っているときの感覚を話しているんだもの。 そもそも誰をターゲットにしてるの?って思うわけだ。 ある程度滑れる人であれば、まだ言いたいことが伝わることもあるだろうけど、初心者とかだとこれを理解するのは無理だよなあと。 だけど、分かりやすく解説してくれる人もいる。 実は、上級者向けになるほど話が分かりにくくなるのは仕方のないことだとは思う。 ただでさえスキーは感覚的なものなのに、上級者向けとなると、微妙な話が多くなってくるからなあ。 上手い人ほどその細かいところを話したがるので、余計には話が伝わりにくくなるわけだ。 このときに大事なのは「誰に」「何を」説明するのかってこと。 これが実際のレッスンだと目の前に対象者がいるのでまだいいのだが、動画なんかだと誰が見ているか分からない。 なので、「誰に」見せたいのか、「何を」伝えたいのかをはっきりさせておかないと「なんだこれは?」となってしまうわけだ。 いい指導者っていうのは、それぞれの対象に対して効果的なアイテムを持っていて、それを的確に出せる人をいうのだろうなと思う。 実際、検定を受けにいったときの講習でずいぶん言われたからなあ。 「誰を対象にレッスンをしているんですか?」とか、「そのレッスンで何を伝えたいの?」とかね。 このあたりが上手くできるようになるにはやはり事前の研究もだけど、実践でどれだけやっているかってことなんだろうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年01月05日 05時54分58秒
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