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~ Monologue ~  My Life Living in Hong Kong

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Oct 14, 2008
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カテゴリ:思い出

  昨夜、 YouTube で見つけた。


  山下達郎 / あまく危険な香り


 
  思い出が蘇った。


    COME ALONGII / 山下達郎


  オリジナルは1984年リリース。
  小林克也とカマサミコングのDJ形式で進行される、ベスト・アルバム。
  名曲「ライド・オン・タイム」など全11曲を収録。



  大学時代の俺の車の中でのヘビーローテイションアルバムだった。

  いろんなコと聞いたなぁ~...


  思い出深いのは、ひとつ年上の、眼の大きな明るく綺麗な女のコ。

  大阪の郊外の私鉄駅ターミナルの、俺は本屋で、彼女は百貨店系スーパーでバイトしていたんだ。

  出会った頃は彼女は短大生だったけれど、就職してもその駅を利用して通勤していた。

  だから、俺がその本屋でアルバイトをしていた4年間に互いの客としてよく会っていた。


  俺の方が年下で、(ジョークではなく、)ウブだったから、休日のデートには誘えなかった。


  ただ、近所で働き、よく顔を合わせる友達として、時折会話を楽しみ、時折互いの仕事帰りに、俺の車で郊外のレストランに行ったりしたことはあった。


  記憶が不確かなんだけど、ある夜、俺は車で彼女を自宅まで送っていったんだ。

  ドキドキ、ドキドキ...ハート

  彼女んちの傍で車を停めた。

  ドキドキ、ドキドキ...ハート

  しばらく話して...

  ドキドキ、ドキドキ...ハート

  「じゃあ...」と彼女。

  「じゃあ...」と俺。

  ドキドキ、ドキドキ...ハート


  「握手!」と手を差し出す彼女。

  「握手より...」と、俺は彼女の手を引き...キスをした。


  彼女のキスは、それまで俺が経験したことの無い甘美なものだった。




  あなたの思わせ振りな口づけは
  耐えきれぬほどの苦しさ

  心は暗がりの扉の影で
  報われぬ愛の予感に震える

  息を潜めた
  夜に紛れて

  忘れかけてた
  愛の香りよ

  一度は傷ついた筈の心で
  信じあえるにはあまりに悲しすぎる

  二度と振り向くことは出来ない

  甘く危険な
  愛の香りよ

  貴方に取り戻す日々はもうない
  そっと目隠しのフリして通り過ぎる




  それからしばらくして、彼女は職場の先輩と結婚した。

  その数年後、今から10年ほど前だろうか、一度電話で話をした。

  子供も生まれて、スタイルも崩れ、すっかりオバサンになったと笑う彼女。



  でも、会いたかった...

  大阪と東京の約550キロの距離と、数年という時間を隔てていても、会いたかった。




  昨日、ミクシーで探したけれど、彼女を見つけることはできなかった。

  ただ、いろいろ検索するうち、

  彼女のかつての勤務先、恐らく結婚相手が勤める会社が2年前に倒産したことが解った。


  あの素敵な笑顔は、今でも健在なのだろうか...



  Get Back in Love _



  今夜は、そんな気分だ... 


  


  





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Last updated  Oct 15, 2008 12:09:21 AM
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