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カテゴリ:闘病日記
6月14日(入院2日目、手術当日)
手術室は病室の斜め前で、点滴を片手に持ったまま普通に歩いていく。 衣類は病衣で、病衣の下はすっぽんぽんだ。
手術室は以外とシンプルでやっぱ緑っぽい色使い。 手術台の上ですっぽんぽんになり台の片隅に座らせられる。
まずは肩に筋肉注射。まあ普通の痛みレベル。
それから台の隅でで思いっきり体を丸めるように言われ、その上から看護婦さんに羽交い締めにされる。
腰椎麻酔である。
ちくっとする程度で思っていたほどは痛くないが、背中をぐいぐい押される感覚があって気持ち悪い。
たとえるならスズメバチに刺された感覚から痛みだけとったような・・・
「そろそろお尻があたたかくなってきたでしょう」 先生は言うが自分では麻酔が効いているのかどうかわからない。
そのままうつぶせになって股を開かれ、お尻をガムテープ様のものでがっと開いたまま固定される。
ここで看護婦さんにお尻の剃毛されるが、刃物当てられる感覚ありあり。 両足もぴりぴりしびれた感覚はあるけど、脚も指も普通に動くんですけど。 麻酔が効いていない状態で手術されるのは恐怖だったので、何度も先生に確認するが 「大丈夫ですよ」と笑ってまもなく手術に入る。
・・・・あれ痛くない。
肛門をがっつりと開かれ、なにやらいじくられている感覚はあるのだが、痛みはまったくない。 これが麻酔の力か。う~ん麻酔を発明した人偉い!麻酔万歳!
右手には点滴。指先には心電図測定器?がはめられ、よくテレビなどである ピッピッピッ・・・という電子音が手術室にこだまする。
左手には自動血圧測定器がまかれおおよそ5分おきに血圧を測定している。
背中ではなにやら
チョキチョキ・・・チョキチョキ・・・
というはさみのような不気味な音が頻繁に聞こえてくる。 もしや今まさに、自分のお尻をはさみで無理矢理切り開いているだろうか?
頭の中でトルコのドネルケバブもしくは メキシコのタコスアルパストルを思い浮かべていた。 肉をあぶりながら大きな包丁でチョキチョキを削り取るあれだ
そのうち下半身がずんずんと痛み出してきた。まるでひどい下痢の時の痛みのようだ。 先生によると「腸を引っ張られる痛み」だそうだ。麻酔も腸には及ばないらしい。
血圧計の計測が3回目くらいになるとさすがに早く終わってほしいと祈る。 そんな思いがでたのか足を退屈そうに動かすと看護婦さんがびっくりした。
「はい終わりました」
手術開始後25分くらいだろうか。 まもなく先生が手術終了の声をかけ、そして横になったままの僕の横で、切り取った患部を見せてくれた。
病巣部は親指の先から根本くらいの大きさだった。 すると、いま自分のお尻には親指大くらいの穴があいているということになる でか~
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最終更新日
2011年06月28日 11時45分14秒
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