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2024年06月17日
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カテゴリ:育てる


バブルのころに流行ったキャッチフレーズだ。

 リゲインのCMだったよなあ。

 あのころはまさにそんな感じで、と言っても本当に24時間働いていたわけではなくて、仕事の後は飲みに行って、遊んで、の話。

 そんなころもあったよなあ、とか懐かしむために思い出したわけではない。

 これはまさに今の子育ての話だ。

 出生率が上がらないという状況を正しく理解されてないのではないかと。

 だから、国も自治体も金をバラまけば出生率は上がるだろうとか間抜けなことを考えている。

 金がないというのは、根本的な理由ではないということがもうはっきりしている。

 これまでにいくら金をばらまいても出生率は下がる一方ではないか。

 いい加減、出生率が上がらないのを金がないせいにするのは止めた方がいい。

 そもそも子育てというのは24時間休みなしだ。

 特に子どもが小学校に行くくらいまでは。

 子育てをした人はちょっと思い出してみてほしい。

 子どもが1歳になるくらいまでは、24時間手がかかる存在であったことを思い出せるはずだ。

 まあ、これはお母さんには共感されても、お父さんにはなかなか理解が得られないだろうな。

 なんせ、子育ての主体はお母さんだからな。

 いくら男女平等とかなんとか言ったところで、これはゆるぎない事実だ。

 これは出生率と大いに関係がある。

 が、これにもう二つの事実が必要だ。

 それは女性の社会進出と核家族化。

 今や、女性がフルタイムで働くのは珍しいことではないし、一昔前のように、結婚したら女性は退職するというわけでもない。

 結婚後も働いているわけだ。

 そして、今どきどちらかの親世帯と同居するなんてありえないと言われている。

 つまり、この二つの要因が出生率を下げているわけだ。

 この要因が解消されなければ出生率を上げることなどできないと断言してもいい。

 なぜならばだ、子育ては24時間戦えますか?の世界だからだ。

 例えば、母親が一人で子どもの面倒をみている状態だと、24時間子どもから目を離すことができない。

 保育園に預けたと言っても、その間は働いているわけだ。

 そして、仕事が終わったら保育園から子どもを引き取らねばならない。

 そこからな子どもの面倒を見ながら家事をすることになる。

 夜中も当然休まるわけではない。

 そこに父親が参戦して初めてどうにかなる状態なのだ。

 そんな状態で2人目を、とか考えるかね?

 まあ、そういうことだよ。

 親世帯ど同居であれば、いろいろ気を遣うとかなんとかいうけど、子育ての手が増えるわけだ。

 その余裕が2人目、3人目を考えることにつながるのではないかね?

 仮に女性が...もうここは女性と言い切るが、結婚と同時に退職しても1人目の大変さは変わらない。

 そこで2人目をと考えることができるだろうか?

 この時点で子育ての手は1.5人役と考えていい。

 まあ、無理をすれば2人目も可能だろうな。

 親世帯がいれば3.5人役だ。

 夫婦で働いても3人役なので、3人目を考えることもできよう。

 今の世の女性が嫌悪してやまない親世帯との同居というのは出生率を上げるための重要な要件になるということだ。

 なのに、出生率が上がらないのは金がないからだと決めつけて、金をバラまき続けている。

 こんなんで出生率が上がるわけもなし、現実に上がっていない。

 もちろん、それなりな生活を送るには金が必要なのは分かるが、それが出生率上昇の必須条件ではないということにいい加減気が付いてもらいたい。





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最終更新日  2024年06月17日 06時00分41秒
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