38歳のお仕事日記（島根県松江市）

こんばんは♪(^∀^)



ところは、マニラ・エルミタのホテルの一室。


ベッドには、帰国を翌日に控えた日本人中年サラリーマンが

物思いにふけりつつ、ごろり。


バスルームには、全裸のフィリピン女子(２３歳)。


フィリピン女子がサラリーマンに「一緒にお風呂に入ろう」と誘う。


ちなみに、サラリーマンとフィリピン女子の間に性交渉はこれまでなし。










オフロ、一緒ニハイロー。。。





踊り子Ｂの声を耳にしたワシ。



風呂に一緒に入る。。。


当然その場で、あんなことや(*^_^*)

もしくはその後ベッドで、こんなことや(*´∀｀)



こやつが、そのようなことを言った訳は、

純粋な愛情からか、はたまた。。。





頭が高速回転して一つの結論に達した。




















入りません。





その言葉を聞いた踊り子Ｂ、

何故、一緒に風呂に入らないか、としきりに尋ねてくる。





私はあなたと風呂に入るつもりもないし、性的関係を持つつもりもない。

繰り返し言っているが、あなたに対して性的興味は全くない。

だから、さっさと風呂から上がれ。

ワシもその後に風呂に入るから。





そう吐き捨てると、踊り子Ｂは何も言葉を返すことなく、

しばらくすると風呂からあがってきました。





そして、その後、風呂に入ったワシ。



風呂から上がると、全裸にバスタオルを巻いた姿の踊り子Ｂが、

ホテルの窓からマニラ湾を眺めています。



どうした。



ン。。。



どうしたんだよ。



ナンデモナイ。



なんでもないわけないだろ。



あこネ。。。

いかうガ、まにら来テクレテ、ウレシカッタ。。。


デモネ、コレデ、多分、オワカレネ。。。


あこ、モウ、コノほてるクルコト、ナイ。。。

コノほてるダケジャナイ。。。

二度トほてるナンテクルコトナイ。。。


いかうガあこノふぁみりーノコト、オコッテル、ワカッテマス。


デモ、ホント、ホント、アリガトネ。。。





夜のマニラ湾を虚ろな表情で眺めている踊り子Ｂ。

涙はありません。





急に踊り子Ｂのことが愛おしくなりました。

背後から抱きしめました。

これだけ強く女性を抱きしめたことは何年振りのことでしょう。



「強く」って、力じゃないですよ^^、想いね♪



そのまま２人で、マニラ湾をしばらく眺めておりました。





十分ほど経ったころでしょうか、

ずっと背後から抱きしめていたワシが、

踊り子Ｂと正対し、

抱き上げてベッドへ向かい。。。










踊り子Ｂをベッドへ優しく下ろし。。。



















寝るぞ。


モー、ナンデ、イジワルーヽ(`Д´)ﾉ


ははは^^、さっさと寝ろ。おやすみ♪


ホントニ、イジワルナー。。。





それぞれが別のベッドに潜り込み、部屋の灯りも消して、スヤスヤと。。。









夜明け前。。。










うっ。。。

寝苦しい。。。











何？？？










お前、何してるの？？？










ワシの身体の上に踊り子Ｂがいます。




何してんだよ。寝ろよ。





抱イテクダサイ。。。



















夜明けが来ました。




踊り子Ｂはスヤスヤ眠っています。


ワシは自問自答しております。

果たして、このマニラ旅行はよかったのか、悪かったのか。

答はでません。。。





腹が減りました。

ホテルの朝食ブッフェへ２人で。



朝食の後、ホテルの部屋へ戻り。。。




いよいよ、お別れだな。。。



ウン。。。

あこ、ダイジナハナシ、アリマス。。。



はい、なんでしょう？？？



あこ、コレカラ、オカネナイネ。

ダカラ、いかう、マイツキ、オカネ、オクッテクダサイ。。。



あのぅ、はぁ、まぁ、お話くらいは聞きますが。。。



いくらなの？



ニッコリした踊り子Ｂ



３万円デ（・∀・）イイ！！






「ふざけるな」というのが本音でした。。。

そもそもマニラ首都圏の標準家族の最低生計費が月２万円弱。

踊り子Ｂの息子チビスケを入れても多すぎる。

３万円仕送りする余裕が無いわけではないのだが、

あのＢ母、Ｂ妹をワシの金で養うことだけは、断じて承服できない。






考えとくよ。。。





ナンデ、カンガエトク？

いかう、あこノコト愛シテナイカ？




いや、最初から愛はないし。。。

そもそも、言っちゃ何だけど、

ワシは、お前の母親や妹や従妹は全部嫌いなんだよ。

お前のおじさんだけはマトモだけどね。

で、お前だけが金を使うのなら仕送りしてやってもいいが、

そんなわけない。




あこ、自分ダケニオカネツカウ。。。




ってな陰鬱な会話をしていると

踊り子Ｂの携帯に電話が。。。

Ｂ妹からです。。。



しばし話して。。。



妹サン、ダンナサント、ケンカシタ。。。

オコッタダンナサン、ＰＳＰ、ナゲテ、コワシタ。

妹サン、ＰＳＰ、ナオシタイッテ。

あこ、カエラナキャ。。。





Ｂ妹とその内縁の夫の大喧嘩の際に、

踊り子Ｂが、Ｂ妹に買ってやった

ＰＳＰ(プレイステーション・ポータブル)

を投げて壊したそうです。

まるで子どものケンカです。。。





んっ、じゃ、帰れよ。気をつけてな。



もう、踊り子Ｂの心中は、

ＰＳＰが壊れて嘆いている妹の心配ばかりです。



ハイ、帰リマス。。。





ホテルの玄関でカローラタクシーに乗り込み、去っていく踊り子Ｂ。



見送るワシ。



ＰＳＰが修理が可能かどうかだけが、

マニラでの踊り子Ｂとの最後の会話でありました。。。














時は昼前。。。



ＮＡＩＡ(ニノイアキノ国際空港)にて。。。



ふらふらであるが、サンミゲル・ピルセンを飲んで、

ちょっと元気が出てきているワシ。



トゥルルルル♪

ワシのドコモ携帯が鳴る。



もしもし。。。


ハァーイ♪にこにこさーん♪元気だった～♪


フェイク前妻です。



しばし雑談すると、フェイク前妻が。。。



ねぇ、踊り子Ｂとソクソクしたの？？？



ソクソク。。。

タガログ語で秘め事を意味する。。。



どうした。気になるのか(￣ー￣)


もちろんよ～。


ははは、気にするな。


えぇー、教えてよー。


ふふふ、

していなければ「していない」と答えるし、

仮にしていたとしても「していない」と答える。

それが紳士というものだよ^^

松江に帰ったら、まぁ、ゆっくり話すよ♪



もぅーヽ(`Д´)ﾉ

気をつけて帰ってきてねぇ～♪





了





【終了にあたりまして】


マニラ旅行記全２２話、やっと終了することができました。


しかし、最終回の終わり方、ちょっと唐突過ぎたかしら？


全２２話全てが、ありのままの旅行記でしたが、

この旅行を通して、

私の心にずっと暗雲が立ち込めておりました。


そして、その暗雲の全てを消し去ってくれたのが

ナイア(ＮＡＩＡ)で受けたフェイク前妻からの電話でしたので、

あえて、終わりにとりあげさせていただきましたm(__)m





長期にわたり、

しかも途中、長期のお休みをいただきましたにも関わらず、

つたない旅行記をお読みいただきました方々に心より御礼申し上げます。


この旅行の後日談も若干ございますが、

それはおいおい気が向いた時に書かせていただくかもしれません。


それでは今後ともよろしくお付き合いいただきますようお願い申し上げます。


Salamat po

Mabuhai♪