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北京五彩繽紛~Colors of Beijing

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2010.04.25
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カテゴリ:日記
中国で活躍する女優で友人の松峰莉璃ちゃんが、
中国のドラマで主役を張ることになった。


中国のドラマですよ。
普通日本じゃガイジンが主役やってるドラマなんかほとんど見られませんよ。
それもそこの国の言葉で演技するんですよ。
ちょっとハンパない。

松峰莉璃ブログ
http://liliematsumine.com/

ドラマのタイトルは『鋼鉄年代』
日中戦争後の中国が舞台で、彼女が演じるのは、家族と離れ離れになり、
中国に残った日本人女性。そして彼女の相手役というのが
中国を代表するいぶし銀俳優・陳宝国
陳国宝:http://data.ent.sina.com.cn/star/604.html
この二人を軸に数奇な運命が展開するというドラマらしい。

ある日、莉璃ちゃん本人から主人公のお母さん(設定上は日本人)の
日本語吹き替えを依頼され、引き受けることにした。


お母さんを演じている役者さんは中国人で、
実際には中国語で演じているのだけれど、
その上から私の声をかぶせていくということだ。

台本には中国語と一緒に大まかな日本語の台詞がすでに書いてあって、
私はスタジオで画面を見ながら合っていないところは
台詞の長さやスピードを調整しながら合わせて行く。
一方調整室には莉璃ちゃんがいてくれて、担当の技術者さんに指示を出してくれる。
おかげで日本語のアフレコは意外とスムーズ。

ところが、実はこのドラマの監督さん(中国人)、結構こだわり屋で、
お母さん役の女優さんが中国語で演じている音声も
私に上からかぶせてくれと言う。


ひ? ちゅ、中国語でやるんですか? ショック

当初びっくりしたのだが台本を事前にいただき、
暇さえあれば声に出して読み続けていた。
だいぶ読み込んだので、ほぼつっかえることなく読める程度になった。
で、なんとかなるだろうと思った。

ら、それは甘かった。

そのシーンというのは、お母さんが娘を日本に連れ戻しにやってきて、
既に娘と恋仲であった陳宝国演じる鉄工所の工場長に、
どうか娘をあきらめてくれと涙ながらに懇願するというシーンである。

はじめは冷静にゆっくり話をしているのだけれど、
後半にいくにつれお母さんの口調は激情的になり、
最後はひざまずいて涙涙涙~!泣き笑い

よって私の中国語のせりふは前半はどうにかなるのだけれど、
後半は激情に駆られたお母さんの、
いきなり早口になったかと思ったらいきなり止まって、
おまけにここで息継ぎできないの?ってくらいのリズムで、
最初に映像見せられたときには、
「ちょっと、ちょっとこれ、やれるの、私!?」びっくりと絶句してしまった。
はじめてみたら、役者さんの口に台詞を合わせるので精一杯。
後半泣き崩れているのを見て、
監督から「お母さん、泣いちゃってますからお願い」と要望が出るのだけれど、
「もう泣いてる場合じゃないって~」って言うしかない。

向こうの部屋で莉璃ちゃんのわざわざ丁寧に「無法哭(泣いてる場合じゃない)」と訳する声が。
でも、別の意味で心が泣きそうなのよ~。

・・・とはいえ、私の技術があれで限界と判断されたのか、
口と台詞があったところでOKが出た。
ひ~、よれよれよ~。ほえー

監督が「すばらしかったよ~」と褒めてくれるのであるが、
すっごい敗北感に打ちひしがれちゃった感じ。
外国人が外国語でアフレコするって難しすぎる。

このドラマ『鋼鉄年代』は来年オンエアの予定。
ついでに、私と陳宝国の声だけの共演もオンエア予定。
そう、今のところ予定。





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Last updated  2010.05.04 09:56:59
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