偐万葉田舎家持歌集

2018/09/17(月)13:43

ペリカンの家サイクリング・明日香篇本番

銀輪万葉(668)

 本日は、先月25日に下見をした明日香サイクリングの本番の日でありました。 <参考>​ホテイアオイと黒豚​ 2018.8.26.​     ​ペリカンの家サイクリング下見​ 2018.8.27.   ​  集合時間は当初計画より1時間早くなり、午前10時橿原神宮前駅東口改札前集合となったので、小生も9時半位には現地集合場所に着こうと、朝8時20分頃に家を出る。8時31分近鉄枚岡駅発に乗り、生駒と大和西大寺で乗り換え。大和西大寺駅から特急に乗車。9時37分に橿原神宮前駅に到着。​ ​ (三輪山・近鉄電車の車窓から)  下見の時はコンコースにお弁当屋さんがあったのに、今回はそれがない。仕方ないので駅中のコンビニでお弁当を購入。東口の改札を出ると、既にももの郎女さんや越の郎女さんなど参加者の多くが到着されていました。最後に偐山頭火氏がMTBで来られて全員集合。駅前の明日香レンタルサイクルステーションに移動。MTBの偐山頭火氏を除く皆さんはそこで電動アシスト自転車を借りられました。ほぼ定刻の11時10分に12台の自転車を列ねての出発。勿論、ヤカモチはトレンクル持参ですから、これを組み立てての出発であります。  参加者は大人11名(男3名、女8名)、子ども5名(男1名、女4名)という構成。何やら子ども会の行事のような雰囲気もないではない(笑)。  先ず、神武天皇陵に立ち寄り、「玉だすき 畝傍の山の 橿原の 日知りのみ代ゆ・・」ではないが、初代天皇に敬意を表してから、走ろうという次第。​ ​ (神武天皇陵)​  神武天皇陵を出て、大久保児童公園に立ち寄り、此処にある桜児伝説の万葉歌碑を見て行く。​ ​ (桜児伝説の桜児の墓と言われる娘子塚<2018.8.25.撮影>)​  畝傍御陵前駅北側の踏切を渡り、本薬師寺跡へ。此処の一面に咲くホテイアオイを見るというのが、今回のサイクリングのそもそもの動機というか、主目的でありましたので、ここで20分弱時間を過ごす。  下見の時よりも更に花が咲き揃い、丁度見頃でありました。​ ​ ​(本薬師寺跡のホテイアオイ)​​ ​ (同上)​​ ​ (同上・ヒガンバナと)​​ ​ (同上・萩と)​ ​ (同上・塔の跡地に立つわれらが一行の面々)​​ ​ (同上) ​ ヒガンバナを目にするのは、ヤカモチにとっては今年初めてなので、単独でも1枚写真を掲載して置きましょう。  まだ満開とは参らず、盛りは数日後かも知れないが、秋の花の主役とも言えるヒガンバナも何やら影が薄い。  まあ、こんなにもホテイアオイが周囲に群れ咲いていては是非に及ばずであります。 ​ (本薬師寺跡のヒガンバナ)  全体集合写真を此処で撮って(勿論、この写真は非公開であります。)​、入口近くにある、大伴旅人の「忘れ草 わが紐につく・・」(万葉集巻3‐334)​の歌碑の説明をして、おふさ観音の門前の餅屋「さなぶりや」へと向かう。「花より団子」ならぬ「花よりさなぶり餅」というお方も居られたので、遠回りの寄り道であります。飛鳥川沿いの自転車道を北へと下った処にその餅屋はある。  大勢で押しかけたのでお店の方は「今日は何事ですか。」と驚いて居られました。  さなぶり餅をお買い求めいただいて、再び飛鳥川沿いの道に戻り、南へ。飛騨町交差点で東に向かう。香具山はもう目前である。  途中、真北に耳成山を遠望しつつ、藤原京朱雀大路跡の前にある万葉歌碑「藤原の古りにし里の秋萩は咲きて散りにき君待ちかねて」(万葉集巻10‐2289)​を見て、香具山西麓の休憩所へ。  ここで昼食。  先客で年配のご夫婦がお弁当を食べて居られましたが、その傍らでわれわれもお弁当タイムであります。  昼食後、待機組と子どもたちを休憩所に残し、その面倒は偐山頭火氏にお任せして、登山組は、香具山山頂へと向かう。この部分は、徒歩であります。  午後1時30分に登山組は休憩所に戻り、待機組と合流して雷丘、甘樫丘へと向かう予定の処、戻り着いたのは6分遅れの1​時36分。  雷丘から甘樫丘に向かう途中で、レンタルサイクルの1台がパンクのアクシデント。ヤカモチが道案内のため先頭を走り、最後尾を偐山頭火氏に走っていただき、全体の安全確保を図っていただくという段取りでしたが、甘樫丘に到着した処で、偐山頭火氏から電話が入り、パンクのことを知らされる。レンタルサイクルの営業所へ電話を入れて下さり、その修理のため担当者が甘樫丘麓の休憩所へ来ていただくことに。  その間を利用して、子ども達とその付き添い1名を甘樫茶屋前に残し、大人達は甘樫丘をひと回りする。丘の上からの眺望を楽しみ、犬養万葉歌碑第1号の「采女の袖吹きかへす・・」(志貴皇子 巻1-51​​​)​の歌碑を見て行く。​ ​ ​​​​(甘樫丘から大和三山を望む) ※左寄り奥が二上山、手前が畝傍山。中央奥が生駒山、手前が矢田丘陵。右寄り手前が耳成山。右の木立越しに見えているのが香具山。​  下山して来ると、パンクの修理も完了したようで、全員集合。予定よりも35分余遅れて甘樫丘を出発。  飛鳥坐神社でも少し遅れが増し、板蓋宮跡経由、犬養万葉記念館の前にやって来ると、箒で道掃除をされている女性の姿。岡本さんではないかと思い近づくと、やはり岡本さんでした。犬養万葉記念館の館長をされている岡本三千代さんであります。  記念館は前庭の高市皇子の歌碑だけ見てやり過ごす予定でいましたが、彼女に招じ入れられる感じで、立ち寄って行くことに。何やらの催しがあったようで、学部は異なるのであるが、大学の先輩で小生も面識のある​N氏も来て居られるよという岡本さんの話であったので、同氏にも久々のご挨拶を申し上げました。また、小生が卒業した年に入学したという後輩のB氏もご紹介いただきました。  そんなことで、記念館で時間を食ってしまったこともあって、時間を見ると既に午後4時16分。1時間余の遅れとなってしまっていました。  で、石舞台方面へ行くのは取り止めにして、橿原神宮前駅へ向かうこととする。午後5時までにレンタルサイクルは返還しなければならないのである。偐山頭火氏も藤原宮の駐車場に駐車してあるマイカーを5時までに引き上げねばならないとかで、甘樫丘の手前辺りで集団から離脱してそちらへ。  最後尾はもう一人の男性参加者​A氏に務めていただく。午後5時になる前にレンタルサイクルを返還することができました。  今回は時間の読みが甘かったようで、予定を大きく遅れてしまったのはヤカモチのミス。もう少しゆとりのある計画にしなくてはいけない、ということが分かりました。同様なサイクリングをまた企画して欲しいという希望を仰っている参加者も居られるようですから、次に同様な企画をする場合には今回の問題点をしっかり踏まえたものにいたしましょう。  ご参加の皆さま、どうもお疲れ様でした。そして、お付き合い、どうもありがとうございました。 (※今回は道案内・先導役ということもあって、立ち寄り先ごとの写真を撮っている余裕もなくありましたので、それらは上記<参考>の下見の記事をご参照下さい。)​​ ​<追記・余談> 偐山頭火氏提供の参加賞が参加者に配られました。​ ​ (河内温泉大学のタオル)​ 〇コース概略図​

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