|
カテゴリ:思想
兄貴。
あんた、私が何でも手前勝手にしてるって言ったけどね、私、ここに移住して、14年目よ。 あの、五年前の騒動の時でも、私を擁護してくれた、地元の人達いたのよ、ちゃんと。 あんたは、私をろくに知らない。 子供の時までしか、一緒にいなかったからね。 逆に、ここの弟子屈の人の方が(って勿論私の直接の知り合いに限られるが)、あんたより私をよく知ってる。 私は、法律も、人間がしている事も、間違ってると言っているけど、それは置いて、自分が関われる人全てに、出来るだけ、誠実であろうと努力してる。 それは、私が人間を愛してるから。 だから、私が人間を告発しても、それは置いても、私を誹謗中傷から守ってくれる、人達が、あんたや私が思ってる以上にいるのよ。 私は人間大好きだよ。 でも、だからと言って、してはいけない事を、自分が敵対される事怖さに、止めない人間でいる事は出来ない。 卑怯な自分を知りながら、隠れて正義にすがって何もしないで生きるのは恥だ。 だったら、腹をくくって、社会全体からイジメに合う事になっても、イジメを止める戦いをする人間でありたい。 怯え、震えながら、抵抗もさせられずに殺される犬猫に、同情しながら、社会の、自分へのイジメ怖さに、背を向ける人間でありたくない。 あんたはどうなのよ。 保健所行った事あるのかい。 そこで、明日殺される犬や猫を、見た事あるのかい。 で? 同情以上の何か、したの? 行動よ。 行動を、したのかって聞いてるのよ。 同情してるだけで、自分がイジメを直接してる人間と違うと誤魔化さないでよ。 傍観者は、共犯者なんだよ。 私は、人間の不道徳な悪法に反対するよ。 それが気に入らないなら、私を殺せばいいじゃない。 あんた達は超多数派で、法律を背にした「正しい」側にいるんだから、無法者は、どうぞ殺して。 死ぬ覚悟なくして、誰がたった一人で社会に立ち向かって行けるものか。 私は金も権力も肩書きもない、一庶民なのよ。 自分の命以外に、切り札なんか持ってない。 人間が好きだからって、この種の暴力だけは許さない。 もう、今日は限界だから、後で加筆、訂正するけど、私はもう、兄貴一人に言ってるんじゃない。 殺処分を知りながら、コソコソ隠れて現実から気を逸らす人間、全てに向けて、言ってるから。 それが法律なら、正義と道徳は、何処にあるのか教えて貰おうじゃないの。 ああ、ごめんね、みんな。 虎が激怒してるのよ。 あんな風に、暴力の中だけで育たなかったら、もう少し、私も温和に語れるだろうに。 人を思いやりある存在にしたいのに、そういう時に限って、一番私は人を叩きのめす様な言い方しか出来ない。 こんなんじゃあ、犬猫の、命の、いい味方にはなれないね。 さ、今日はここまで。 だけど、兄貴の事は好きなんだよ。 嫌われてもいいけど。 慣れているから。 殺処分撤廃の為に、大好きな人間全てから、嫌われるのを、覚悟しなきゃいけないと思った、遥か昔の時代からね。 ・・・・・・・ 8月5日 加筆 何だか、兄貴に「何でお前はそう暴力的なの?」って言われた時から、ずっと、心の中で、蠢く様に、心をざわつかせる何かがあった。 で、明け方書き終えてから、仮眠取って、翌日美幌に用事があったので、子供の世話を全部済ませて、美幌峠から、屈斜路湖を見下ろしている辺りで記憶が甦った。 兄貴じゃないのよ。 私に戦い方を教え込んだのは。 小学校の1年の時、六年で卒業する兄貴が、校庭の下級生のアームアーチの下を、同学生とくぐりながら、私の前に来た時、兄貴、小1の私のみぞおちに、ボディー・ブローを一発決めて行った。 思わず、級友の手を離して、腹を抱えたさ。 それから? ブルース・リーのファンになった兄貴に、毎日ヌンチャクの稽古と相手を強制された。 上達しなきゃ、自分の頭や体をボコボコにする訳だから、そりゃあ真剣に練習しました。 ある程度、使いこなせる様になった時、家にはトンホーがあって、もう、開き直った私は、 「これも練習から教えて」って言ったんだよね。 そしたら兄貴、「これは難しいから、お前には無理」 って、自分も買ったはいいけど、使えなかっただっけじゃないのかな。実際の所は。 33~34歳の頃だったかな。 男友達が、タイのアクション映画「マッハ!!!!!」 を、見せてくれて(お勧め名画)、主演のトニーが、トンホー使う場面を見たら、こりゃあ、素人教師じゃ教える所か、恥かいて終わり。って思った。 言い換えれば、トニー・ジャーがトンホーを持ち出した瞬間、すぐに、「ああ、これ、兄貴が教えてくれなかった道具」と、分かった私の記憶は決して古くはなかった。 兄貴の使い古しのボクシンググローブ貰って、毎日ボクシングの練習相手。 構えから始まって、左ジャブ、右ストレート、フックにアッパー。 叩き込まれたじゃないの。 あれって、映画「ロッキー」の影響なんじゃないか、兄貴? お陰様で、今でも玉手みたいな奴を相手にした時、普通にボクシングの構えを体が取るよ、私。 左ジャブ入れないで、いきなり右ストレートでテンプル狙うけどね。 体格差があるからね。 相手の意表をついて、いきなりパンチの効いたブローを入れないと、こっちが負けちゃう。 玉手の奴が、犬猫ガンガン死なすから、何度も喧嘩になって、しまいに殴り合いになったけど、ごめん、私、全勝しました。 空手も、映画で「ベスト・キッド」が流行ってから、私相手に空手稽古をつけたよねえ。 私は五歳も年下だから、一方的に、人間サンドバック。 悔しいから、少しでも敵いたくて、毎日押し入れの、アコーディオンカーテン目掛けて、飛び蹴りの練習。 それから、親父が愛人宅からこもって数年帰って来なかったのが、まんまと母親実家から追い出して、愛人を堂々家に連れて帰って来てから、マジものの虐待始まって、兄貴も相当荒れて、しかし親父に、私みたく直接反抗する勇気はなくて、私始め、祖母だの、伯母だの、弱い者相手に暴れまくったな。 で、私にも親父の虐待に抵抗する為、ボクシング・グローブを除いては(あー。思い出した。テーピングまで、拳にされてたわ)、初めて凶器の、「メリケン・サック」をくれたよねえ。 私も、これで親父を撃退出来るかと、壁を向かって使ってみたけど、メリケン・サックって、細いから、殴ると手の平痛いのよね。 しかも、相手の間合いに入った上で、相手の先手を打たないと使えないし。 次にくれたの、カイザー・ナックル。 これは、まだ小学生な私の手にはでか過ぎたけど、メリケン・サックよりは、攻撃力あって良かったわ。 ただ、肝心なのは、やっぱり、親父の間合いに入らないと、テンプルに一発決められない、って事でね。 でも、お守りだった。 次は? 三段式特殊警棒。 内側に二段、警棒が組み込まれていて、警棒を振って、ジャキンと、出すと、一気に三段に伸びる奴。 これ、壊れたからくれたんだけど、振り方注意しないと、三段目の棒が、マジンガーZの腕みたく吹っ飛ぶのよね。 ああ、竹刀に木刀もあったから、小学校の頃、剣道やってた兄貴に、練習させられたんだけど、竹刀はともかく、木刀は、小学生の女の子の振り回すもんじゃないわ。 重い。 ちゃんと筋トレしないと、ああいうのは自在に操れないと、振り回す速度が遅くて、相手に捕まれたら終わりなのね。 なので、警棒の方が、良かったが、マジンガーZには参った・・・。 最後に、兄貴が、「今度親父に虐待されたらこれ使え」 って、私にくれた武器。 漫画「AKIRA」、大友克洋の。 ジョーカーってのが頭の、「クラウン」って族の連中が、持ってる自作凶器。 ぶっとい針金に、一番下でこよりを作って、重いナットを、10個くらいつけた奴。 貰って、試してみたら、風の様に振り回せる。 しかも、この速度でナットを相手にぶつければ、一撃必殺。 「これなら、女のお前でも、親父をぶっ殺せる。」 そう言って、手製の武器をくれた。 「いいか、まず、脛を狙え。親父の足の骨を砕いて、あいつが痛みで前のめりになった所、今度は背中を見せたら、背骨をそれで叩き折れ。」 攻撃の方法も伝授された。 ::::::::::: 本記事は、FC2ブログに一度拠点を移し、そこがオリジナルに今はなっています。 コメントは、認証制ですが、受け付け等もそちらで行っていますので、宜しくお願い致します。 また、FC2のブログの背景である、高いネットとバラ線で囲われた空間は、犬猫問わず、人間もかつては偏見や暴力によって閉じ込められた、自由を奪われた虚無の場所です。 今もそこで暮らすものが、その囲いの中から、どんな風に外が見えるのか、見ているのかー 囲いの中から、当ブログを通して外の世界と空を眺め、改めて、そこから出る事を許されないのがどんな思いなのかを、考え、感じて下さい。 FC2版 「倫理の進化」 http://ainumosiri.blog65.fc2.com/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.08.31 20:58:27
|