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カテゴリ:中国の日本人
12月17日は、私の姪のお誕生日だ。
父のメールボックス宛にEカードを送っておく。 あとで動画のカードを見て喜んでいるという返事が日本から届く。 それにしても。 年の瀬が近づいて、北京に住む日本人は中国人よりせわしない。 元旦とクリスマスイブから逆算してスケジュールを作った結果、 17日に日本人に関わるいろんな催しが集中する結果になった。 私が聞いた限りでも6つは重なった。 たった1万しかいない人口をこうやって奪い合ってどうなる?と思ったけども、 私が言ったところでしょうがない じゃあ、お前は一体どこに行ったんだ?となる。 私? 私は、秦皇島。 また車に乗せられ、片道3時間、時速140キロの旅の先に、 中国人通訳の来客応対と名刺交換の研修の仕事が待っているのだから。 どっちみち、これが終わるともうとっぷりと日が暮れて、また車で護送され(笑)、 北京に戻ったらもう一日は終わり…と思っていたので、 私にとって行事がいくつ重なろうがどうでもいいのであった。 が。予想に反し北京の戻り時間が早くなった。おまけに空腹。 ホントは自分自身、周囲の流れに乗れなかったのがさびしかったんでしょう。 つい何かに参加したくなり、到着後、 日中コミュニケーションシンポジウムの交流会だけに顔を出す。 反日デモの際メールをやりとりしていた横浜市大の矢吹先生と某新聞社のSさんと再会し、 その後、居合わせた十数人で焼酎を飲みに、また「地蔵」に流れてしまう。 しかし、それから後も北京在住者の日本人何人かは別の催しのために途中抜けする。 氷点下の夜の北京を日本人の群れが あっちこっち駆け回っているのを想像して、 これも師走ってもんかなあと、日本人らしく年の瀬の感を強くする。 北京の街は去年よりずっとクリスマス色を深めているけれど、 中国人の頭は、迫る年の瀬のせわしなさや切ない感情とは連動していない。 そんな空気の中で、ぱたぱた走り回る日本人の落ち着きのなさが ちょっと不思議な今日この頃。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.12.23 20:48:43
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