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北京五彩繽紛~Colors of Beijing

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2007.03.29
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カテゴリ:対中関係
中国を代表する司会者・白岩松(バイ・イェンソンが、
CCTV1で放送の“東方時空”で、“岩松看日本”と題して、 
日本からシリーズでインタビューやリポートをするというのは、
すでにしゃおりんさんや、じゃんすさんのブログで紹介済み。
それ自体に関しては、私が多く語る必要はない。

ところが。

夜中に、海外でも受信できる日本のチャンネルで、
以前私がいたセクション制作のニュース番組を見ていたら、おどろいた!
日本滞在中の白岩松とクルーたちの追跡リポートが放送されたのだ。
それもそれを担当したのが、私が仲良くしてもらっていた記者・S氏。

まさにリポート・“看『岩松看日本』”なのである。


ということで、早速S氏に「リポート見たよ!」とメールすると、
「観てもらって、感激!」という返事が返ってきた。
以下、一部返信を参考に、白岩松とCCTVクルーについての彼の所感をご紹介。

Q.CCTVのクルーはどんな人たちだったの?
A.彼らは、何日間か追っかけて、かなり親しくなりました!
 ものすごくフレンドリーなスタッフで、良い感じでした。
 大変、お世話になり、便宜を図ってもらいました。こちらも色々協力して。
 最後の日は、飯田橋駅前の居酒屋での飲み会に呼んでもらったりしてね。
 かなり盛り上がり、「我々のシリーズが、日本でどう捉えられているか、
 興味があるので、キミのリポートを東方時空でそのまま放送できないか」
 なんていうオファーもありました。


スマイルふむ。確かに。私の知ってるメディア関係の人たちもフレンドリー。
 元関係者だと判ると、いろいろ質問されるね、外国人の見方に関心あるみたいだし。

しょんぼりそれにしても、中国を代表するキャスターが日本で動いてるのに、
 それを取材しようとする日本のメディアが少ないのもちょっと悲しくないか?


Q.白岩松は?
A.彼は、”自らフィールドに飛び出して取材をするジャーナリスト”、というよりも、
 むしろ評論家という印象。 
 そして、原稿も見ずに、その場でいきなりコメントを考え出して、
 何分でもペラペラとしゃべり続けられる能力には驚いた。


しょんぼり職務の線引きが明確すぎるのか、それとも縄張りがあるのか、
 こっちのアナウンサーは外での取材はあまりしないんじゃないか?というのが
 中国のテレビを見ていての私の感触。
 その分、しゃべりと暗記の能力は異常に高い。
 多分その能力が中国だと一番要求されるんだろうね。

A.それから、彼のコメントの特徴、
 「それは二つある。一つは~、二つ目は~」というのが好きみたい。
 例えば、「靖国神社は二つあります。一つは、物理的な神社そのもの。
 もう一つは、精神的な靖国神社であります。」
 「白岩松という人間は二人います。一人は父親としての白岩松。
 もう一人は、ジャーナリストとしての白岩松です。」
 詩的な表現が好きみたい。


びっくりおお、今度注意して聞いてみよう。


Q.白岩松との会話で印象に残っているのは?
A.「あまり理性的でも中国の視聴者から強烈な反対が来るし、
 責任あるメディアの人間として、あまりに感情的になるわけにはいかない。
 その中間でバランスを取るのが難しいんですよ」、と。
 この言葉は印象に残りました。
 

しょんぼり確かに。CCTVの“いい子ちゃん”な報道には、
 だいぶ辟易している視聴者は多いかも。
 かといって変に日本に肩入れしすぎ、逆に叩きすぎってのも、
 彼の立場では難しいんでしょうな。
 中国の日本に対するスタンス自体が揺れやすいんだから、
 彼個人が揺れ動かないわけがない。

A.実は彼は38歳!サル年だと言っていましたから。貫禄たっぷりですね。

びっくりこれは別の意味で衝撃的で印象に残るな。


S氏はCCTVの“東方時空”で彼のリポートを“逆”放送してもらうべく、
某局内部での働きかけを始める模様。

ぜひ成功してもらいたいなあ。

ってなことで、みなさん、
日本制作の“看『岩松看日本』”が
CCTVで見られるよう、ご協力を!!






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Last updated  2007.04.01 16:56:38
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