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カテゴリ:本
母親に振り回されて、母には旦那がいるのに私が旦那の役割までさせられて腹立つし疲れてしまったから、何か溜飲を下げられるようなものが読みたくて、ささーーっと読んでみた。 タイトルから勝手に期待していたのと違った。 現代家族の問題点、「家族」の中で窒息しそうな人々の描写、できればそんな人々へのアドバイスもあればいいなと思ったけど全然違った。 著者の家族紹介と、家族への思いが主な内容だった。 個人的エッセイという感じか。 著者が「あたたかい家庭」に恵まれなかったことはわかるけど、そこから早々に離れられて(離れるための準備に必要な教育などは親に受けさせてもらえたらしい)、離れたまま生きてくることが可能だったようで、今まさに家族沼で溺れかけている人が読むと、不愉快になるかもしれない。 最後は家族への手紙でけっこうなスペースを割いている。 タイトルと内容が合っていないような…。 (タイトルに騙されたと言ったら言い過ぎか?) この本を手に取る人は、家族間に(けっこう深刻な)問題を抱えている人だと想像するけど、そういう人が読むと多分肩透かしを食らう。 巨大ネット書店のレビュー見ると、読者のがっかり感、立腹感が現れている。 新書だし、このタイトルだし。 期待したのと違うよね(;´Д`) 少し前に母親から頼まれて、同じ著者の本を図書館で借りた。
「持たない暮らし」に憧れているから何かヒントでも、と思ってこれもささーーーっと読んだけど、特に参考になることはなかった。 「良い物(=高級?)を買って長く使いましょう」というのは昔から言われているしね。 またその「良い物」ってのも庶民の感覚とはズレがありすぎる( ̄▽ ̄;) 「持たない暮らし」というのは、「高級品しか持たない暮らし」なのか? 表紙はなかなかいいんだよな~。 このさくらんぼ、1粒2万円ぐらいするのかな?と思う。 ピッチャー的なものも何十万もするのかもしれない…とか。 自分はこの人の感覚は合わないとわかった、うん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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フユヒさん、こんにちは。
「家族という病」、ラジオで著書さんの話を聞いて、ちょっと読みたいな…と思ったのですが、ズバリ物申す口調が小気味よくていらしたぶん、文章でそれに接すると高圧的…と申しますか、『上から目線』臭ぷんぷんなのかも…と思いました。 まぁ、ある程度の年齢の女性(物書き)は、そのくらいの自信たっぷり感が無いとイカンのやも知れませぬが…。 かつて私は、日本古来の風雅について書かれた本で、読後ちょっとした反発心を感じたので、なんでだろう…と突き詰めてみたのですが…。文章の端々に『上から目線』な雰囲気があって、それに引っ掛かっていたことに気付きました。 著者(女性)自身が旧華族の家柄で、夫が戦後政界の大物ゆえに『上から』になって当然か~とは思ったのですが、「ちょっと上から物申しておりますのよ」という雰囲気が文に漂ってること、本人は気づいていないのだろうな…と。 最近、「一流の文章か、そうでないか」は、この『上から目線』がポイントかも…と思い始めました。 もちろん、一流の文章は『上から目線でないほう』です。 名文(愛される文)というのは、むしろ『下から目線』推奨かも…と思ったりしております。 (って、脱線コメント、ご無礼仕りましたーーーッ!) (2015.08.31 10:06:13)
ナタ先生、こんにちは。
コメントありがとうございます。 ナタ先生のブログでご紹介があった本ですし、あんまり悪く言うのもアレだよな…と思いながら書いた記事でした(汗)。 書店で何度か見かけてかなり気になっていた本でもあったので、立ち読みしてみて思ったことを正直に書いてしまいました。 著者さんは思ったことをはっきり表現することを躊躇わない方なのだろうと推測できます(どんな評価をされるかなどを気にしない方?)。 私的なブログなどではいいのですが、このタイトルの新書でこの言い方はないわ~、と反感を持った読者が多いのではないでしょうか(*密林レビューを読んで私が勝手に思いました)。 はい、上から目線だと感じる部分があります(笑)。 自信満々なのも感じます(笑)。 この二つが合わさると、強引ゴーマンな感じがけっこうします(笑)。 まぁでも実際、育ちや経歴、経済力から考えると「上」なのはわかります。 上にいるから上から目線になるのも当然といえば当然かもしれませんが、上から見ていることを隠そうとしていないのが気に障る人もいるかもしれません(^_^;) あ、本人が気付いていなければ隠す隠さないの話じゃないですね~。 ナタ先生もこの本にご興味がおありだと思いますが、著者本人が「家族沼で苦労した」描写や、「家族とは」というような解説は期待しない方がいいと思います。 著者の「家族に関するエッセイ」ぐらいに捉えておいた方が、がっかりしなくてすむ気がします。 (密林レビューに目を通すと雰囲気がわかるかもしれません…) モノを書いて本にできるということは、それなり以上の知的レベルの方達ですから、「下から目線」ぐらいで丁度いいのかもしれませんね。 (2015.09.01 11:26:11) |