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人に限らず多くの生き物は、生きるために空気を吸い続けているのに、
空気を吸っていることは、突然のいびきで気付かされるぐらいのことで、 自分のであれ他人のものであれ、敢えて呼吸していることを意識することはなく、 無意識に口の前にある空気を、吸ったり吐いたり、それを死ぬまで続けている。 同様に、人は意思を伝える時や自分自身を慰める時、自然と言葉を使うが、 口から出たその言葉の裏側には、必ず感情があるはずなのに、 言葉を受け入れながらも、その裏に潜む感情まで意識していることは少ないように思う。 もちろん言葉の本来の目的は、情報伝達なのだから、 言葉の示すものをそのままに受け入れることは、間違いではないと思うが、 その言葉が相手の思いそのままだと信じてしまった結果、危うくなることは結構多い。 もちろん「あなたなんて・・・嫌いョ」と言われて、 額面どおり受取って落ち込んでいた青春時代の記憶は、置いておくとして、 例えば、お客様の言葉の裏側にある感情にまで気配りできるかどうか。 こちらの感情を覆い隠して、いかに相手に魅力的な人物だと感じさせられるかどうか。 人と話す仕事をして、成果に差が出る要素があるとしたら、これもそのひとつだと思う。 こちらからあちらへは、裏側を見せないように慎重に言葉を選び、 あちらからこちらへの場合は、言葉の裏に潜む感情を探る配慮をすること。 付き合いが長くなると、つい気楽な応答をしているときがあるが、 やはりビジネスは、初めてお会いしたときの気持ちを忘れないようにすることが肝心。 そんな話を明日の“社会保険労務士会の開業準備講習”で話してみたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年08月20日 23時47分51秒
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