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カテゴリ:山形のくらし
今年の全国新酒鑑評会の前哨戦として開催されている、山形県新酒鑑評会が行われました。
県内の蔵元と県外の蔵元180蔵が一同に集まり、最高のお酒を飲むことができる、きき酒ができる夢のような企画です。 昨年参加して今年で2年目。 前日からワクワクドキドキしていました。 さて会場は山形駅と直結するメトロポリタン山形。 16時からきき酒の一般公開ができるということでいってまいりました。 一般公開があるということで関東方面からこられている方も・・・ 日本酒学校6期の仲間も数名きてました。日本酒に対して熱心な皆様です。 山形の吟醸酒からスタート 山形のお酒は全体的に派手ではなく、もう少したつと花開くようなものがほとんどでした。 その中でも自分なりに系統分けしてみました。 全体的にまとまりがあるバランスタイプ 壺天(男山酒造)一声(月山酒造)十四代(高木酒造)、白露垂珠(竹の露)最上川(最上川酒造) 渋みを残してキレ味よくしているタイプ あら玉(和田酒造)酔芙蓉(水戸部酒造)奥羽自慢(佐藤仁左衛門) 素直に上手だと思うタイプ くどき上手(亀の井酒造)米鶴(米鶴酒造) 香りとふくらみがあるタイプ 千代寿(千代寿虎屋)東光(小嶋総本店)九郎左衛門(新藤酒造店) 次に県外編。 香りが多いところ、そうでないところはありますが昨年よりじっくりみることができました。 山形タイプのほかに酸味がありうまくまとめるタイプがありました。 全体的にまとまりがあるバランスタイプ 於茂多加男山(宮城)、澤乃泉(宮城)、大和川(福島)、朝日山(新潟)、大関(兵庫) 李白(島根)、石鎚(愛媛) 渋みを残してキレ味よくしているタイプ 浦霞(宮城)、春霞(秋田)鳳凰美田(栃木)、土佐鶴(高知) 素直に上手だと思うタイプ 出羽鶴(秋田)、名倉山(福島)、穏(福島)、会津宮泉(福島)、真澄(長野)、月桂冠(京都)、櫻正宗(兵庫) 香りとふくらみがあるタイプ 桃川(青森)尾瀬の雪どけ(群馬)澤乃井(東京) 酸味を出してうまくまとめるタイプ まんさくの花(秋田)、舞姫(長野)、作(滋賀)東洋美人(山口)、文佳人(高知) 次に山形の純米酒。 ほっとする味が多い→普段飲みなれているということでしょうか。 個人的には、澄天(羽陽男山)、あら玉(和田酒造)、鯉川(鯉川酒造)、はくろすいしゅ(竹の露)、くどき上手(亀の井酒造)、雅山流(新藤酒造店)、東の麓(山栄遠藤酒造店) 最近きもとの味がわかるようになったので初孫と麓井の甘みから酸味に変わって複雑な味わいも好きでした。 抜群だと思ったのは、 十四代(高木酒造)と東北泉(高橋酒造店) こちらは素直に美味しいと思いました。 最後に出羽燦々コーナー こちらは生のお酒がほとんどで、変化しているものが多く全部みれませんでした。 2時間という短い時間でしたが、全国の鑑評会出品酒級のお酒をきき酒できて本当によかったです。 個人的な感想としては、これだけ香りに差があるとどうしてもインパクトのある香り路線になりそうですが、それを味わいでしっかり表現できる山形県はすばらしいと思いました。 また、新たな発見が2つありました。 酸味をうまく表現することでふくらみを感じるということです。 広島~四国~九州ゾーンのきき酒をしていたときに、明らかに味わいが違ういい印象を持ちました。 おそらく酵母などの影響にもよるのでしょうが、全国新酒鑑評会がまたひとつ楽しみになってきました。 もう一つは福島県の均一性。 出品酒の上手さを感じます。昨年の全国ナンバーワンの金賞受賞数の実力でしょうか。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ この後歓評会パーティがありましたが、今年私は不参加・・・ というのはきき酒で実はかなり酔っ払うのと疲れるから。 でも21時30分頃再度出動! 蔵元さん、6期の仲間、そしてお酒でつながった仲間達と楽しいひと時でした。 昨年の自分を思い返し、今年はまた一つ違う立場になったような気がしました。 一歩づつ山形案内人になってきているかな~なんて思いながら楽しい夜をすごしたのでした。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 最近劇的に順位あがりました。ありがとうございます。 10位以内目前! ←←よろしくです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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