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倫理の進化

倫理の進化

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若樹

若樹

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2012.09.06
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カテゴリ:思想
ここに至るまでは、凄い経緯があるのですが・・・。
余りに連載が長く、自分でも何を書いたか、どこまで書いたか分からないので、一度この連載は、ここで終わりとして、玉手の犬猫への虐待は、改めて書きます。

書かずにはいられない。
全身から怒りで血が噴出してしまうから。

まずは、論理的に。

私が自殺をしなくてはならない理由。

これは、勿論、6年前の当時、既に限界を見た私を無視し、行政や地主さんと勝手に話を進め、私には「協力するから」と、約束して活動を始た、北原徹也自身、玉手英一自身が、犬猫を放棄して逃げたからです。
6年前の当初から、もう、一人でやり続ける力はなかった。
だから自殺を決行したのだから。

そして、私は、絶対に逃げられない。
人間は、犬や猫を、「ペット」と思ってるかも知れない。
或いは、ブランドの様な持ち物と。

でも、犬や猫は違う、
人間を、「家族」だと思ってるんです。
特に犬は、群れで生きる性格の為、家族と言う単位で集団で生活する為、共に暮らして
いる人間を、非常に強く、「家族」として意識し、愛し、大切にする。

我々が犬猫を家族だと思ってるんじゃない。
口ではそう言ってはいても。
本当に犬猫を、人間同様の尊厳を持って、家族として暮らしている人間なんていない。
もし、本当に家族と思っていたら、危険な狂犬病ワクチンを、何も勉強しないまま、
打てますか?

もし、本当に家族と思っていたら、簡単に、避妊、去勢手術が出来ますか?
あなたの娘、あなたの息子に、同じ行為が出来ますか?
あなたの子供がもし、「自分は子供はいらない。」って言ったら、
避妊、去勢した方が、病気に罹りにくいから、じゃあ、子宮と卵巣取っちゃいましょう。
睾丸取ってしまいましょう。

そういう事を言う、親っていますか。
犬も猫も人間と平等、家族の一員と言いながら、人間には相手の尊厳を重んじて、
決してしない事を平気で、むしろ積極的にしているのは何故ですか。

私はそういう事を恥知らずにも堂々とやってのけ、公然と生きて行ける程
自らに対して無知ではない。

一度、じっくりと考え、覚悟し、下した決断については、命を賭けて守る。
命に対して、命を持って臨む。

いい加減な気持ちで、安易な考えで対峙はしない。

ボランティアとして、「限界が来たから」
そう言って、一度志したものを見捨てはしない。

もし、自分が救っているのが、人間だとしたら?
例えば、ある国で、二つの人種がいる。

二つの人種は、優等人種と、劣等人種に分けられ、差別されている。

優等人種は、犯罪を犯しさえしなければ、何をしても自由。
あらゆる権利に守られている。

他方、劣等人種は、あらゆる権利を奪われている。
この劣等人種が、優等人種と同じ社会で生きて行く最大の条件は、

「優等人種の主を持つ事」

優等人種の主を最初から持たない、或いは、主から捨てられた者は、否応なく処分される(今は行政も無闇に殺している訳ではないと、この時点で反論する人に、最後まで読んでからその意見を言って頂きたいと願う)。

劣等人種の中である者は、政府や行政や社会、「保健所」の目をかいくぐって、逃れる様に逃亡の旅を続ける。

生きる為に。

私の所には、劣等人種を「飼った」はいいが、持て余し、捨てに来る人間が
後を絶たなかった。

恐らく、犬猫を好きで、育てている人間は、一度は誰かに言われた事があるんじゃないのだろうか。

「この{劣等人種}を、もう飼えないから引き取って。」と。

「貰い手がなくては、保健所で処分されてしまうの。」

そう言われて、あなたは何と答えるだろうか。
一度「分かった」と言って、命を一つ助ければ、すぐに周囲に数頭飼いしている人間だと認知される。

捨てたい人間は、飼ってくれそうな相手を探す。
たまたまそういう人間の直接の知り合いであれば、直談判で押し付けに来るが、
知り合いでなければ、門は叩けない。
つまり黙って捨てて行く。

帰宅をすると、家の前には、社会によって、法によって、優等人種の主なければ、
それだけで処刑される運命の劣等人種が、怯えた表情を浮かべて、傷ついた目で
私を見る。

私には、命の優等、劣等の基準はない。
出来ない。
この命を、劣等人種と社会の通念を鵜呑みにし、社会のやり方に添って、
「自分を先に守れ」と言う、道徳なき教えに従って、主がいないなら、送られて
当然の処刑場に、送る事は私の倫理と道徳が許さなかった。

そういう社会を放置する国民を憎み、嫌悪しながら、自らが欲した存在でない命の、
主に成り続けるしか出来なかった。

劣等人種に課せられた運命を、同じ社会に生きる者として、無視する事も、見て見ぬ
振りをする事も出来なかった。

勿論、社会のその決め事を、認める事等到底出来なかった。

10代から始まった私の保護活動は、当時まだ、そういう意識が全くと言って
いい程なかった社会の中で、単なる「犬キチガイ」の烙印を押されるだけで、
まともな人間扱いを受けず、孤独な、社会との戦いの日々だった。


私の父や、玉手の様な人間は、結局劣等人種に対して、一時の情熱しか持たない。
一時だけ、道徳に従うが、それは本当に一瞬のものだ。

その熱が冷めれば、彼らは劣等人種の味方から、潮が引くよりも早く去って行く。

置き去られた劣等人種の胸中と、運命を思うよりも、自分の事しか考えない。

私は、例え限界が来ても、最後まで劣等人種と運命を共にする性格だ。
言い換えれば、そこまで出来る覚悟のある、人間だ。

自分の人生を、その活動で犠牲にしても、不平は言わない。
自分で、社会に対して、その思想に嫌悪を覚え、その思想に従う事を拒み、
命は平等だと言う、信念に基づいて生きた。

そしてそれをやり抜いた。
2006年の5月まで。




私が、いい加減で、最悪な世話しかしない玉手と言うモノ。
それでも一人では、全員見れないから、我慢して、我慢して、玉手の行動、言葉に、態度に耐え抜いた四年半。

何度この男を殺そうと思ったか。

しかし、山の犬がそうなると、私の堕ちた体力では面倒見切れず、死なせるのが明白だった。
だから、ただ、あの子達の為だけに、殺さなかった。耐えた。
殺す事で、安易な復讐への妄執に負けるのも、嫌だった。
本当は、あいつが子供にした事全て、その身で味わわせてやりたかった。

今でも思う。
あの男に正当な裁判を受けさせたいと。
まともな社会の元で。
あの男に正当だと思う自分の判決は、死刑ではなく、人体実験体刑だ。

世界の何処にもそんな刑罰はないだろうが、あそこまで非人間的で、無責任で、多くの
命を奪った人間は、その健康な肉体を、研究所へ病気の治療の為に生きて献体し、
癌でも何でも、難病克服の為の実験台にすべきだ。

人間が、マウスや他の種族にしている様に。
私は死刑反対は、断固として変わらないが、この男を見ていて、そんな刑罰さえ
想像する様になってしまった。



あいつが、完全にボランティアを辞めて、二ヶ月と1週間程。
私の予想していたより早く、身体の限界が来た。

毎日、凡そ16時間のぶっ続け労働。
一階にいる犬猫達、庭にいる犬達、二階に置き去られた犬猫達、山で暮らす犬達。
そして、自分の仕事。
終わってから、少しずつブログを書き。

最初、声がおかしくなった。
凄いハスキーボイスになって、お客さんから、「風邪?」と聞かれたけれど、この仕事をしていて、「過労です。」なんて言えない。

「カラオケ昨日行きました(ウソ)。酒の飲み過ぎで、喉やられました。」
最後には、いい訳がなくなって、

「ポリープ出来たかな?」

そう言って誤魔化す。

正直、言葉を話すのも辛い。
喋るのも、本当に体力がいる。
で、3年前の過労による、虫歯菌からの、深頸部感染症を思い出し、歯医者に行かなくては、と思っていても、玉手に貸した二階の部分の、修理費用の請求で、毎週釧路の弁護士や、裁判所へ通い、行けなかった。

先週の火曜日から、あの、恐怖の感染症が始まった。
でも、店があるから休めない。
歯医者に行ってる暇がない。

午前中は、びっしり犬猫の世話。
で、定休日の月曜日に予約を入れて、(その後で、釧路の裁判所へ行った)私はと言うと、とにかく家にある、犬猫用に、常備してある、抗生物質を大量に飲んで、感染症の悪化をひたすら耐えた。

ようやく月曜日。
歯医者に診察へ行くと、やっぱり来たか、と。
入院して、手術らしい。

取り敢えず、24日の月曜に、釧路の市立病院へ予約を取って、その間抗生物質と、消毒で、感染を抑え、治せる歯から、治療しておこうと言う話になった。

話は変わって、ほんとに最近は、食事を取るのも体力がついていかない。
右手で、箸やスプーンを持つのが、疲れで大変なのだ。
なので、一口食べては溜息。
また、一口食べては溜息、の繰り返し。

水曜日は、とうとう完全に仏様手前だった。
動けず、店も休み、子供の世話もろくに出来ず、私もここまでか、と思った。

せめて、狭い場所に閉じ込められてる子供達が、山を駆け回る姿を見たかったんだけどな。
と。

木曜日、身体の状態は殆ど改善せず。
私は、知人から聞いた、罹り付けでない、クリニックの、「ニンニク注射」と言うのが、凄く疲れに効く、と以前から聞いていて、これ以上、通院して病院費を出すのを畏れながらも、兎に角行って、注射を打ってもらった。

そうしたら、数時間は、殆ど効果がなく、むしろ弱りきった体に、激しいエネルギーを入れてしまった様になって、返って苦しんで、余計に鬱になってしまった。

しかし、その後、徐々に注射が効き始め・・
何と、食事が久しぶりに普通に取れた。

週に一回でも、これは受けなくては、と、思う。

ただ、ここからが問題なのだ。

出口のない負の連鎖。

子供達の世話をしながら、働かなくてはならず、そうすると、体が全くついていかない。
過労で、実際倒れてしまう。
それを何とかする為に、今度は病院へあちこち通わなくてはならず、その為には、これまでもやっていたが、定休日も、予約が入ったら仕事。

休む暇がなく、余計に体を壊し、・・・

もうしばらくで、私は、働く事も、子供の世話をする事も出来なくなってしまうだろう。

私が、遂に限界を迎えたら、衰弱して死ぬのは、私一人ではない。
私の子供達も、世話をしてくれる人間を失い、衰弱して、共に死んでしまう。

そうならない為に、私が自殺をしなくてはならないのだ。



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本記事は、FC2ブログに一度拠点を移し、そこがオリジナルに今はなっています。
コメントは、認証制ですが、受け付け等もそちらで行っていますので、宜しくお願い致します。

また、FC2のブログの背景である、高いネットとバラ線で囲われた空間は、犬猫問わず、人間もかつては偏見や暴力によって閉じ込められた、自由を奪われた虚無の場所です。
今もそこで暮らすものが、その囲いの中から、どんな風に外が見えるのか、見ているのかー

囲いの中から、当ブログを通して外の世界と空を眺め、改めて、そこから出る事を許されないのがどんな思いなのかを、考え、感じて下さい。

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Last updated  2012.11.08 19:11:35



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