339881 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

倫理の進化

倫理の進化

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Profile

若樹

若樹

Headline News

2009.03.20
XML
カテゴリ:思想
>自分の血をわけた我が子の愛おしさを知っているのか?わたしらは、どちらも知っている。貴女の犬だけが特別ではない。餌は無添加の高い餌を飼っていたらしい


ある人からこんなメールを寄越されました。
詳しい経緯は追って、「青木ヶ原樹海」と言う、友人のブログで今後書きますが。


でも、私にとっては命より何千倍も大事な子供です。

そう言ったのに、冒頭のメールがその人から来ました。
その人は私に、面倒だから犬のエサを昨日もやっていないと言った人間。猫には2日もです。
ベランダなんか、うんこだらけだそうです。

私が生んだんじゃなかったら、親の気持ちは分からないって言うんですか?

そんなのは、子供を産めなかった女性への、最大の言葉の暴力です。
以前の散文に、新たな写真、文章も少し載せています。

子供との写真も何枚も載せました。
どうせテレビや雑誌で顔が知れてる人間ですから。

私には、親子で撮った写真です。

人も犬も猫も、命をかけて育てて、愛した心は真の親心なのだと、分かって下さる方だけ、分かって頂ければ十分です。



・・・・・・・・・・・・


2003_0704_233450-PIC_0240.JPG


この子は美月。
兄の龍雲と一緒に、生後数日でとある温泉付きのペンションに捨てられた。
オーナー達に世話は出来ず、保健所行きが決定した日、疲れを取りに日帰り入浴に行った私が
事情を聞いて引き取った。

まだオシッコすら、自力で出来ない赤ちゃんたち。
仕事をしながら育てるのは、並大抵の事ではなかった。

みいは、来た日から乳房代わりに吸い付きながら眠れるものを求めた。
結果それは、私の右耳でした。

毎晩毎晩、耳をしゃぶりながら寝る。
うとうと始めて、口が外れるとたちまち起きて、またしゃぶり出す。
こんな事を三回ほどやって、ようやく寝てくれるのが常でした。

丁度この時、私は赤ちゃんが欲しいノイローゼになっていて、美月と龍雲のお陰で完全に救われた。
赤ちゃんを育てると言う、素晴らしい経験を頂きました。




239.JPG

捨てられて来た子猫。
両手で抱きかかえた時、その軽さに、それとは正反対の、腰が抜けるほどの重さを感じた。
ああ、これが命の、そして何より地球の重さなんだ。
そう思ったものです。

・・・・・・・・・・・・・・・

心が世界を知覚出来るようになる頃、子供は何歳になっているのだろう。


私は物心ついてから、神秘に感動したものが二つ。


夜に浮かび上がる星空と、四足の哺乳類だった。


鳥類よりも、魚類よりも、私は哺乳類の生きる姿に魅せられた。


人間に最も近く、(類人猿は別にして)そして異星人ほどにもかけ離れた、


異なる姿態を持つ命だからだろうか。


画像 031.jpg


初めて飼った、哺乳類の事を覚えている。


ハムスターのマリア。


私はまだ幼い子供だった。


その子供の手の平に、すっぽりと納まった小さな体。


こんな小型の生き者が、存在しているのだと言う驚き。


必死になって、彼女の心音を指で捜し求めた。


命の神秘に打ちのめされてみたかった。


母が幼い私に声を掛ける。


この子は赤ちゃんも産めるのだと。


衝撃が体を駆け抜けた。


私の手の平に乗るほどの、小さな生き者が、私の母のように、赤ちゃんをお腹に宿す。


一度に何人もの子供を授かり、その子を自分の乳で育てる。


マリアはこの体で、完璧な存在なのだ。


全てが、この小さな体に与えられている。


命が、こんな小さな体で、完璧に作られているのなら、


同じ機能でただ大きい、人間とは、何て感動のない生命なのかと思った。


神様はきっと、我々人間よりも、ハムスターを、自分の傑作となさった事なのだろうと。


生命の神秘に、初めて敬服に浸ったあの幼い日から、


私の心に、彼らへの敬愛の念が消えた事は一度もない。


何よりも哺乳類に、信仰を捧げてしまうのは、


私に生命の神秘を気付かせた者が、あの小さなハムスターだったからなのだろうか。


それとも、水に住まう者でなく、大空を飛翔する者でなく、


共に大地を踏みしめる兄弟だからだろうか。


私はいつも、陶酔する様に、四足の者達を追い続ける。


四足の種こそは、きっと私の想像する、最も美を極めた生命なのだろう。


もしも彼らがいなかったら、私は神を崇めただろうか。


大いなる魂を宿す、聳え立つ山々や、大地を抱く樹々。


それが神々の、心を語る者だとしたら、


血肉を持った全ての命は、神々の肉体を体現している。


美しい毛皮と皮膚の下。


柔らかな肉と、それを支える白い骨。


体を流れる赤い血潮。


水に満たされた肉体。


途方も無い御業で体内に現れた神秘の内臓。


犬や猫の体を抱きしめる、私の心は神秘に陶酔する。


毛皮の下の神域が、私の心を畏れで満たす。


まるで祀られた神社を我が手で抱くように。


そしてこれこそが信仰だ。


生命と言う神秘に、永遠の畏敬と崇拝と、そして尽くせぬ愛を持って、奉仕の道を歩む事。


我が手よ、彼らを抱く度に謙虚であれ。


我が足よ、彼らの背中を、追い越す愚を犯すなかれ。


我が心よ、彼らを愛で奉り給え。


大地を手ですくって手の平に眺める。


これはマリア。


私の心を感動で満たした、あの命。


愛する土よ。


地上を旅した生命は、寿命を迎え、この体へと、最後に戻る。


いつか母代わりとした美しい犬が、永遠にその目を閉じた時、


私は彼女を土に返し、


そして恋しさの余り、幾夜も過ごした後で、


私は土の手から、彼女を取り戻そうと試みた。


大地は彼女と同化していた。


幾ら掘れども、彼女はもういなかった。


この土から、彼女のあの瞳が創造されたのだ。


この土から、彼女の美しい被毛の一本一本までが創られていた。


この土から、あの完璧な姿が創られた。


筋肉も内臓も、骨も赤い血潮も、全てがこの土の現身だったのだ。


魂があの畏れる始まりに還った後は、つかの間生体を体現した大地は、


ゆるやかに本来の姿に還る。


黒く、湿った土。


星々を抱く宇宙の様に、我々は玄から生まれる光。


我々はみな、大地の化身。


手の平の土を、畏敬を込めて、額に寄せる。


あなたが水と共に創り給いし生命は、余りにも美しく愛らしく、眩いほどの魅力に溢れ、


永遠に私を、その御元に跪かせて、僕と為さる事だろう。


070325_1014~0002.jpg


409.JPG


241.JPG


242.JPG


062.JPG


233.JPG


024.JPG

412.JPG


204.JPG


514.JPG

十何年ホステスやったけど、爪を伸ばした事も、マニキュアをした事もなかった。
だってこうやって、指先を家の子は齧って甘えるから。
口を傷つけたり、マニキュアの塗料を、飲み込ませたくなかったから。

2000_0115_065346-DSCF0150.JPG


2003_0611_083222-PIC_0045.JPG


245.JPG

Image016.jpg


Image015.jpg


411.JPG

2003_0806_112638-PIC_0264.JPG
犬のジルは、自身も友人からの捨て子で、家に捨てられて来た二人の子猫のお母さんになりました。
一度の妊娠も経験もないにも関わらず、子猫を可愛がり、何と母乳まで吸われる内に出して育てました。


2003_0611_083536-PIC_0195.JPG

この幸せそうな親子の寝顔に、言葉なんかいらないでしょう。


事の発端の、人々とネットで白黒つけようとした、友人のブログのアドレスを載せます。

http://plaza.rakuten.co.jp/kenkenpuu/

これだけじゃ、見ても状況が分からないかも知れません、ごめんなさい。

近い内に頑張って、状況のダイジェストを書きます。

ねえ、私は子供は生んでないから、お腹を痛めた子供の愛らしさって分からないんですか?
子供への愛しさって、腹を痛めないと分からないのですか?
生まないと、愛情って抱けないものなんですか?
生んだ人に比べて、叶うものでないものですか?











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.03.24 03:47:30



© Rakuten Group, Inc.