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カテゴリ:バイク・車・自転車
これはもうずいぶん前から話題になっていることだが、自動車のブレーキペダルはどちらの足で踏む? もっともこれはATが主流になってからの話。 MTの時代には話題にもならなかったと思う。 自動車学校では右足でアクセルとブレーキ、左足でクラッチを踏むと教わる。 ATの場合も右足でアクセルとブレーキ、左足はフットレストに載せると教わる。 少なくとも私はそう教わった。 で、ネットニュースでこの話題の記事を見たわけだ。 なんでか知らんけど、思い出したようにこの記事が出てくるわけで、そこではやたらと左足でブレーキを踏むのが良いというような話になっている。 そこにたくさんコメントが付いていて、いかに左足でブレーキを踏むのが安全で効率的かを説いているものが多い。 いろいろと左足での操作にもデメリットはあるんだが、左足論者は「そんなの慣れれば問題ない」で片付けている。 中には右足で操作しているのを「古臭い考えに囚われている」とまで言い、自動車学校でも左足ブレーキを教えるべきとまで言う。 まあ右足で踏もうが左足で踏もうが、それで問題ないならどっちでもいいじゃないかと言うことに落ち着きがちなのだが、この人たちは根本的な考え違いをしているとしか思えない。 機械は使うことを想定して作られているということ。 今、巷を走っている車はもれなく右足でアクセル、ブレーキ操作をする堰堤で作られているということを無視している。 極端な話、左利きの人が普通のゴルフクラブを振るようなもの、右用の野球グローブを右手にはめるようなもの。 それでもできるよと言う人は、「あ、そう、でも俺には無理」って話で終わるが、普通は無理筋な話。 だから左利き用のクラブがありグローブがある。 車にはまだ残念なことに左足用のブレーキはない。 レースではとか、カートはとか言う人もいるが、そんな特殊な環境の話を一般的なところでしても仕方ないだろう。 そもそも左足で操作するように作られていないので左足で踏まないということだ。 そして、自動車学校でというが、自動車学校では一番効率的な教え方をしているから右足で操作すると教えているのではないかな? 自動車がもれなくATしかないのであれば、左足でブレーキを操作という発想も出てきて、車もそういう風に作られるかもしれない。 そうなると、自動車学校でもそのように教えるのではないかな? 現実は、先に書いたように、そもそも車が右足でブレーキ操作をするように作られていること、そしてMTが世の中には存在することから、効率的に教えるには右足でアクセル、ブレーキと教えるのがいいってことだ。 そうすることでMTの車もATの車も同様に操作することができる。 「おれはAT免許で一生MTには乗らないから」というのなら、あなたは好きにすればいい。 用法的にも決してあってるわけではないけど、別に左足でブレーキを操作してはいかんという決まりはないからな。 自動車学校としてはMTの車が存在し、AT免許であっても将来MTを選択する余地があるのであれば、どちらに乗ってもいいように教習を行うのはごく自然な話だし、わざわざ車の構造に合わないことを教えることもない。 ブレーキは踵を床からうかせた状態で踏むと教わったと思うが、踵を床に付けていると強く踏めないのでやはり踵を浮かせた状態でペダルに足を乗せることになるが、左足をずっとその状態にしておくのは非常につらいことだとおもう。 が、それを指摘された人が言うには「普段は載せてないから」と。 それなら右足でも変わらないと思うのだが、「危険を察知したら載せるから右足より早い」と。 別に左足でなくても、危険を察知すればアクセルを緩めてブレーキに足を載せるのだが、そこは考慮されないらしい。 左足論者はとにかく、左足でブレーキ操作をすることがいかにすばらしいかを自らの体験をもとに説いているわけだが、不都合な事実は全て黙殺されているのが現状。 だから説得力を持たないのだとそろそろ気が付いて欲しいのだがな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月16日 05時57分46秒
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