やまのみず　お笑い　コント

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• 回帰のスィート

  最近‥さつまいも栗豆かぼちゃといった‥「和甘味」とでもいおうか、世の女性陣をホクホクさせてしまう様な、にくいホクホク餡チクショーが、好きだ。２９歳を機に、好む様になった節がある。マイルドな甘さというか尖ってない甘さというか奥ゆかしい甘さ。３０代予備男として、「マイルドに甘い」そんな男に成る、と思っていた訳では無いが‥外部からそんな要素を摂取したくなるという事は、満更ではない、と。お昼にでも、と買うパンも「ヤキイモパン」やら「えびすカボチャのパン」やら「お豆のパン」やら‥夜分に減った小腹には、かぼちゃを小サイズに切り、蜂蜜をかけ、レンジアップして食べたり‥と別段、便秘を患っている訳でもないが、繊維チックな食素材を欲す、昨今。今朝も「胡麻とさつまいものブレッド」というパンを美味しく食べた。あ、胡麻も、非常に、好きだ。名脇役であり、胡麻を蜜で固めた煎餅があるように、主役にもなる。多才だ。そんな役者になりたいもの。そう、「胡麻とさつまいものブレッド」。パン生地に胡麻がまぶされ、さつまいも餡が入っている逸品だが‥上に「けしの実」がふんだんにトッピングされている。そりゃもう、ふんだんに‥粒数でいったら、きっと胡麻より多いかもしれない。「けしと胡麻とさつまいものブレッド」という名でまかり通る程。「けしの実」嗚呼、好きだ。「アヘンの種」という危なげで、紙一重な感‥細々した粒々を潰々するそのちまちま感‥良い。何故か、和の餡パンには欠かされないなぁ。餡の甘さとけしの危うさこりゃ、『マイルド ＆ ワイルド』な３０男を目指すにもってこいだ。あ、でも、決して麻薬依存には到らないのだ。僕の場合恐れるは‥ただただ糖尿なのであるのだ。しかし、徐々に自然の甘味だけに回帰するこの身体。誰に教わるでもなく、身体がそれをきちんと知ろうとして、そして欲していくのだなぁ。嗚呼‥摂理だなぁ。注‥（食用けしの実は「アヘン（麻薬）」の種であるが、アヘン成分が全く失われた後に出来上がった種子なので、全く食すのに問題が無い、という事です）‐みずのしま‐

  2008年11月29日

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• 噂の深層

  こんな噂を聞いた。「来週の月曜にはもう１２月らしい」いかんせん、情報源が定かではない噂なので信憑性は薄い。ソースは何かと。ソースの提示を求める。話は変わるが、私はとんでもない法則を発見してしまった。まだこの法則は発表前段階であるし、「実感」においてのみ根ざしているものなので、信頼性はまだまだ足りないのだが。一体それはどんなものかというと、『「一週間って早い」を四回繰り返すと、不思議な事に一ヶ月が過ぎている』という、驚くべき法則だ。人は大抵、「一週間って早い」を木曜日に言う。私の経験則から言っても、ほぼ間違いは無い。すると、一体どういう計算式が成り立っているのかは分からないが、四回言う頃には一ヶ月が経とうとしている事に君は気が付くだろう。この法則と、「来週はもう１２月」という噂が、ひょっとすると結びつくのでは…？　と一瞬考えもしたが、噂の方があまりにも非科学的で突飛な発想なので、まあ、実を結ぶ事は無さそうである。今年やろうと思っていることが、まだたくさんある。試しに思いつく限り箇条書きにしてみると・シェイクスピアの本をなるだけ読む・将棋に詳しくなりたい・美女と戯れる・鉄塔の結界に入る・京都に行く・天下一品を食べる私はまだ、この中で一番最後の「天下一品を食べる」しか消化できていない。そして「天下一品を食べる」は、別に何度食べてもいい。あれはいいものだ。まだだ。まだ終わらせるものか。――私の一年は、まだ始まったばかりだ！野間先生の次回作にご期待下さい。

  2008年11月28日

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• カイロ

  『ぬっくぬくぬく　ほあほあ　ふう　ふっにふにふに　さわさわ　はぁ　　　　　　やさしいな　　　　　　やらかいな　　　　　おまえってやつは　にっぎにぎにぎ　じわじわ　まあ　　ほっかほかほか　ねむねむ　もお　　触れなくたって　生きている手差し伸べたら　ちゃんと応えてくれる　　　　　　もうはなさない　　近づき過ぎは　火傷もの　でもいつも感じるとこにいて欲しい　　ぬっくぬくぬく　ほあほあ　ふう　ほっかほかほか　ねむねむ　もおあれあれれ　つめたくなって　カチカチに　いつのまにやら　おわかれのとき』ヤマ

  2008年11月27日

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• 起きる話。

  先日、友人と話していたとき、朝起きるときの話題になりました。その友人は最近めっきり寒くなってきたのでなかなか布団から出られず、結局目覚ましが鳴ってから１時間後ぐらいに起きる、と話していました。例えば８時に家を出ないと電車に乗り遅れてしまう場合、その友人は６時半に目覚ましをかけてちゃんと止めるものの、その後５分おきに目覚ましを鳴るように設定しており、それを止め続け、結局７時半に布団を出て、慌てて支度をするというのです。これはいわゆる二度寝という奴なのでしょうが、果たしてこの二度寝は気持ちいいものなのでしょうか。僕は、それなら最初から７時半に目覚ましをかけて１時間分ゆっくり寝たほうがよっぽど気持ち良いんではないか、と尋ねましたが、友人は本当はその１時間でゆっくり支度をして余裕を持って家を出たいのだけどどうしても布団を出れないだけなのだと答えます。そこで僕は、いつも自分は目覚ましを止めるときに一緒に布団を勢いよく剥ぎ取り、目覚ましの音と寒さで起きるしかない状況をつくっている、と言うとなんでそんなに自分をいじめるのか、と言われました。しかし、この起き方は意外と目覚めが良く、布団の中で暖まった身体が、朝の冷気でジワジワ冷えていく感じが意外と気持ちが良いのだ、と伝えると、じゃあ明日だけ試してみるよ、ということになりその日は別れました。次の日の朝、その友人からメールが届きました。「すごい！クマワキ式起床法でちゃんと起きられた。　意外と気持ちよく起きれるね！」という内容で、僕は驚きました。というのも今まで何人かにこの起床法を伝授してきましたがまず実践してくれる人は少なく、試してみたとしても「良い」と言ってくれた人はいなかったからです。しかし、その友人が言うとおり、意外とこの寒い季節にあえてのこの起床法はなかなかの爽快感を味わえるのです。もし最近の寒さで、二度寝や寝坊に悩まされている方がいましたら一度この起床法を試してみてはいかがでしょうか。 ＫＵＭＡ

  2008年11月26日

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• 彼方行方

  おばぁ～ちゃん？おばぁ～ちゃん？おばぁ～ちゃん？どこ？おばぁ～ちゃん？どこ？Ｗｈｅｒｅ ｙｏｕ ａｒｅ？おばぁちゃんどこ？早朝、混雑した駅のホームにて‥制服を着た男子学生が、声高らかに幾度も繰り返していた。オバァチャンドコ‥オバァチャンドコ‥ホェア ユゥ アァ‥２限目英語の暗唱の予習ではないのだろう。口振りからして、やはり、捜している。オバァチャンドコ？ホェアユゥアァ？てんで見つからない。（ドコダヨ、オバァチャン‥）（デテキテヤレヨ、オバァチャン‥）電車待ちの人達は、全く気にしない素振りでそう考えていたに違いない。オバァチャンドコ？オバァチャンドコ？オバァチャンドコ？そもそもこの彼に『祖母』が存在するのだろうか‥。最近、あるいは、何らかの理由で愛する祖母と離れなければならなくなった、のか‥。だとしたらとても哀しく響き渡る。オバァチャンドコ？ホェアユゥアァ？それとも、何か、啓示的な意味を含むモノとして、慎重に捉えるべきなのだろうか‥。この社会において失われつつある「老母性」‥これを危惧し祖母を捜す行為をメタファーとして世の中に警笛を鳴らし‥‥「老母性」って何だ？そんな言葉は無いし、何で英語を挟む？グランマなの？結局、オバァチャンの消息を掴めぬまま電車がホームに到来。彼はオバァチャンドコ？言いながら、電車に乗り込んだ。僕は一つ前のドア口から乗った。発車後、少し距離があるからか彼の声は届いて来ない。彼の口元を見るとモソモソしているので依然祖母捜索は続いているのかもしれない。そうして僕は本を読み始める。電車が２・３駅通過しただろうか‥突然‥おばぁちゃん居た！おばぁちゃんどこ居たの！？お！！見つかった！？良かったねー！！‥ただ彼の周りにはサラリーマンしか見当たらない。祖母のソの字も見当たらない。ドコイタノー？オバァチャンイタ！ダメデショ、イナクナッタラ！言いながら彼は、次の停車駅で降りていった。んんん‥再び、祖母が居なくなる気がしてならない。あるいは彼が祖母からはぐれ続ける気がしてならない。いわば、僕らが置き去られ続ける気がしてならない。‐みずのしま‐

  2008年11月25日

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• アメニモマケズ、メニモノミセル

  11月の24日。この日が何の日か、皆さんご存知だろうか。そう。クリスマスの１ヶ月前である。ああ、唾棄すべき一日があと１ヶ月もすればやってくるのだ。皆さん、ちゃんと準備は出来ておりますか？避難経路は確保されておりますか？今の内から避難する準備を整えねば、これは大変な被害を被る可能性がある。例えば、右も左もカップルカップル、どうにか今夜に決着をと決め込んだ老若男女による、狡知に富んだ陥穽策謀飛び交うワッフルワッフルな戦場の只中に飛び込んでしまう可能性がある。例えば今から、彼氏イナイ彼女イナイ仲間の確保は勿論の事、その彼ら彼女らが、ここ１ヶ月で交際相手を見つけないように、しっかりとスケジュール管理をする必要がある。東にその気がある女が居れば行って友の悪口をある事ない事、むしろ無い事を言い西に好みのタイプであろう女が居れば行って「君の事を嫌いなんだってさ」といきなり振り南に振られた友が居れば「お前は今年は無理だ、星座と魂と前世が悪い」と止めを刺し北に喧嘩をする恋人が居れば「いいぞもっとやれそして別れろ」と油を注ぐそういう人間に、私はなりたくは無いが、仕方が無い。仕方が無いんです。ごめんなさい。山田君。水島君。熊脇君。アメニモマケズ。というか、雨降れ。はっは。

  2008年11月24日

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• 役者　ヤマダムネカズ

  先日、クマノコにドライバーを頼まれた時の話。僕の運転免許はキレイなキレイナゴールドカード、ぴっかぴかです。そんな僕の運転はひっやひやです。ですから、「んじゃ、環八を曲がれば着くでしょ」なんて東京の道路が頭に入ってるわけではなくクマノコナｳﾞｨがいつも頼りなのです。しかし今回はカーのナビに僕らは導いてもらいました。僕は運転。クマノコはナｳﾞｨ操作。と役割分担をして走行。クマノコがいらんとこを押したため目的地指定が音声読み込みしか出来なくなったのです。ナｳﾞｨ操作係クマノコがナビに向かって発しました、僕らの目的地『亀戸』クマノコは「か　め　い　ど」と機械に甘く優しくはっきりと発声してました。ナビが聞き取りました。「海明堂」えーーーーかめいどをかいめいどうと。どゆことだと。そこで僕の登場です。「おいおい、熊脇くん」と「僕は、仮にも『役者』だぞ」と。僕は役者ヤマダムネカズとしてさらーっと且つ聞き取りやすく「かめいど」言ってやりましたよ。はいナビが僕の「亀戸」から聞き取った場所は「光荘」。「かめいど」が「ひかりそう」です。でした。ヤマ

  2008年11月23日

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• 

  鎌倉の話。

  先日、久々に時間に余裕が出来たので鎌倉にふらっと行ってきました。１１月も後半なので、もう紅葉も終盤かな、少しでも残っていたら良いな、ぐらいの気持ちで鎌倉に向かったのですが、着いてみてびっくり、なんとまだ紅葉は始まるか始まらないかぐらいで木の葉たちは大半が青々としていたのです。後で家に帰って今年は紅葉が遅れているんじゃないかと調べてみると鎌倉の紅葉の見ごろは１１月下旬から１２月上旬だったらしく特に遅れているわけではなかったようです。秋という響きから想像する時期は９月から１１月という気がするのでどうも紅葉といえば１０月末から１１月のイメージなのですが実際は１２月に差し掛かっても関東では紅葉が見れるということをなかなかちゃんと見ごろなどを調べたことはなかったので今さら知った感じで、今までもう遅いと諦めていた年ももしかしたら実はちょうど良い時期だったのかなと少し後悔というか、反省していましました。とはいえ、今回の鎌倉は特に紅葉を目的に行った訳ではなかったので天満宮に参拝に行ったあとは、観光というよりは散歩みたいな感じでのんびりお寺に行ってみたり、海を見に行ったり、ご飯を食べたり、江ノ電に乗ったり、商店街を覗いたりして近頃早くなってきた日暮れまで過ごしました。便利で何でもある、といわれている渋谷や新宿だと少し時間が空いて時間を潰すことになると結構どうするか困ってしまうのですが、鎌倉だと時間はゆっくり流れている気がしますが気付けば時間が過ぎている感じで、あっという間です。また渋谷や新宿で時間を潰すには、僕の場合、お金を使って何かするということが多いですが鎌倉では食事以外ではお金を使わなくても長時間居れる自信があります。きっとそれが鎌倉の魅力であって、普遍的な日本の良さな気がします。今年は紅葉は見れませんでしたが、来年は紅葉も楽しめる時期にまたふらっと行ってみたいと思います。 ＫＵＭＡ 

  2008年11月22日

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• アシガボ

  あぁ、足棒だ。足が棒と化してやまない。渋谷で呑んでいたら、終電を逃した。酔いとは恐ろしいもの‥歩いて帰ろう！揚々と世田谷区の我が家へズンズン進んだのだった。そして酔いとは恐ろしいもの‥寒い！れっきとした冬将軍の寒さをちゃんちゃら可笑しがって、２時間強もの時間・距離を震えながら帰ったのだった。着いたら夜中３時‥朝方なのかもしれない。風邪っぴきの病みっ上がり‥喉の痛みが舞い戻っている。頭の痛みも併発している。脚の節々はガクガクしている。嘔吐の気配も感じさせる。マズイ‥翌々日には知人に頼まれたラジオドラマ作家さんによる講演会の仕事がある。病人が舞台に上がっては、何の説得性もない。ナイスなる声も出せない。‥極めて集中して寝よう！３時間しか眠れないが、「睡眠」も栄養というならば、補助食品（サプリメント）を摂る様に、補助睡眠（サプリメント）を摂れば効率良く効果的になんて考え事せずに寝ろ！弱睡の後‥若干の二日酔いを残し、一日を何とか、いなし‥三日目、三日酔いはない。体調もすこぶっている。ただ、脚が棒である。運動不足だなぁ。いや、 歩き過ぎだ。痛い‥そりゃ棒だもの‥人肉に木材がくっついてんだもの‥今、そんな人間だもの。下半身まるでダメだけれど、上半身で素晴らしい講演会にせにゃと意気込んでいる。‐みずのしま‐

  2008年11月21日

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• 冬合戦絵巻　―上巻―

  水曜日から一気に寒くなった。冬将軍が軍配を振り下ろしたのだ。人々は、まるで頭を小突かれたかのように縮めている。それでも風は容赦なく、露出している肌という肌にぶつかってくる。「ひい、こいつはかなわん」寒さが苦手な私なんかは、スタコラサッサと戦線を離脱。取るべきは手柄ではなく暖である。暖を取れるなら、士道不覚悟との謗りを受けても構わない。でもだんだら模様の連中を寄越すのだけは勘弁願いたい。11月も後半に入っているのだ。「まずい！このままだと寒い寒い言っている間に今年が終わるぞ！」私は咆哮した。ただし、将軍達にはばれないように。「寒い寒い言っていると本当に寒くなるから言うのやめれ」と言う様な文句を、誰かが昔ッから言う。暑い場合もまた然り。しかし私の考えは逆である。「寒い！死ぬほど寒い！凍え死ぬ！口から冷たく輝く息が出る！血液が凍結する！一歩踏み出すごとに靴の裏と地面がくっつく！鳥が飛んだまま落ちてくる！バナナで釘が打てる！その為にバナナが不足している！このままでは地球の終わりだ！」などと、トコトン寒い状況を想像して騒ぎまくる。すると、「うむ、さすがにそこまで寒くはないな」と言うように、思考が逆転するのだ。私はこれを「北極論」と呼ぶ事にする。暑い場合は勿論「南極論」である。私はこの「北極論」を持って、冬将軍と戦うつもりである。いざ！いざ！

  2008年11月20日

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• もうすぐ師走　っていいたいけど　未だまだかな

  ２０分やそこいらじゃ、待って座って帰るのよ。あぁその日も、僕は、待ってたねぇ、2本見送っての電車を。次々発電車を待つくらいの気の長さは、中々大勢いるらしく僕の前には二人の人が並んでいたよ。どんな人だったかな覚えてないや。だって前方にそのくらいの人数なら間違いなく座れることは経験でわかりきったことだ。だから僕は、本を読んでいた。かなり、入り込んで読んでいた。お、もう電車ホームに到着してるじゃん。「プシュー」とともに、未だ開かぬドアの前にぐぐっと近づく列。先程の間隔よりもグーンと縮まった間隔。その間隔は「小さくまぇーならいっ！」位になっている。そりゃそうだ。僕だってそうだが列の６～７番目の人は座れるか、座れぬか、それとも座れそうなところを横から来る、ビーチフラッグでもやってたの？ってくらいの人に席を掻っさらわれるかの戦いだ。だから、なんとしてもドアに近づいて「急いで席に座る」という機敏さとも一つ大切な「前に並ぶ民が、　右にいくか、左にいくか　ハタマタ　奥側にいくか、手前側にいくか　この四択のどこを狙っているかを読まなければならない。」という読心術が必要となってくる。なんて、面白い！面白いと思えば日常にいくらでも面白いレース、戦い、遊びが転がっている。まそれはそれとして、その日、僕は電車が着たのでドアに小さく前倣え位の間隔で近づき「山側回避願います」という、暗号的アナウンスと共にスタートを切ろうとした３秒前に後輩から電話がかかってきて電話を右手に持ち電話に出てさっきまで読んでいた本を左手に下ろしたとともにドアが開いたとともに後ろの賊どもがいや闘牛かなんかだろうか駆け込んできて、電話に出ることでスタートが遅れた僕は見事後ろから来る波にのまれ下ろしていた左手が吹っ飛ばされ持っていた本は見事車両とホームの間に落下。あ「あ」本当にこういうとき「あ」って言っちゃうんだなって。当然、もう席は埋まっており僕に声をかける人もいない。呆然と立ち竦む。『立ち竦む』ってこういうことだな。なんて、少しポジティブに捉えてる、自分。そう、日常、ポジティブに捉えようと思えば何だってねぇ。まそれはそれとして落ちたものは電車が発車してからじゃないと取れないらしく動くまで待った。そのときに座るために並ぶことはできず。結果、本を長ぁーいマジックハンドか高枝切りバサミの変形で拾ってもらい、それからまた２０分並んで座って、帰ったのだった。まぁ、本は落としてしまったが命を落とさなくて良かった。長ぁーいマジックハンドか高枝切りバサミの変形じゃ、命は救えないから。気をつけよ。　ヤマ

  2008年11月19日

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• 広島の話。

  今週、まさかの出来事が起きました。「高橋建、ＦＡ宣言しメジャーリーグに挑戦」もちろん、プロ野球広島カープの話です。この時期になると、移籍や最近ではメジャー挑戦の話題でスポーツニュースを騒がせますが、まさか、あの高橋建投手がメジャーを目指すなんて広島ファンの僕にも予想外でした。確かに今年は８勝して、クライマックスシリーズに出るかどうかのドラマを演じたチームに貢献していました。しかし、高橋建投手は３９歳。これまでメジャーを目指した選手では最年長だそうです。もちろん年齢で判断するものではないとは思いますが、それにしても大変な挑戦だと思います。そして何より去年メジャーに挑戦しに渡米したそれまでのエース黒田投手に代わって広島を支えた遅咲きのエースがまた広島からいなくなってしまうのは一番の痛手です。しかし、残念なニュースもあれば嬉しいニュースもあります。なんとあの横浜マシンガン打線で一時代を築いた石井琢朗選手がカープに新加入したのです。これは広島にしてはかなりの大型補強です。名の売れた選手を放出することには長けているカープに野球好きでなくとも名前はしっているぐらいのビックネームが加入したことなんて本当に久しぶりなのです。彼も３８歳という野球選手にしては高齢ですが、横浜を戦力外になり、それでも現役続行を希望して２０年過ごした横浜から広島にやってくることを決断しただけあって他の選手より気合いの入り方が違うことでしょう。是非絶頂期の活躍を広島で見せてくれることを期待したいと思います。来年からは５０年戦ってきた広島市民球場から新球場に本拠地を移し、新たな船出を迎える広島東洋カープ。是非今度はＡクラスにはいりクライマックスシリーズに出場してほしいものです。最後に、来年から新しくカープに加わる石井選手についてネットでいろいろと調べていたら、石井選手のブログを見つけました。結構細かく、広島入団会見の様子はもちろんそれまでの揺れ動く心などもファンに向かって綴ってある素敵なブログだったので是非興味ある方はコチラから覗いて見て下さい。以上、今日は単なる広島ファンの独り言でした。すいません。。。 ＫＵＭＡ

  2008年11月18日

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• 水の島の水の際

  水島義人風邪の為の病床故、本来予定していた『義人、惚れたオナゴは星の数』は無期限延期とさせて戴きます。闘病だ。病いと戦闘だ！がぶがぶとポカリを飲み込み‥カンカンに沸かしたやかんを布団に突っ込んだ。「湯たんぽ」なんてカワイイ代物ではない。今しがたコンロから取り上げたばかり、沸き立てホヤホヤの（カンカンの）湯を内包した鉄である。それを簡易的にバスタオルで包み、布団に突っ込み、そこに熱々に火照った身体を突っ込む。この、顔から下の布団での密封具合はどうだ‥虫の一匹だって忍び込めやしない。万一、忍び込めたとして、程なく死滅する。そうやって高熱を助長さす。どうだ、熱かろう‥ウィルス氏よ。ポカリとスエット（汗）と共に体外へ出て行きなさい。汗をグッショリかき、その度服を着替え‥を繰り返す。メカニズムで言えば、流れた汗と共に風邪ウィルスが出ていく訳じゃないだろうが、そんな気持ちで忍耐強く戦う。翌朝‥昨晩の密封が嘘の様に、大胆な肌露出で目が覚めた。熱は「３６・７℃」若干あるが、元気だ。そして何より元気なのが、お肌だ。スベッスベじゃないか！風邪対抗にと過摂取したビタミン類‥昨夜の激しい戦闘により流された多くの罪の無い汗達‥その甲斐により獲得した、美。美‥って程、大層なもんじゃないが。我が身を少し献身的に面倒見るのも、必要なのだなぁ。インフルエンザである知人から戴いたこの度の風邪‥水際で抑え込めた様だ。健康体で飲みに行ける幸せ、早く噛み締め‥呑み締めたい。皆様、気ぃ付けて下さい。‐みずのしま‐

  2008年11月17日

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• 頭上の空論

  山田には非常に残念な話であるが、世の中に星の数ほど女性がいるならば、男もまた、浜の真砂ほども存在しているのである。そしてさらに残念な話であるが、世の中に星の数ほど女性は、いない。世界の総人口を、仮に、68億人としよう。その中の半分を女性とするのは乱暴ではあるが、事が宇宙規模なので気にしない事にする。世界の女性の数は34億人である。我々の所属する天の川銀河系だけで星の数は（ここでいう星とは英語のSTARが示す恒星に限る事にする）、最低2000億個はあると言われている。因みに、宇宙にある銀河の数は、最低でも1000万個は確認されているようだ。実際のところは何億、何十億、いやそれ以上あるのかもしれない。まあ、つまりはそう言う事なのだ。星の数ほど女性なんていないのだ。夢がないのではない。夢じゃないのだ。星は綺麗と山田は言う。しかし、恒星ではないが、身近にある月を考えてみて欲しい。なるほど、月は綺麗であるが、しかし、接近してみても綺麗と言えるだろうか。ごつごつしてるし、寒いし、暗いし、軽いし、自分では何もしないし、そのくせ波立たせるし、こちらには一面しか見せないし、――そう、まるで野間みたいな奴だ。うるさいよ。女性を星に例えるなんてシツレイな話である。女性は女性だ。我々と同じ人類だ。手が届くところに（つまりは地球上に）、いるのである。ただまあ、爆発したり、衝突したり、謎が多かったりするところなんかは、星と表現するのもあながち間違いではないのかなぁ、とは思うのである。遠くから眺めているだけなら、凄く綺麗だと言う所も。まったく、シツレイな話である。

  2008年11月16日

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• 星の屑

  ある人に「ヤマさん、女なんて、星の数ほどいますから」そういわれた。そうだな。今まで出会った人、街ですれ違う人、電車で隣に座る人間違い電話の人、お店の人これから出会う人星の数ほどいそうだ。うん、僕にだって、うん、そうだそうだ。あえ星の数星の星。星ってキレイだけど手に届かないものなんだよな。届かないのかな。それに、近づいたら、も凄い大きいし、星だし、もうそこにはないただの光だったり。なんか、わっかんねぇけど、でも僕の一番星やっぱ見つけたいな。ヤマ

  2008年11月15日

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• 給付金の話。

  定額給付金、という言葉がここのところニュースを騒がせてますね。詳しいことはわかりませんがどうやら景気の落ち込みを打開すべく消費を増やすため、各家庭に一人１２０００円、老人、子供にはさらに８０００円プラスした額を給付するというものみたいです。今その給付金に収入による制限を設けるのかとか、どういう形でそれを各家庭に配布するのかとか、給付をいつ行うのかとか、といった法案の詳細のところを決めるのに、どうもいろんな人の思惑がうまくいかず決めあぐねているというのが毎日ニュースで取り沙汰されているところみたいです。どうやら僕は覚えていないのですが前にも一度１９９９年に「地域振興券」という名で同じようなことが行われていたらしくこれは各家庭に配布するといったものではなく１５歳以下の子供のいる家庭を主にクーポン券の形で２万円を配布したようです。このときもバブル崩壊後の不況の時期で消費の拡大を目的に配布をしたようですが現金で配布するとそのまま貯蓄にしてしまって消費に回らなくなってしまうといけないのでクーポン券という形にしたみたいですがそのせいでいろいろと手間が増えて思っていたほど消費は伸びなかったみたいです。今回の定額給付金は現金での支給。しかもこの前よりも対象者が多く、ゆえに総額も大きい。株価は低迷しているし、バブル崩壊直後ぐらいの不況といっても過言ではないほどの現状で現金配布して果たしてどれぐらいの消費への影響があるのでしょうか。一説には効果は出なくても、与党の選挙対策として行われるばら撒きだから、お金をあげたという事実があればいいとも言われていますが、僕の実感としては人々の記憶に残るほど、しかも良い印象として残るほどの印象は正直ないというか、これだけまごつかれて配られたお金は渋々財布から渡されたお年玉のようでありがたみに欠ける気がしてなりません。とはいえ、一人暮らしをする若者にとって１２０００円は決して小さいお金ではありませんので使うことは間違いないでしょう。きっと山田は誰かと居酒屋で飲む資金に、野間はおそらく移動時に読む文庫本の資金に、水島は…下手すると山田と飲むときの交際費に消えるかもしれません。僕はというと、まあおそらくはCD代に消えるかと思います。こうやってみると、家族のいる家庭に入る給付金よりはやまのみずは消費に還元する分、この給付金の目的にあった使い方をしている団体だともいえます。が、普段たいした消費をしている訳でもないやまのみず。結局は行って来いというところでしょうか。とりあえず、我々やまのみずはたぶんいや、絶対給付金を待ち望んでいます。選挙で与党に入れるかは定かではありませんがお年玉に見返りを求めてはいけませんよ、麻生さん。 KUMA

  2008年11月14日

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  寄贈～帰贈

  先日１０月の半ば、知人の娘さんが結婚式を挙げた。そんなメデタイ祭事に、やまのみずとしてでは無く、一人の水島義人として関わらせて戴いた。「結婚式のウェルカムボード、描いてくれないか？」そう、娘の為にと知人である父親から、頼まれた。「一筆描いてよ」その知人である父親の後ろから、ヒョッコリ顔を出した知人である父親の妻である母親（知人である）からも頼まれた。「あ、良いですよ」出た！僕の易請け合い。そもそも『ウェルカムボード』って、何だべか‥？実体も知らぬまま、ＯＫし、翌日ご両親から真っさらなコルクボードを渡された。‐結婚式場、受付の所に立席者を迎える形で新郎新婦２人の『ようこそ！』という気持ちを表した看板‐これこそが『ウェルカムボード』である。新たなの２人の人生の始まり‥しかも、その入口である。何だ‥何故そんな大役を‥ある意味、門番を‥僕に‥？僕の‥何だ？何りょくだ？祝い力‥？出迎え力？コルク力？とにかく何力かに期待され、頼まれたのだ。こりゃ応えにゃならん。コルクとこれほど向き合った事はない‥程、向き合った。何か良い案が浮かんでくるのでは‥と。その娘さんとは面識は無い。勿論、婿さんとも無い。何だ、この状況は‥当人を何も知らない。知るのは、その娘さんの両親。よく話し、ガサツだが、よく笑い、ユニークな父。大人しいが、冷静でズバリものを言い、よく夫の言う事に笑う母。んん‥この絶妙バランスの夫婦の娘‥か。何だか、コルクに描くべき文字が、浮かんできた。‥というか、浮かべてみた、文字を。そして出来たのが、これだ。何と手作り感に溢れた‥ものだろか‥とにかく出迎え感が、飛び出す様な‥弾ける様な‥と、理想はそんなだったが、出来たのはこんなだったが‥。ネットで、市販されてるウェルカムボードを見てみたが何だか、ガラスにサーッと名前が刻まれた様なものや、黒いバックに金箔でサラーッと書かれたものとか‥まぁ‥申し分なく‥素敵でカッチョイイのだが‥ハンドメイド溢れたものも、まぁ愛嬌あって良いかな‥と（これは主役２人が判断することだが‥）そして２人に贈った。１０月の結婚式かぁ。神無月‥神様の皆様、鳥取に行かれてるだろうに‥神前式は何の御前で行うのだろ‥？なんて疑問をぼんやりさせつつ、１１月になり‥神々も帰宅し‥今日、そのお２人から御礼が届いた。『素敵なボードを描いて下さり、有難うございました。お蔭様で楽しく忘れられない結婚式が迎えられました。』という有難いお手紙と一緒に‥内祝いなんて戴いてしまった。んんー、こりゃお酒かしら？そうウキウキしながら開けると‥お！カルピス‥？いや、違う様で‥ななな！！なんと！！綺麗な瓶の、ミネラルウォーターだそうです！その名も『ジュエリーウォーター』。何と、あんなハンドメイドなるコルクボードが、こんなキラびやかに帰ってきた。どんな高価な味わいやら‥んー‥飲めない。勿体なくて、飲めない。飲めば体がキラキラするのだろう。血も涙も鼻水もまばゆかろう。こりゃやはり飲んだ感想を添えて御礼をしよう！慶事に携わらせて戴き、なおかつ幸せのおすそ分けを戴いて‥なんて僕は幸せなんだろう‥感謝である、本当に。おめでとうございます。末永くお幸せを！‐みずのしま‐

  2008年11月13日

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• 危ないドア

  「あぶないあぶない！」クタクタになりながら電車に乗っていた時の事である。駅の階段を駆け上がり、「あぶないあぶない！」と言いながらおばちゃんが電車のドアにガッコンガッコン挟まれた。電車に乗っていた私は唖然とした。なぜ危ないと分かっていながら（しかも口に出していながら）、このおばちゃんは駆け込み乗車をしているのだろう。今し方口から発した危険のサインは誰が為のものか。このおばちゃんに問いたい。「あぶないあぶない！」という台詞の裏には「あぶないあぶない！（けどアタシは行く女。それがアタシの美学）」というコンテキストがあり、おばちゃんをおばちゃんたらしめる信念のようなものに裏打ちされた行動なのだろうか。あるいは「あぶないあぶない！（ドアがアタシによって破壊される！あの時の義男のように！）」といった、無機物に対するおばちゃんの思いやりと、それに付随する悲しくも憎らしい思い出による行動なのだろうか。まあ、何にせよ肯定は出来ない。日本は「駆け込み乗車はおやめ下さい」国だ。 と、口を尖らせている私自身も電車のドアに挟まれ「憤怒！」とこじ開けた事がある男なので、あまり偉そうな事は言えない。その私の経験則から言わせて貰えば、電車のドアはとても重たいので、挟まれてはいけない。しかしそれでも尚、挟まれてしまった人々は、「ここだ、ここで閉めるんだ！」と乾坤一擲ボタンを押した運転士さんと、日夜整備をしている整備士さんと、柔らかいゴムを取り付けることに決めた設計士さんに感謝をしつつ謝らなければならない。きっと彼らは、あんまりにも駆け込み乗車が減らないものだから、「いっその事、ドアを刃状に換えねぇ？そして寸断しねぇ？」なんて仄暗い事を密談しているに違いないのだ。ごめんなさい。それだけは勘弁してください。駆け込み乗車は、ダメ、絶対。

  2008年11月12日

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• 過ぎ去ってしまえば

  申し訳ございません。ブログアップが遅くなってしまい。お昼に水島くんから「‥あれ　まずもって人の事言えないけど　１１日のblogは‥？」というﾒｰﾙが届きまして、驚いた。だけど僕は、確かに昨日そう１１日の内にブログをアップしたはずなのだ。ん～しかし以前、ブログは、次の日の朝までにはみなさまのお手元で読んで頂けるようにするぞと意気込んでいてのこれ。がっかりされた方、お怒りの方、期待されていた方申し訳御座いません。でも、確かにアップした記憶が…「人の記憶なんて」よりも期待薄な僕の記憶なのですが確かに記憶が…往生際が悪いです。この楽天ブログシステムに「下書き」というものがあり下書きして保存しておける機能があるのです。そして、書き上げアップするとき「公開する」をクリックすればいいのですがその「公開する」のとなりに「下書き保存」というがあり、僕は間違えて「下書き保存」をクリックして「公開する」ではなくて「後悔する」方を選択したのかと思いました。でも、そうならないようちゃんと「公開する」クリックした覚えが…「人の覚えていることなんて」よりも不確かな僕の覚えですが…まぁそんな思いで今帰宅しますと、確かに、アップされていないのです。んじゃ、下書きかいと見てみると、下書きもされていないのです。なーんでか？昨日の記憶やら覚えやら、なんやらゆめか？いやいや、僕は１１月４日のときのことをアップしようとしたんだ。あ？と、思い、１１月４日のブログに遡りますとちゃーーーんとアップされていたのです。『１１月４日』を１１月１１日２３時１３分１１秒にアップしていたのです。あー４日にあったことを下書き保存していた僕がそのまま『４日ブログ』にアップしてしまったのです。遡ってみていただけるとお分かりになると…って、んながーーぁーーくっいいわけをしてしまいましたが、僕のミスです。申し訳御座いませんでした。ヤマ

  2008年11月11日

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• 嫌いな話。

  僕という人間を知ってもらううえでかなり序盤に個人情報として他者に提示するもはや個性といっても過言ではないこと。それは「カレーが嫌いである」ということ。もちろん、このブログでもだいぶ早い段階でこの情報は日記に書かせてもらったと思います。あまりに初期だったため、途中から読んでいただいている人には知られていないかもしれませんが。。さて今回は何故カレーが嫌いなのか、ということではなく最近僕を取り巻くカレー事情が変化してきていることについて書きたいと思うのです。そもそもカレー嫌いは世間では絶対的少数派。「カレーが嫌いなんです」と発言しようものなら「え？なんでなんで？」の質問攻め。そのくせ自分の頭にカレーが嫌いという思考がないためか次に会ったときにはすっかりそのことを忘れて平気でカレーを出されることも珍しくありません。しかし、ここ１、２年僕の周りに同じカレー嫌いな人が増えているのです。類は友を呼ぶ、というわけではないでしょうが仕事で行く先行く先に、「僕も、私も」という声を聞くようになったのです。これは僕にとって嬉しいことで仕事柄、劇場入りした初日などは、公演スタッフはご飯を買いに行く暇がないほどやらなければいけないことがあるため、たいていは劇団さんからお弁当をいただきます。今までだと、劇場入り前日に劇団の制作さんの元に行き「すいませんが、私カレーが食べれませんので、それ以外のお弁当でお願いします」と報告していたのです。それが劇団内に一人カレー嫌いがいてくれると万が一、制作さんにカレー嫌いを伝え忘れていてもお弁当にカレーが出てくる心配がまずないのです。それどころか、カレー嫌いの人との共感度といったらかなりのものでそれだけでだいぶ親しくなれる確率が高まります。これは人見知りにとっては願ったりのコミュニケーションツールなのです。カレーのどこが嫌いなのか。いつ頃からダメになったのか。カレーは手抜き料理だ。ハヤシライスなら全然食べられるよね。などなど、カレー談義はカレー好き以上かもしれません。どこが嫌いかに関しては、ホントに人それぞれで・ジャガイモのゴロゴロした感じがダメ・なんかどのカレーも水っぽい・生理的に受け付けない・親の作るカレーに何でもかんでも入れられてて毎回違う味だったので等々、話を聞くたびに感心すら覚えます。とにかく、この僕の周りで起こっている増加現象が一過性のものではなく、今後も続いていってくれることを願うばかりです。皆さんも、もし周りに「カレーが嫌い」という人が現れたらただ驚くのではなく、カレーのどこが嫌いなのか聞いてみてください。もしかしたら、面白い理由が聞けるかもしれませんよ。 KUMA

  2008年11月10日

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• 路の中途から

  よりよい三十路を歩む為‥なんていって、男２９歳‥「そろそろ始める行為」を色々考えた。〇育毛トニック有難い事に、面積に対する生え率は、未だ高い。為、未だ早いな。〇ゴルフ金銭的観点から、抜本的に無理‥未だ早いな。〇株式「株式」とは社会経済の流れを先読みする事だ‥と最近理解‥家計に喘ぐよりも、社会に喘ぐ大きな視野を持ちたい！という闘志は燃ゆるが、投資は未だ早いな。〇写経良いかもしれない。心のブレが穏やかになりそうで。綺麗な「字」が書ける人は一目置かれるものだし。‥とりあえず手始めに‥「あ」～「ん」の書き方から始めようか。〇養命酒‥早いな！もしか我が子を授かり、養育が一通り済んだあたり‥五十路か。〇あやとり‥ボケ防止かよ‥一日の大半をベットで過ごす様になったら‥だな。早いな。などと、候補を挙げ、遂に抜擢されたのが「青汁」だ。マズイがおかわりを催促する‥今やそんな時代ではないらしい。飲みやすく美味しい、らしい。から早速、薬店でリーズナブルでも何か栄養分高そな‥「クロレラ」の粉末を購入。毎夜湯に溶かし、深緑を摂取している。抹茶の様でなかなか美味しいので‥現在一週間が過ぎ、こりゃずっと続けられる自信がある。身体に変化は、未だ無い。でも一年位経てば、こんな僕でも光合成出来る様になるのかもしらん‥と、これからの太陽エネルギー時代に、ある種の期待を寄せている。なんてまあ来年日なたを悠々歩める様、今二十九路を模索し、草分け、踏み固め色々と自然体で生きたいのである。‐みずのしま‐

  2008年11月09日

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• 書を捨てよ、スキップしよう

  東京の真ん中でスキップをしてみたのだ楽しい事があったから飛び跳ねてるのじゃなくて跳んでるうちに楽しい事が起きやしないかって人を殴りたいから恨む、みたいな、結婚するから愛してる、みたいな、アタリを出すために何度もアイスを買う、みたいな、そんな倒錯スキップはきっと「よし、スキップをしよう」とか「ここだ、ここでスキップだ」とかじゃなく本当はもっと本能的な動物的な反作用ラッタラッタ恥ずかしい「スキップしてませんよちょっと躓いたんです」始めはそんな感じでラタッと跳ぶ僕の知り合いの嫁さんが夜中に泣くんだそうだ「貴方が何時か死んでしまうと思ったら悲しくなった」と嗚呼、面倒くさい人ですねェと思いながらしかし心のどこかで物陰に隠れていた小さな自分が「ガタリ」と立ち上がった、気がしたそいつは必死に小さな鐘を　カンカンカンカン叩いている「スキップせねばいかん！」僕は急に思った「皆スキップをするべきだ！」ラッタラッタラッタッタどれくらい振りだろう　スキップなんてラッタラッタラッタッタ世界が小刻みに揺れている訝しい視線を送る　道行くお嬢さんも揺れているそういえばスキップが難しくて出来ないと、嘆いている女の子がいたっけなぁあの子も今では難しい顔をして「スキップなんて恥ずかしくて出来ない」なんて言うのだろうか 暫くラタラタと跳び跳ね回ったら、ひどく疲れたスキップは有酸素運動なのだ健康にも良いラッタラッタラッタッタ花に嵐のたとえもあるぞさよならだけが人生ださよならだけが人生ならばここぞと僕はスキップしよう

  2008年11月08日

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  ひとのぬくもり

  昨日、『東海道四谷怪談』で大変お世話になった田宮伊右衛門役を色気たぷりで演じられた役者、伊原農さん（劇団ハイリンド）（みのるりさん）のお家にお泊りさせていただけることになったのです。その経緯と致しましてまぁいつものように呑みに呑んでからの三件目のお店『ＨＵＢ』～English Pub HUB～にて、カウンターでドリンクをオーダーする時「９６度のウオッカ『スピリタス』」に惹かれ、お姉さんに注文すると姉　「呑み方はどうされます？」ヤマ「えーー　ロックで。」姉　「………」ヤマ「まずいですかね？」姉　「とても強いお酒でして」ヤマ「はい、…普通はどのように飲むのですか？」姉　「あまり頼まれるお客様はいません」ヤマ「あー…でも興味があるんで」姉　「ではロックでよろしいですね？」ヤマ「お願いします」姉　「ライムかレモンお入れになりますかね？」ヤマ「そのほうが、無難ですかね？」姉　「そのように思います」ヤマ「じゃあ、レモンで」と渡された９６度の飲み物。テーブルでの回し飲み「ふあﾜぁわわーー」と、リアクション合戦になる中意外と美味いと思えてしまうくらい口も食道もおのれ自身もおバカになっていた山田宗和終電になんか気にも留めず呑み漫喫にでも行こうかなと思っていると「ウチ来なぁ」とやさしいやさしいみのるりさんとその奥様はざまみゆきさん（劇団ハイリンド）（みぃさん）お二人は２００８年１０月２５日に結婚式を挙げた新婚ふぉやっフォヤなお二人☆その愛の巣へ「結婚後初めて来るのがムンだよ」と、なんて迷惑なヤツなと誰かにつっこまれそうですがお二人は、本当に快く僕を迎えてくれました。ギャーギャーわーわー言う僕、ほッんと甘えさせていただきました。なんか、幸せでした。こんなに甘えてしまい、『家族』というものを感じてしまうほどとても落ち着かせてもらいました。ビールからおつまみお布団には寝る直前まで布団乾燥機にてぬぅっくぬぅくのお布団準備をして頂きそしてすんばらしいお土産までいただいて朝はみのるりさんのギター＆ソングで目覚めを頂きみぃさんのめちゃんこ美味しい朝食を頂きそれから念願のみのるりさんのバイクの後ろに乗せてもらい送ってもらいました。初めてのニケツ自転車とわけ違う。風になりました。「ちゃんとつかまりな」と、いうみのるりさんに僕はメロメロとなりヘルメット五回ぶつけて「○○○○○」のサイン、送っちゃいましたよ☆テヘ。やっばい、とても幸せだ！ありがとうございました。僕もあんなおもてなしが出来るでっかい器の人間になりたい。ヤマ

  2008年11月07日

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  宝塚の話。

  ここのところ仕事漬けでなかなか芸術の秋らしいことを出来ていなかったのですが今日、ひょんなことから手に入ったチケットで宝塚歌劇団の雪組公演を観劇してきました。学生時代は何度か足を運んだことがあったのですが2001年に改装してから、東京宝塚劇場に行ったのは思えば今日が初めてだったみたいです。線路をくぐればもうそこは銀座という立地。周りには帝国劇場、日生劇場、シアタークリエなどの大劇場や日比谷公園、帝国ホテルなどなど豪華な建物が連なります。そこに引けを取らない佇まいで建っている東京宝塚劇場。その建物の中は、経済危機や株価の下落の声は皆無。小さな電球が眩いエントランスも1つの球切れもなく、床は自分の足音が聞こえるところのほうがまばら。そこにいる人たちもどこか余裕があり、自分に居場所がないというか、浮いているという感覚を久しぶりに味わいました。内容も昔と変わっておらず、絢爛豪華。次々に繰り出される舞台機構の緻密さ。細部まで隙のない衣装。いつも思うのですが、宝塚というものは演劇や芝居といわれるものとは全く別の「宝塚」という１つのジャンルを確立しています。今回は1部がショー。（歌と音楽とダンス）30分の休憩後、2部がミュージカルでしたが僕が一番感動というか、懐かしさを感じたものは2部のミュージカル終了後のカーテンコール的に行われるレビューです。見たことがある人も多いかとは思いますが孔雀のような羽を頭やら背中につけてミュージカルの内容とは関係なくラインダンスを踊り最後にはお馴染みの大階段が登場しそこから出演者が続々と降りてきて最後の挨拶というやつです。スターになればなるほど羽は大きくなり、最初のほうに出てくる若手の出演者はあれを目指して日々稽古してるんだなぁと何だかしみじみしてしまいます。まあとにかくどこを切っても同じ絵柄の金太郎飴のようにどこを見てもデコラティブ、ブルジョアジーを感じさせる宝塚。またしばらくしたら行ってみたいな、と思った空間でした。あ、最後に立ち寄ったトイレでも宝塚のこだわりを発見しました。さすが、決まってます。 ＫＵＭＡ

  2008年11月06日

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• 記しの日

  友人の御子息の２才の誕生日を祝ってきた。御宅に着くと、６月に５才になった兄、本日２才になった主役が、ニヤニヤしながら迎えてくれた。友人である僕より１３才違うその子らの父と、あの時はあーだったこーだった‥と、話す。呑む。５才の子がお酌をしてくれる。呑ん兵教育がきちんとしている。２才の主役は、恥ずかしがって母の後でチラチラ伺っては、ニターっと笑う。２児とも生まれたその時から、いや、生まれるその前から見てきた。毎年欠かさないで誕生日に出向く。電話も良い。プレゼント送るのも良い。でも、毎年（下手すりゃ毎日か‥）育ちゆく２児を直に抱っこし、じゃれあい‥２人の重さと温度と柔らかさを確かめる。これは僕が彼らに贈った「アンパンマン」の玩具と「トミカ」よりも、大きな嬉しいプレゼントだなぁ‥逆に貰えたな‥と、子供達に会うたび実感する。「まだねたくないなぁ‥」と母と寝室に入っていった子の顔を思い出し、ニターっとこちらは大人のネットリ笑顔で、酔いどれ帰路を辿った。おめでとう。よく育て！ありがとう。‐みずのしま‐

  2008年11月05日

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  人は、追い込まれると、なんだってしてしまうものなのか。

  野間が前々回の日記で記したように１１月４日に野間とバカに美味くないラーメンというかニンニクにやられて、しかし無駄に満腹感にだけ満たされて家路に着いたがやっぱりハングリーやまだ。そこで、気の利いたお惣菜でも買いにいこうと近くのスーパーへ自転車で一走り行こうとしたが鍵がない。「所定の位置に置きなさい」２７年間言われて来た事が身に沁みる。しかし、いつもならば、リビングのテーブルに置きっぱなしになっているはずだがない。それならばと、今日着ていた上着の？え上着着ていたか？自転車に乗ったとき？あれパンツのポケットか？ん？何のパンツ穿いてた？思い出せない。「さとこさんワシは飯喰ったかのぉ」思い出せない。そうなってくると焦る。恐らく穿いていないだろうパンツ、着てはいなかっただろうコートのポケットまで探す。毎回大抵、これで見つかる。しかし、ない。となるとカバンか。はどのカバンよ？一つ一つ内ポッケ外ポッケえっさ、ほぃっさでーもないのだ。カナリ焦る。もしや自転車に付いてるんじゃ？だがない。もしや自転車に付いていてそれを人が見つけて「あームシャクシャする！！えい！」と放り投げたんじゃ？なんて妄想まで膨らむ。他人の所為にするなんてなんてこころの狭い男だ。部屋の隅々。僕の部屋、妹の部屋、リビング、トイレ洗面所まで探してもない。あーーーやっぱり鍵だけ抜いてその場でポケットをすり抜けて地面に落ちてるんじゃ？とまた玄関に行ったり部屋戻ったり、リビング見たり…。６回くらい同じパンツ、上着のポケットを弄る。するとわかるであろうか缶を空けた時の『残りフタ』である。なぜそれがそんなところにそれは「鍵師になれということ」の暗示に従い鍵穴に入らない。無理だ。僕は諦め妹に「ごめん」とメール。ぼくは、返信を待つ間怖くなって残るはここしかないとゴミ袋のなかを探しました。妹からの返信は「昨日はあったよ。自転車に付いてるんじゃない？」と、お怒りではないような。。。一安心して所定の位置を見てみるとその棚の下にちゃーんと鍵が落ちていました。なにがちゃーんとだなーんだ。こんなところか。人は追い込まれると全く考えも付かない行動無意味な行動をとるものなのですね。自分を見失いたくないですが、今回は面白いくらいにぐるぐるしました。１時間半。ぐるぐるするくらいならいいですが同日１１月４日に逮捕された小室哲哉容疑者もぐるぐるしてやってはいけないことをしてしまったのでしょう。ひとりでぐるぐるする前に落ち着いて、一息ついて誰かに話せば、違う道が見えるんじゃないのですかね？でも何も周りが見えなくなることもあります。そんな人に手を差し伸べれる自分でありたいな。ヤマ

  2008年11月04日

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• 酉の市の二人

  山田に誘われ、連れ立って花園神社の酉の市に出掛けた。新宿歌舞伎町に有るとは思えぬ程静かな花園神社ではあるが、市が立つとやはり、打って変わって賑わいを見せていた。焼きそば、ジャガバター、射的、金魚掬い（金魚救い）、イカ焼き、お好み焼き、射的、焼きそば、今川焼き、焼きそば。「コンビニの隣にコンビニ」程ではないにしろ、なかな商売敵な店が近所に並ぶ。山田と二人、陰気な顔して見て回る。「あ、あれ食べよう！」「キャア！明日の体重計が怖い！」なんて賑々しい女学生的乗りは一切無い。ただひたすらにムッツリと冷やかして回る。「嗚呼、夜店の食べ物は、なんて手を出し難いのだろう…」祭り価格、とでも言うべきか、三割り増しから五割り増しで並ぶそれらに、私も山田も閉口する。「ビールが５００円だって！信じ難い！」と山田。無類の酒好きが怒髪衝天している。山田はいつだって酔いたいのだ。己に。私は毎時貪欲で、山田はいつだってハングリーだが、我々はいつまでも財政難だ。「そこそこ食べたい」程度では、二人とも首を縦には振らない。例えそれが特別な場所であったとしても。毎日のご飯だって「最悪、食わないで良い」と高楊枝。私も山田も武士なのだ。武士が背中に憑いている。不躾だ。さて、そんな奉公先を持たざる浪人二人、一度は拝殿に向かったものの、「やはり大鳥居から入ろう。手水舎で手も洗わねば。一旦出直そう」と大鳥居へ。その側では、私も山田も馴染みではない「見世物小屋」が開かれていた。入り口で大仰に座っている若い男が「蛇女です。蛇を頭から齧る蛇女」と謳っている。（狼男が半人半狼なように、蛇女は半人半蛇なんじゃないかなァ、ラミアか、或いはメドゥーサのような）しかし、最早私の中で見世物小屋は「小説や映画の中のもの」と位置づけられている。その外観と存在を確かめられただけでも、儲けものであった。その後、参拝を済ませ、一通り花園神社を見て回り（しかし、手水舎は見落としている）、酉の市を後にした。浪人二人はるろるろと歌舞伎町を流浪する。「おっぱいおっぱい」と男性に声を掛けられつつ。「アニキ、おっぱいどうですか」とか言ってくる。「おっ、それじゃあ一杯」なんて言うか！馬鹿め！下ネタはやめろ！あまりにムシャクシャムズムズモゾモゾした二人は、結局腹ごしらえをすることに。新宿をこれでもかと練り歩き、食べ物屋を捜す。暫く歩いて、雰囲気のあるラーメン屋に入った。入るにした決め手は、ラーメンがこの世で一番好きそうな顔をした男性が我々を押しのけて我先にと入っていったからだ。これは美味しいに違いない。祭りで使わなかったのはこの時の為！いざ！いさ！とばかりに、二人ともチャーシューラーメン８００円を注文。山田は強欲だから、ニンニクなんかを追加して入れていた。そして一口食べたラーメンに二人とも閉口。「こりゃあマイッタ！」どこまで行ってもニンニクだなァ。山田なんかはニンニクすぎて気息奄々たる有様になっている。ここにしようと始めに言い出したのは私であるが、当然私は山田のせいにした。罪を擦り付ける。一蓮托生だ。故に、一連ちくしょうだ。がっくりと肩を落としながら、夜の新宿を駅に向かい歩くニンニク臭い二人の影。嗚呼、祭りで使えば良かった――まさに、後の祭りである。『酉の市　酔うに酔われぬ　宵の口』　　野間氏詠む

  2008年11月04日

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• 文化の日

  と、タイトルにしてみたが、文化的なことはしてない。ですね。ん？文化ってなんだ？ただ、今日から、買うだけで半ば満足していた本、たちを読もう！と決めました。怠惰な自分を甘やかしていては何も生まれやしない。「楽に過ごしていていい道を歩んでるんではないはずだ　このままでいいのか」なんか、昨日ブックオフにいて欲しかった本を手にして思いました。おまけに、風邪なんかもひいてしまい、今僕が、すっ転んで、前歯なんか、かーんって折れてそ前歯を、拾ってなめたら、「龍角散の味がする」くらい、のど飴をなめ続けています。でも、医者に行ったので大丈夫です。最近、病院にかかりっきりです。実は、この前の『東海道四谷怪談』を終えるや否や、口唇が荒れだして『ひとり口唇お岩さんの祟り』になってしましました。もしや、ヘルペス？とやら？と思い、病院に行くと虫眼鏡を持ったおじいちゃん先生に「皮膚科が見たら、これはヘルペスとはいいません。」と言い切られました。「何かの外傷によるものですね。火傷や傷つけた覚えはありませんか？」と、問われましたが全く心当たりがなく『ひとり口唇お岩さんの祟り』が、病名？診断名？ですかね。あやふやなまま、処方された薬で２日で治りましたけど。まぁ、脚も、もう一息って感じで今、通院で、マイクロ波たるものを当ててもらっています。コウ、身体やメンタルが落ちる所まで落ちたのであとは、上がる一方のような気がするのです。どうしても自分に甘い僕ですが何とか何とかしようと思います。ひとつの文化を築く人になってやる！ヤマ

  2008年11月03日

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• ハロウィンの話。

  今日、帰宅途中の電車内で携帯でニュースを読んでいると「ハロウィンに少年射殺される」というショッキングな見出しを目にしました。携帯でニュースを読むとき、見出しの１文でそのニュースの内容がどんなものか想像してから記事を読みますがこの記事に関しては見出しだけではどこのニュースなのか、どんなニュースなのかわからなかったので、とりあえず記事を開きました。記事の内容は、皆さんもご存知かもしれませんがアメリカで１０月３１日のハロウィンに近所の家にお菓子をもらいに行った少年が、強盗と間違われてドア越しに射殺されてしまったというもの。ハロウィンの本場、アメリカでこんなことがあるんだろうかと思ったのですが、詳しく記事を読んでみると誤って撃ってしまった容疑者は、以前に自宅に銃を持った強盗に入られたことがあったらしく今回も強盗と勘違いしてしまったということらしいのです。一方射殺されてしまった少年は、弟と父親と一緒に仮装をして容疑者宅を訪問していたらしく二十数発もの銃弾を家族の前で受けたということにまります。このニュースは被害者はもちろん容疑者にも何だかお気の毒な事件な気がします。もちろん撃ったほうは容疑者と呼ばれてしまうわけですが殺意はなかったというか、正当防衛的な感覚で銃を撃った訳で、一度強盗に入られたトラウマがある人としてはハロウィンといっても変装をした人が家にやってくれば怯えてしまうのは仕方がなくも思えます。とはいえ、お菓子をもらうはずだった少年がまさか大量の銃弾をもらうことになるとは悲劇です。このニュースを聞いて一番感じたことはハロウィンというイベントはアメリカでメジャーなものなのかということです。日本でも今、伝統文化、例えば秋田のなまはげなどは参加するなまはげ役の若者が年々減っていて苦労していると言われています。また他人の家にあがりこむと言う行為もプライベートを尊重する今、疑問視されてきていると聞きます。これと同じようなことが、アメリカのハロウィンでも起こっているのではないか、と老婆心ながら、今回のニュースを聞いて心配になってしまいました。確かにプライベートの尊重は大切だと思いますが１年に１度くらいはその垣根を取り払って打ち解ける日があったほうが結果的に地域の安全を守ることに繋がる気がするのですが…。これも時代の流れなんでしょうかねぇ。そんなことを考えさせられました。 ＫＵＭＡ

  2008年11月02日

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• 僕買導

  『大北海道展』初日‥新宿で山田と待ち合わせをし、高島屋へと向かう。こういう時、同じ方向へ歩む人が皆、ソコへ行くんじゃないかと思う。そして程なく高島屋‥いざ１階入口より堂々入店。‥！！入るやいなや、いきなり僕は感嘆した。『っ‥！！‥！！？！』簡単な息しか出ない。我らが堂々の入店を果たしたのと同時に、僕の鼻に堂々入鼻したモノ‥『海産の匂い』だ。ははーん、なるほど‥溢れてるな‥北の幸な奴ら‥北に吸い寄せられるかの様に、エスカレーターでＢ１へ向かう僕。『え？下るの？』と山田。「うん。‥あれ？違うっけ？」『１１階でしょ。』‥あれ？この匂いは‥？高島屋さんゴメンなさい‥名だたるブランド類より勝手に物産の匂いを嗅ぎ取りました。気を入れ直し、エレベーターを待つ。『いやあ、混んでるかねえ』「初日だしねぇ～、新鮮だもね」なんて待ってるとエレベーターが上がって来た。扉が開くと大勢の人が‥『賑わってるねえ～』「やはりね‥んもぅ列んでるべさ！」フツフツと気持ちも高ぶりだし‥フッと階数ボタンを見る‥「８」「９」「１０」「１２」「１３」‥１１階押されてねーっっ？！人気ねぇーーーのっ！！なんだょ、ガックリだぜ‥東京人！‥東京人？‥本当に東京じぃん？田舎有るんじゃないの？本当はぁ～‥気取ってんじゃないのぉ？本当は１１階降りたいんでしょぉう？ん？ねぇ、東京‥チーン‥‥１１階だ。扉が開く‥降りたのは我らだけだった。「あ～あ～あああああ～ぁ♪」さだまさしさんのかの有名な富良野ら辺の歌に迎えられる。おおー！賑わってるじゃん！ぅほほーーーぃ！！！北海道の色んなお店が軒を連ねてる。まぁ見たことないような店の名物も多々だけれど‥何か懐かしぃ、気にさせる。山田に『っへー、ここ知ってる！？』なんて聞かれる。「ああ懐っかしーいなぁー」と答える。知らない時は「あぁ‥自分上京した後で、流行ったんじゃん」と、筋違いな先輩面でまかり通す。何だかんだと僕はひたすら懐かしさに浸り‥山田は借りてきた新潟の猫の様に、異国を目で味わっている。せっかくだから何か買おう！「あ、ウニ瓶だ。」ウニのペーストが４種の中から、３瓶で１０００円‥なんか安い！下さいな、とおばちゃんに話し掛けると『ご飯でもスパゲッティでも何でも合うからね』と、いきなり木のヘラでウニペーストを我らの指に塗り付けてくる。嘗める、値の割り美味しいじゃん！やはり、買います！『ね、これはホタテ入りね。甘いんだから！』塗り付けられる。嘗める、これ好きだなあぁ！買いますわ！『他所じゃこの値じゃ買えないんだからね』なんかキレ気味だ、で、塗り付ける。カズノコ入り、山田旨いと言う。うん、買いますから‥『粒のまんまね、これ！どれ？好きなの？ねぇ！』塗り付け‥買うわっ！旨いもん！散々指にウニ振る舞われ‥粒の、ホタテの、カズノコの、３種３瓶を１０００円で買った。すると、『これこれ‥これ旨いんだから！日本の３大珍味の一つだ、ほれ』と羊羹の様な１０センチ角程のウニの塊‥『量りに乗してみな、値段解るから』電子量りに乗せる‥（少量‥ん万円‥《正確な値は忘れた‥》）！！！高っ！『クラブとかスナックのママが買いに来るの！ほら、特別だ、ほら！』と指に振る舞われた。ぅわー‥濃厚～スゲェ‥『お金出せば、あんなのより（さっきの３瓶）ぅんまいの買えるの。ね！お金持ったら買いに来なさい！』完全におばちゃんに舐められたが‥贅沢ウニは嘗められて良かった‥。その後、おばちゃんに気に入られたのか、鮭の粕付け３切れ「８５０円」を「５２５円」で売って貰えた。‥上手く乗せられたのか？それから濃厚牛乳ソフトクリームを食べ、美味さに仰天し、懐かしの『みそパン』をお土産にした。それから数日後‥鮭の粕付けを焼いて戴いた。ぅまい‥本当に、とてつもなく、旨い！ウニも色々使えそうだ。みそパンは、すぐさま食べ消えた。幸せな環境で生まれ育ったのだな‥僕の食べる幸せを培ってくれた北海道が、更に愛おしく思えた大北海道だった。 な‥長い‥文ですみません。あ‥愛‥かな‥‐みずのしま‐

  2008年11月01日

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• 県

  「大埼玉展」など未来永劫にない。なぜなら、埼玉県人は故郷の名前の前に「だ」の言葉を付けないからだ。理由を記す必要はないだろう。もし「大埼玉展」なるものが催されていたとしたら、それは埼玉県民によるものではないと断言しよう。埼玉県民は、自分を貶める時にはそのような小賢しい手は使わない。正々堂々と、卑下してみせる。「埼玉は、東京にもなれず、山犬にもなれぬ、哀れで醜い可愛いわが娘だ！」「お前に埼玉が救えるか！」まあモロとアシタカのそんなやりとりはさておき。埼玉といえば「彩の国」というキャッチフレーズである。全国の都道府県にも色々あるだろう。しかし、どうやら県のキャッチフレーズとして正式に認定されているのは、この埼玉県の「彩の国」だけらしい。これには少し驚いた。あの素晴らしい「うつくしま、ふくしま」や北海道の「試される大地」などはかなり有名であるが、これらも正式なものではないらしい。ざっと調べただけなので正確な事はちょっと分かりかねますが。しかし、改めて県のキャッチフレーズを見てみると、結構トンデモなものもあって面白い。中でも私が気に入った物を三つあげて、今日はお別れとしよう。 ・滋賀県「夢～舞めんと滋賀」 ・香川県「パスタはイタリア、ウドンはカガワ」 ・岩手県「銀河系いわて」 いやあ、岩手は良い。素晴らしい。おそらくは宮沢賢治なのだろうけれど、しかし、良い。銀河系。

  2008年10月31日

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• 反省の弁。

  という訳で山田の言うとおり、29日の日記を完全に忘れていたKUMAです。今日ブログを覗いてくれた方、申し訳ありませんでした。やまのみずきっての時間厳守男である僕が、次の日の昼下がりにしれっと日記をアップする水島や、早朝にアップするため、度々日付が一日ズレている野間や、飲酒によるヘベレケにて携帯を落とし、日記をアップ出来ないことがままある山田をさしおいてアップしそこなうなんて、そうそうあることではありません。元来、『学生時代から遅刻するぐらいなら欠席する』というポリシーを掲げていた僕にはこのミスは屈辱的でした。この『やまのみずブログ』を始めてから四人でのルールは一つ、『その日のうちにアップする』僕は、ルールには従順なほうで、山田の書くリアルな日記、野間の書く考察的な日記、水島の書くリズミカルな日記、それらよりも内容はともかく、『日付を跨ぐ頃にはアップされている』という安定感を密かに売りにしていました。意味のない日記でも、継続することでそれに意味を見出していた訳です。今回それを損なってしまったことで今まで積み上げてきた安定感という名の僕の日記の売りは崩れてしまいました。しかし今のところ、それに変わる売りを見つけられないのでこれからはまた一から安定した更新を行なっていきたいと思います。そして読んでくれる皆さんの通勤通学時の楽しみとは言わないまでも暇つぶしになれれば幸いです。そんな謝罪と決意を込めて、初めて今日の日記は帰りの電車内で携帯で書いています。よくこんな面倒な入力で水島は日記を書くなぁと感心と呆れを覚えつつ、この反省文を締めくくらせていただきたいと思います。次回は日付の変わる頃にお会いしましょう。KUMA

  2008年10月30日

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• いざ、『大北海道展』へ

  本来、僕が『３０日の日記』を埋める番なのですが、クマノコが書いていないようなので、僕が『２９日の日記』を書きます。クマノコの尻を拭います。おぇ。でも、こうなったのは、水島が『２８日の日記』を、２９日の１３時なんぞお昼にアップしたからクマノコが２９日を自分の番だと思わなかったのかもしれません。この失態は水島の所為でもあるわけでと、言っているとこれはもうやまのみずの責任でもあり、野間も悪いことになってきます。野間！ダメだぞ！水島が朝までにブログをアップするというルールを守れないのは熊脇！野間！山田！ダメだぞ！皆様、申し訳ありませんでした。これからも、やまのみず一丸となって個人の目、手、身体で感じたことをせっせと拙い文章ではありますが、とぼとぼ書いていきますのでどうぞこれからもよろしくお願いします。さて、２９日というか、２８日の水島の日記にも書かれているように２９日から『秋の大北海道展』が開催されたのです。水島が書いたように僕は彼にメールしました。すると、水島から「告　有難う！　早速、今夜北上するわ！」とカナリの意気込み。僕らは、北上することにした。水島に「ねぇなんで大、北海道展なんだろ？なんで大つけたんだろ」と聞くと「北海道は大きい」と教えてくれた。そんな僕らを待ち構えていたのは新宿高島屋入り口の張り紙「本日の花畑牧場の生キャラメルは完売しました」ヤマ「えーそんな書くほどすごいん？」みず「すごいもなんも、持ってるだけで脅されるんだから」ヤマ「え？」みず「持ってると恐喝にあう」ヤマ「うそ？みず「事件だ」そごいや、北海道、いや大北海道。生キャラメル欲しさに恐喝まではたらくとはなんたる心のスケール。新宿高島屋１１階フロアはそこは北海道だった。代北海道だった。そこで、水島の地元のである釧路からの出店のスイートポテトガ売っていて、その釧路のお店の写真を水島は、微笑みながらながめ「ここ、高校行く時の道だわ」と。なんとも、水島のいい顔を見れた。水島は果敢にも色んなお店の人に話しかけて味見したり、マケテ貰ったり「みそパンだー！」と少年釧路水島がきゃっきゃとても満喫していた。水島に「スイートポテト屋のおねぇさん　もしかして、ヨシくんの同級生だったりして」なんていうと「ん～どうなんだべかね。内地のモンかもしれない」と少し悲しい表情を浮かべてました。もしかして、短期派遣の方？なんて思ってしまうほど標準語で訛って喋っていたお兄さんの言葉にも釧路水島は「なーんか、ちがうんだよな」と、首を傾げていましたが久し振りの北海道を肌と舌で堪能した水島はとっても輝いていました。そして潤ってました。今後の水島に大いに期待ですね。大北海道展でおばちゃんからマケテ貰って手に入れた商品についてのレポートがいずれ提出されるとおもいますし恐らく次回から朝にはブログをアップするでしょう。楽しみです。ヤマ

  2008年10月29日

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• 北れ！水島！高島へ！

  昨日、「アシタカら高島屋大北海道展だってー」と、山田から吉報が届いた。‥ぬぅおーーー！！！絶っ対っ行っくっー！！新宿の大型デパートにて度々開催される「～展」（主に各地の美味品が集う物産展）僕はこれには、目が無い。都会において愛郷心をくすぐられる貴重な機会だから。開催予告を受け「絶対行こう！」と決め、‥日々に埋没され‥「え、今日で最終日！！？今夜行こう！」と思いきや『最終日１６時まで』‥仕事で間に合わんじゃん‥で、僕はもうかれこれ５、６回逃している。今回は後に回さず、初日に行こう！そう誓って新宿を闊歩していたら『九州・沖縄物産展』の広告が小田急デパートで今日から、と、うたっている！おー‥熊脇よ、小田急は任せた。あたしゃ今夜は高島さん所に参りますよ。その物産展における地元・釧路のシェアがどれ程か、目と舌で確認してきますよ。『大新潟展』ならびに『大埼玉展』はいつ開かれるのだろか‥？あぁ幸が僕を呼ぶ‥。‐みずのしま‐

  2008年10月28日

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• 一歩進んで

  『幸せは　歩いてこない　だから歩いていくんだね一日一歩　三日で三歩一歩進んで二歩下がる』今日、私は陽気に口ずさんでいた。そして家に帰って、はたと、歌詞を間違えて覚えていた事に気が付いた。一歩進んで二歩下がる、ではない。三歩進んで二歩下がるのだ。――そうだ、これは昔誰かが歌っていた替え歌の方だ。これでは永久に辿り付けない。どころか、一歩ずつ後退していく。「三百六十五歩のマーチ」なのだから、終わる頃には随分と後ろに下がっていることだろう。 だけれど。下がれば下がる程、見えてくるものもあるのではないだろうか。例えば、景色だったり、立場だったり。「三百六十五歩のマーチ」のその先の歌詞には、こうある。『あなたのつけた足跡にゃ綺麗な花が咲くでしょう』前に進んでいたら、足跡に咲いた花は見えない。そう、後ろに下がらなければ。 だから私は、「一歩進んで二歩下がる」でいいや、なんて思うのである。 一歩進んで二歩下がっても、三歩進んで二歩下がっても、どちらにしろ花を踏み潰しているって？はっは、そんなに早く咲く花があるものか！そこは気にしちゃダメ！　折角綺麗にまとめたんだから！

  2008年10月27日

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• 

  シット　ザ　フューチャー

  ドライブ　ユア　ドリーム　やまだ。さて、今日は舞台監督として、日夜働く我がやまのみずの熊脇直介ことクマノコの、頼みで、僕がドライバーとなり都内を滑るように走ってやった。僕らの会話も思いのほか滑らかに進んでいった。いや～クマノコとは、横に並んで話すのが一番！顔を見ると、どうしても、殴りかかりたくなる。クマノコとしてもそうだろう。なに！？やるか！？さて、クマノコは、普通自動車運転免許を取得しておらず毎回、僕や野間くんなどがドライバーとなる。残るメンバーの水島は、普通運転免許を取得しているにも拘らずドライバーとしてお声がかからない何故だろう。恐らく彼の、温厚な、全てに同意するような、生返事な性格ともはやペーパーとなったゴールドな免許の所為だろう。こういうことを書くと「何で、自分には、声がかからないのだ！？」と悩んで、悩んで夜もぐっすり眠れてしまうのだろうが、水島ヨシくん！車はいいもんだよ！今度ドライバー役をかってでたら？僕なんか、車いいな、便利で。まぁ維持費かかるけど。ほしいな。いや、ほしい。めんちゃほしくなって来た！と思って、帰って来るや否や妹に「ねぇ、車買わ」と話し始めると「買わない」と、言い終わる前に否定され「兄ちゃん、一人で買って、アタシ乗らないから」と一蹴されました。でも、ホシイナ。ブーブ。ヤマ

  2008年10月26日

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• パスタの話。

  １０月２５日は「世界パスタデー」だったそうです。制定されたのが１９９８年と言うことで、まだいまいち浸透しておらず、僕も知りませんでした。そんな「世界パスタデー」に、ランキングの殿堂オリコンが好きなパスタランキングを調査したということ。結果は、第１位　カルボナーラ第２位　ミートソース第３位　ぺペロンチーノ第４位　明太子スパゲッティ第５位　たらこスパゲッティだそうです。この結果を見て、まず思ったことは「ナポリタン」が入っていない！ということ。まあ最近は色んな種類のパスタが出てきて「ナポリタン」の人気も１位まではいかないだろうとは思ってましたがまさか５位までに入っていないとは思いませんでした。いまでもコンビニのお弁当の隅に入っていたりして喫茶店で食べる人は少ないでしょうが、まだまだ人気はあると思っていたのでちょっと驚きでした。そして３位の「ぺペロンチーノ」僕はパスタを食べる際にこれを注文したことありません。なんというか、すごく物足りなさを感じてしまうのです。僕の中で「パスタというものは、具沢山である」という固定概念があるのか、「ボンゴレ」「ナポリタン」「ペスカトーレ」などを好む傾向があるみたいでそういったものに比べると「ぺペロンチーノ」はどうも何か足りないような気がしてしまうのです。さらに４位、５位に「明太子スパゲッティ」「たらこスパゲッティ」が並んで入っているのにも驚きました。この２つのパスタのファン層は被っていると思うのですが両方ともランクインするということはかなり支持者が多いのでしょう。和風パスタの人気もこんなにあると思っていなかったのでこんなに市民権を得ているんだなぁと感心しました。１位の「カルボナーラ」に関してはやまのみずの野間氏の票が大多数を占めているのではと思うほど日本きってのカルボナーラ党が身近にいるのでそこまで疑問をもちませんでしたが１０年前に調査していたら全く違う結果になっていたろうなぁと思い、そもそもこのランキング調査のタイトルが「好きなスパゲッティ」ではなく「好きなパスタ」であるというところに「ナポリタン」が外れ「カルボナーラ」が１位になるという時代の流れを感じました。「好きなスパゲッティ」という調査も一緒にやってくれたら面白かったのになぁ。次回は是非お願いしますね、オリコンさん。 ＫＵＭＡ

  2008年10月25日

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• 賢者とゴボウと僕の意志

  昔、「ゲームブック」というのがあったな。（今もあるのかな‥？）いわゆる小説で、読んでいくと『行動の選択肢→ページ数』が書いてある。書かれたページを読み進むとまた『選択→ページ』‥そうして自分で行動を選んでいって、最終的に物語を複数の結末で楽しめる、といった書籍。TVゲームでいう『サウンドノベル』。そんな風に、意識的にじゃなくも僕ら日々選んで、人生を作っていく。先日、仕事から帰路の２２時半過ぎ、途中駅から電車に乗ってきたもう御歳８０歳を越えていそうな爺さんが座る僕のその前に背を向け、立っていた。両手にぱんぱん膨らんだスーパーの袋‥ゴボウが飛び出てる。そこで自生してるかの様‥。「立っている」というより、よろよろ揺れと戦っている爺さん。爺さんと対面して座っている学生程の若男は、本を読んでいる。チラチラと爺さんを気にしながら。今にも倒れてしまいそうに‥ヨタヨタ‥‥ドタドタと若男は席を譲る気は無い様だ。さすがに見ていられない爺さんの悪戦苦闘振りに「どうぞ座って下さい」と後ろから声を掛けた。最初からそうしたら善かったのだが‥座っている時に座る必要性の有得る人が目の前に立った場合、何らかの作用で自分が選ばれ、試されている気がするのだ。だから、待った、のだ。すると爺さんは「いやいやぁー大丈夫です大丈夫です。そんなそんな人様にご迷惑掛けちゃならんですので大丈夫です！有難うございます、お気持ちだけで、有難うございます。」とそう謙虚に頑なに拒み、「そうですか‥」と座り直した僕と今度は対面し、ヨタヨタしながら、嬉しそうに話し始めた。「貴方は‥学生じゃないね、社会人５年生くらいかな？」『はぃ、だいたいそれくらいです』「ぁあ、よかった、私の感性も未だ鈍っていないようだ‥私は何でも言い当てるんですよ。全ては感性ですからな、芸術も政治経済も‥」『そうですね』電車の揺れにひたすらドタドタしながらお話しをしてくれる‥この爺さんただ者じゃない。何か僕の感性がそう感じた。僕の隣の人が降りていった事で、爺さんが僕の隣にようやく座り顔をこちらに突き出して話す。『偉大な発明も文学も、全て感性‥私は泣きましたね。当時の学生は泣いてました皆。東京帝国大学の○○教授の名講義は本当に見事素晴らしかったですね。』と、故淀川長治さんの映画解説の如く愛情と敬意を持って、僕に伝える。あと５分程で降りなければいけないのが残念な位、爺さんのお話は何だか、ハリがあり熱を持っていて賢く輝いて聞こえた。そうして、降り際‥「北鎌倉の△△寺という寺の一番奥‥こちらに○○教授の御墓があります。貴方も是非、機会があったら訪ねると良いですよ。」と締め、僕の街に着いた。『有難うございました！是非訪ねてみます。』そう言い「いやいや親切にどうも有難うございました」という爺さんに一礼して電車を降りた。さて、僕は‥Ａ‥すぐに北鎌倉を訪ねるＢ‥胡散臭いので気にしないＣ‥寺より温泉だと箱根に行くどうする？僕がまず席を譲りかけたのも‥何か、縁の様な気さえする。生まれた選択をどう選ぶかは僕次第。そこに何かあるのか‥そこで何か感性が揺れるのか‥もしか何もないか‥しかし、年寄りの「～すると良い」という事は‥絶対した方がいいのは、世の常である。‐みずのしま‐

  2008年10月24日

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• 地に足の着かない確率の確立

  『新しい環境で、１０人と出会った。その内２人とは仲良くなれそうな気配があり、７人とは特に何もなく、１人はどう足掻いても仲良くはなれそうも無かった。この確率に基づくと、世界総人口６７億人のうち、１億３４００万人とは仲良く慣れそうな気配があり、４６億９０００万人とは特に何もなく、６千７００万とはどう足掻いても仲良くはなれない。』机の広さこそ世界的であるが、まさに机上の空論である。というか、根底の基づき方がおかしいので論にすらなり得ないのだけれど、あえてそこにだけ目を瞑ろう。それでも尚見ようとする目を突付こう。芽を摘もう。 幼稚園だか小学生の時、「友達１００人出ッ来るッかな」などと高らかに唄っていたものだ。齢２９を迎えた今でもその目標は達されていない。２３年程かけて、むしろ減っている。あの唄の歌詞に『１００人で　食べたいな富士山の上で　おにぎりをパックン　パックン　パックンと』とあるのだが。さて、１００人ギリギリの人数で登り始めたとして、一人も欠けることなく、小学生が全員が富士山頂上まで登攀出来るかな？答えはノーだ。日の本一の山、霊峰富士である。最終的に頭頂部には５人くらいしかいないだろう。と言う事はつまり、友達を２０００人は用意しなければ、富士山で１００人と握り飯を食べる事は叶わない訳である。私が友達２０００人を作るには、上の方程式でいくと最低１万人必要だ。 小学一年生に課すには、なかなかにして、無茶な唄なのだ。因みに２番の歌詞は「１００人で　かけたいな　日本中を　ひとまわり」難儀な話である。まあしかし、１億３４００万人とは仲良く慣れそうな気配があるならば、１００人くらい、富士の頂を難なく上り、日本中を走り回っても尚高らかに哄笑する人はいるのではないか。いそうではあるが、「じゃあ、この日に集合ね」と、予定を合わせる苦労が、大変そうだ。

  2008年10月23日

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• 「痛み」から

  先日『東海道四谷怪談』本番10日前。「きたきた、やべっ」顔をしかめた頭抱えた息とめた視界の左側に網目状の四角い枠が現れた。「やべべべべ」大きく息を吸ったがその枠はみるみる広がり、視界をはみ出した。チカチカとストロボのように瞬く世界。伴う頭痛。かなり酷い。吐き気も僕を攻めやる。こんな症状に三ヶ月ないか、半年に一回は見舞われる。本番前という、不安定な時期に気になる。僕は重い腰を持ち上げて総合病院へ行った。病院には慣れていないためどうしていいのやら、迷う僕。まず、記入せよと差し出された紙に僕のプライバシーを書き込んで、受付みたいな所に持っていた。受付「本日はどこの科をご希望ですか？」ヤマ「あ、あ、脳外科？みたいなところですかね？」質問に質問返しのヤマダ、ビビりまくってましゅ。受付は「はい」なんてその紙を受け取って裏で手続きをして再び僕の前に舞い戻ってきた。「では二階の２２番へ行ってください」渡された紙には「２２：内科」と記されていた。だが、言われるがままに、内科受付へ。でもやっぱり気になった僕は、「～～な症状なんですが、脳外科みたいな所へ行く前に　まずは『内科』ということなのでしょうか」と聞いた。すると、内科受付は「少々お待ちください。看護師に聞いてみます」といい」、内線かなんかで聞いている。で、出た答え「『内科』ではないので、『眼科』へ行ってもらえますか」と。はーん。やはり、『内科』ではなかったか。でも『眼科』かしかしそれでも、僕は言われるまま『眼科』へ眼科受付には「はい、『内科』からいらした方ですね。少々お待ちください」云われるや否や即、通され、女医を前に、僕は事細かに症状を云う。それに女医「あーそれ、女性によくある偏頭痛ですね。　そんなに悲観的になるような病気ではありませんから。　でも、偏頭痛は『内科』なんだよなぁ～」と。まさか、内科に戻るのか「でも、まず念のため、ＣＴ撮ってみましょうね。　『内科』はその後でもね」それで、初のＣＴ。怖いけどなんか、アトラクションみたい。なんて楽観的でいられる僕は、余程のあれだろう。ＣＴ出来るまで検眼やら視力検査やら僕が手持ち無沙汰にならぬようの配慮か検査が行われそんなこんなでＣＴも出来上がり女医「目も見たところ問題もないようですし、　ＣＴでも…　はい、きれいな脳ですよ。」少しバカにされたのかと思ったが異常は見当たらなかったらしい。「やはり、偏頭痛ですね。　あ、この病院は偏頭痛は『内科』ではなくて　『脳神経外科』ですね。　『脳神経外科』に行って貰えますか」ようやく僕はこの総合病院に入って一番に行きたかった場所に回された。たらい回された。まぁ、結果、異常なし。良かった良かった。最近検査は出来るだけしておいた方がいいと思った。ぼくは、今回総合病院に行く前日インターネットで思い当たる症状を調べた。恐ろしい病のような気にもなってくる。僕は「明日の診断で、告げられて　即入院、なんかしたら、舞台とかやめなきゃなのかな　結婚もしてないや。　親兄妹に何も返せてないや。　…」という心持になっていました。そういうわけではないがいつ自分がどうなってもいいような生きかたが出来たらどんだけいいか。そんなことを考えさせてもらった。ヤマ

  2008年10月22日

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• 占いの話。

  今日の帰り、駅前に何やら人の列があったので気になって先頭のほうを覗いてみると占いに並ぶ人の列でした。ざっと数えて15人ぐらい。時間は22時半。並んでいる人は、女性が多く、男性は三人。ほとんどがＯＬやサラリーマンっぽい格好をしていて仕事帰りを思わせます。僕は占いというものが好きではなく雑誌に載っていても、テレビでやっていてもほとんど見ないし、たまたま見てしまっても信じないので占いに並ぶ人たちの気持ちはまったくわかりません。今日の最後尾に並んでいた人は一人5分で終わるとしても、占ってもらえるのは１時間以上後。１時間以上待った挙句、３千円を払ってでも見てもらいたいことがあるのでしょうか？占いにも流行の波があって、かつての動物占いや細木さんの何たら占い、それらも全てスルーして生きてきたので、動物占いが流行った頃は当たり前のように「お前は何？」と聞いてくる人たちには「クマです」と答え「そんなのは動物占いにはいない」と言われ続けました。細木さんのほうは、いまだに流行っているのかこれまた当たり前に「お前、何星人」と聞かれるのでもちろん「地球人です」と答え、相手に会話の続きを与えないようにしています。占いには正解なんてないので言われたことを本人が様々な考え方でそれを正解にするというなんとも美味しい商売に思えてしまいます。僕は外れると皆から文句を言われる天気予報のほうがよっぽど当たってるし、頑張ってると思うのですが。。ここまで否定的なことを書いて、信じてる人には申し訳ないですがおそらく「正解がない」ことが嫌なわけではなくそれに「お金が発生している」ことが嫌なのです。占い師にどうやったらなれるのかは知りませんが特に国家試験などがあるわけではないでしょうし、ジャンルもあまた有るので胡散臭さが増している気がします。さらにそれを面白おかしく取り扱うメディアも問題がある気もします。ランキングやラッキーアイテムぐらいなら良いですが中には人の改名を進め、改名しなければ悪いことが起こるなんてことを言う占い師は、人の人生を狂わす可能性もあるのですから資格制にするべきだと切に思います。まあその資格を与えるのに何を基準にするか難しい所ですが。せめて人を不快にさせる占い師はやめて欲しいですね。せめて今日、あの最後尾に並んでいた人があの占い師に良い事が起こる、と言われて気持ち良く帰れたことを願うばかりです。 ＫＵＭＡ

  2008年10月21日

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• 浸かる夜

  自宅から程近くに、温泉の銭湯がある。「美人湯」と呼ばれる肌に良い温泉が湧いている。この地への引越しを決めた理由の１５％位は、この温泉にある気もするのだ。我が家はユニットバスなので、湯舟にゆったり浸かりたくなったら、行けば良い！そのくせに越してきて４ヶ月程赴いてなかったけれど‥この度、ゆったりしたくなり、初入湯してきた。番台に座るおばちゃんにニッコリと迎えられ、のれんをくぐり、服を脱ぎ、扉を開け、湯気を全身に受ける。なんという賑わいだ。夜も２３時を過ぎているのに、３、４０人の男達が昼間流した汗を流している。地域民に愛されているなぁ。そこまで広い訳じゃないが、電気風呂やらサウナやら、多分露天もある（のかな‥）。ゆっ‥ たり‥ とあ‥ぁぁ‥‥久方振りに、湯に舟の様に身を解き放ち、堪能した。美人にしてくれよ‥３０分程、浸かったり、サウったり‥普段のシャワーだけの暮らしじゃ有り得ないポカポカ感‥御肌のスベスベ感にほっくりしながら帰ってきた。やはり、湯舟は良い。家風呂も良いが、温泉がまた身に浸む。これからは週一で行きたいものだ。そんな美人湯に浸かって‥迎えた昨夜、山田の客演も終了したのでやまのみずで新宿で呑んだ。熊は仕事であいにく欠席‥。山田は前々日記の通り、上演中強打した脚を引きずっていた。野間は髪を切っていた。僕は美人になっていた。まぁ誰が気付く訳でもない。野間に「髪、切った？」と聞いたら、「タモリかよ」と必ず言われた。もう「カミキッタ」という言語はタモリさんが作った言葉なのだという結論が出た。やいのやいの、食べたり呑んだり話したり笑ったりけなしたり‥久しぶりにやまのみずで会って（熊は、あいにく）実に楽しい。気兼ねない。ゆったり会話に浸かっている気がして、あぁ温泉の様だな‥そう思った。帰り道、山田が真ん中を歩き、しきりに野間と僕に「お前らぁ～」と、肩を組んでくる。一人客演の旅に出て、寂しかったのだな‥ま、その都度野間はその手を丁寧に払いのけ「止めて、そんな友達みたいな事」と邪険にする。それにクゥ～ンとする山田。ただ鼻笑いを注ぐ僕。居ない熊。なんとも屈折した愛が、山田をポカポカ迎えいれた夜だった。いつかやまのみずで、我が温泉に行きたいものだ。‐みずのしま‐

  2008年10月20日

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• 理解に関する、とんだ思い付きの妄言

  『例えばここに、バラバラと散らばったパズルのピースがあるとする。そこに、暇を持て余している二人がやってきたとしよう。一人は、それをパズルの一片だと理解した。彼は全体を想像しながらパズルを組み立てていく。一人は、それをパズルのピースだと気が付かず、足で端にでも追いやってしまう。彼は再び暇を持て余す。さて、幸せなのはどちらだろう？――ただし、パズルのピースが全て揃っているとは限らない。パズルのピースを「これはパズルのピースである」と理解する程度の理解力では、時として、残酷な結果をもたらす場合が、この世の中には往々として存在する。本当に完璧に理解すると言う事は、そのピースが全て揃っている事まで理解しなければならない。ただ、それはつまり「パズルの完成図を知っている」必要に迫られる。一度完成している姿、そしてそれをバラバラに崩す様を見る必要がある。それで果たして、パズル自体を楽しむことが出来るだろうか――？知りすぎていると言う事もまた、物事を楽しむには不必要なものだ。まあ、中には「解き方を知っている知恵の輪をバラバラにする事が楽しい」なんて人間もいるだろうが…。では、何も気が付かず、暇を持て余し、徒に時間を浪費する事が幸せなのか。それも違うと言う事は、まあ、言わずもがなだ。――どうしたものだろう』『パズルのピースが揃っている事を信じて、パズルを完成させていくのですヨ。完成するかしないかなんて些細な事は――関係が無いのです』 過程を楽しむ。さて、では「完成しないかもしれない」という疑惑を払拭し続けながら、パズルを組み立てる事を楽しめるかと言われたら、うーむ。つまりは僕も、まだそんな段階にしかいないのです。

  2008年10月19日

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• 「痛み」の中で

  「痛み」ってなんであるんだろう。先日の『東海道四谷怪談』の土曜日の夜の回大立ち回り時に僕は、足袋を滑らせ柱に激突。太もも、膝などを強打。日曜日の公演は正座が出来なくなったため演技プランを変えどうにかこうにか無事に千秋楽を迎えることが出来た。あれから、一週間。激痛に苦しむ。医者に行ったが骨には異常はないらしく、筋肉と筋を傷めたらしい。直に治ってくれるだろう。でもそれ以来、脚を引きずってしか前に進めない。普通に歩けること。まして、走れること。階段を上り下りすること。何気なくやっていたことが尊く、そして愛しい。未だに、膝を９０度も曲げれない。足を投げ出さずば、まともに座ることすら出来ない。ハーフパンツの時期でもないから、電車の中では、包帯が見えるでもなくただ足を投げ出して座っている若者としか映らないだろう。しかし、この痛みに手を差し伸べてくれる人の温かさ、心に触れると、とても和らぎ、安らぐ。苦しい中では、ちょっとしたことが、全て幸せに感じる。そして、感謝する。当たり前に満ちている世界は本当は幸せに満ちている。また、患ってから気付く世の中の不便さもある。今まで、見えなかった世界が、いや、見ようともしなかった世界が今、僕の前にある。どんなことにもどんなとこにも幸せはある。そう、明日はきっと素晴しい日。ヤマ

  2008年10月18日

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• 相撲の話。

  今、相撲界が揺れていますね。薬物、八百長問題は然る事ながら今一番の問題は次の場所から客席の座布団の形が変わり容易に投げれなくなってしまうことは大きな問題です。結びの一番で横綱が敗れたり、番狂わせが起きたときに客席から飛び交う座布団の絵はまあ確かに危険と言われれば危険なのかもしれませんが一種の伝統のようなもので、あれを楽しみに相撲を見に行っている人もいないことはないのではないでしょうか。しかし、新しい座布団は升席にすわる４人分の座布団が紐でくっついていて、投げようとしても他の人が座っていると投げることが出来ない、という代物になるそうです。そうなると確かに１人だけが、座布団を投げようとしても他の３人が座っているままだと投げれませんが、逆に４人が一致団結して投げようとなれば、今までの４倍の大きさの座布団が宙を舞う訳です。これは今までよりずっと危険になってしまうのではないでしょうか。力士はもとより、客席にいるお客さんたち自身が他の客が投げた座布団で負傷ということも考えられます。どうせなら１枚１枚の座布団を座席から取れなくしたりするほうが危険を防止するという名目ならば効果的だと思うのですが…。まあ様々なところで今、カタギと角界のズレのようなものが浮き彫りになってきていますから、これもそのズレの１つなのかもしれせんね。しかし相撲は国技なのですから、伝統を守るところは守り、後世の残すためにも改善するべきところは改善して、時代にあった相撲にしていってほしいものです。でないと、どんどんズレは大きくなって、最後には八百長しようが何をしようが国民は無関心という状態になりかねないと思ったりもします。頑張れ！やくみつる！！ ＫＵＭＡ

  2008年10月17日

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• ＢＫＬＤ

  或る人が僕の事を「よっ！バカルディ！」と、はやし立てる。上手い！！まさに言い得て妙！！そう僕は最近、バカ程『カルディ』に通っている。ご存知『カルディ（ＫＡＬＤＩ）コーヒーファーム』とは、全国に１４５店舗展開されている自家焙煎コーヒーや、ワイン、酒類、輸入食品‥などを取り扱っているお店。店頭では毎日、夏場はアイスコーヒー、最近はホットコーヒーが無料で配られている‥とっても美味しく面白く親切なお店なのだ。地元駅前にあるので、外食してきた帰り道‥休日散歩のひと時‥寒いなぁ 何か飲みたい そんな時‥若干甘めなコーヒーに疲れを癒されながら、店内を徘徊させて戴く。自身あまり得意じゃないワインだって、なんとも美味しそうにラインナップされている。チーズだって‥調味料だって‥お菓子だって‥おつまみだって‥日本の品々各国の品々目白押しだ。好食男の夢を、世界規模にまで膨らませてくれる。そう以前、やまのみず稽古前に‥何処か欧州辺りの「チョコブラウニー」を購入し、皆に振る舞った際「え？どしたのコレ？」の問いに「いや、カルディ行ってきたからさ、お土産さ。」と答えた。何気なく交わされたこの会話‥ここに真意が集約されてるとは誰も知るまい。そう、言うなら僕は稽古前に、プラッと海外旅行してきたのだ。コーヒーショーケースの前で、黒人男性が麦わら帽で顔を覆い昼寝する、ブラジルの農園を旅し‥（想像）コチュジャンやトッポギの前で、骨から肉を切り放したくてウズウズな、民族衣装を着ながらハサミを空でヂョキヂョキしてる女性が働くソウル市内の焼肉屋で精をつけ‥（妄想）クミン、カルダモン、ガラムマサラ、ターメリック‥の前で、流されているＢＧＭなのか頭の中で流れているのか響くシタールと高い女性の声に抱かれ、タージマハールの上の球体部分を頭に被りながら屈託なく笑いながら壷からコブラを出しながら、偉い坊さんと豚と河童を連れ天竺を目指し‥（瞑想）原色鮮やかな外装、アルファベットがセンスグッドな甘美なるお菓子売場で、欧米から欧州、豪州を渡り歩いた‥その記念品としての土産を、やまのみずに買ってきたのだ。彼ら日本人の口にはあまり適合しなかったのか、その大半を僕が３週間程かけて食べきったのだが。『バカルディ』いっそ芸名をそう改名しようかしら‥そんな事したら色々諸問題が起こりそうだ。そうなりゃ逃亡だ。国外逃亡だ。海外へ逃げてやる。コーヒーの香に包まれて、逃げてやる。‐みずのしま‐

  2008年10月16日

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• 角度に纏わる、とんだ思いつきの妄言

  『三角形の内角の和は百八十度だ。　どんな形でも、三角形ならば全て。　正三角形も、二等辺三角形も、直角三角形も。全部。　四角形も同じ事だ。どんなに平べったい四角形でも、　超でかい、富士山みたいな四角形でも三百六十度。　不思議なもんだな。　つまりだ、三角、四角っていう「種類」、　「種族」って言っても良いな。　そういう大別されている種族の中身は、　形、呼び名、色々違っても、結局足したら同じって事だ。　人間だってそうさ。　人間っていう種類、種族。　尖ってる奴、鈍な奴、角が立つ奴、凹む奴。　なんだかんだいるけど、何て事は無い。  結局全員同じ数字が出るんだよ。内角の和ってのは。　大した事は無い。　―内角の和って何だって？　さあ、俺は知らん。　例えばお前が悩んでいる、　そのつまらない色々を箇条書きにしてだ、　何角形になるのか分からないが、そういうグラフが出来たとしてだ、　それ、隣の奴のグラフと、　一つ一つの角度は違うかもしれないけど、　おそらく総量は変わらないだろうよ。　まあ今のは思いつきの一例だけどな。　―内閣の和？　　上手い事言うな。どこがやっても一緒だって事か。なるほどな。　まあ、ようするに、　馬鹿馬鹿しい区別差別をする程、人間大した差が無いって事をさ、　言いたいって事に、しとこうかな』

  2008年10月15日

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• 『東海道四谷怪談』おしまい　おしまーい

  終わってしまった。僕らの『東海道四谷怪談』ご来場頂き心より感謝します。劇場までこれずとも応援してくださった方々、本当にありがとう御座いました。１０月１２日の千秋楽の前に神棚を前に演出の西沢栄治を筆頭にキャスト、スタッフが並び、拝んだ。西沢氏が「我々、ＪＡＭ　ＳＥＳＳＩＯＮは　人が人を殺める事のない　人がナイフを持つようなことのない　世の中になるように。　世界が平和であるように。　演劇をもって世界向かって発信しております。」と、言っていた。前衛な人やポップな人や営利な人などは、こんな事思うのかな。言葉に出して言うのかな。僕は前衛でありたいしポップでありたいしお金だって欲しい。だけど、ぼくが『やまのみず』をやるとき、そして、俳優として演じるときものを創作するとき人を笑わせるとき絶対に世界が平和になって欲しいとおもう。こんな事を言い出すと、宗教にかぶれたか？と思われる方もいるだろう。でも、この思いは、大切なことだとおもう。それを、西沢氏は堂々と言ってくれた。大好きだ。今回、このＪＡＭ　ＳＥＳＳＩＯＮに誘われて、アンサンブル役を頂き、あまり知らない人たちの中で初めは、悶々としていた。けれど、この約２ケ月という間でこんなにも、愛すべき人たち、集団になっていた。そして、それが、終わった。それから、二日。僕は、抜け殻。胸が疼く。その反面、とても幸せなのだ。本当にありがとう。感謝します。また会おう、みんな！！！！ヤマ

  2008年10月14日

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• 名優の話。

  ここのところ緒形拳さん、峰岸徹さんと大物俳優の訃報がニュースで続いていますね。お二人とも、僕のイメージではついこの間までテレビで見かけていた気がしていたので、正直驚きました。実際、緒形さんは一昨日ぐらいから始まったドラマの制作発表に亡くなる４日前ぐらいに参加されていたらしく本当に突然のことで残念としか言いようがありません。言われてから、映像を見てみると、痩せてるなぁとか病気っぽいな、なんて思うのですが、それでも癌に侵され、数日後に亡くなってしまう方にはとても見えずこの人はどこまでも役者だったんだなぁと関心すらしてしまいました。つい最近まで見ていた人が急に亡くなると何だか無性に不安になります。特に癌、と聞くと家の家系が癌家系であるということもあり一般的に若いうちのほうが癌の進行が早いと言われるし、と不安を更にあおります。緒形さんのように癌であると聞かされて、それでも自分の仕事を全うし、最後まで病気とも仕事とも戦い、一番迷惑のかからないところでパッといなくなるというのは失礼かもしれませんがある種理想の去り際な気もします。もちろん親しい人たちにとって去り際に良いも悪いもないでしょうが親友の津川雅彦さんもかっこいい最後と言っていたように最後まで役者だった緒方さんはすごい精神力、気力を持っていたのでしょう。自分にそんなことが出来るか、と問われるとそんな告知に耐えうる、むしろ跳ね除けて戦う力はないと即答してしまうであろう自分が情けなくも思います。僕もあんなすばらしい人間にはなれなくとも人に迷惑をかける去り際だけはしないような生き方をしたいと思わせてくれたニュースでした。緒形さん、峰岸さん、ご冥福を心より祈ります。 ＫＵＭＡ

  2008年10月13日

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• かつぎの儀

  『１２日（日曜日）、近所を御神輿が通る。』僕が住む商店街に張り出された、「～神社大祭」のビラから得た情報だ。お！お祭りかー！夏も過ぎ、侘しさ日に日に増しゆくこの時期に、ガツンと景気をつけてくれそうだな！「１４時～」という事で、ちょうど仕事を終え帰ってきてちょうど良い。あ！この夏食べ損ねた「チョコバナナ」だって食べたい！‥あ、昨今の「朝バナナダイエット」ブームのせいでバナナ無いんじゃ‥？いや、露店を商われてる方々にはきっと、独自の入手ルートがある筈‥大丈夫だ。生ビールだって‥んんー、さすがに寒いかしら‥おでんとか、甘酒とかかなぁ‥なぁんて、食欲をたぎらせ当日‥１４時前に仕事を終え、ワクワクしながら地元に帰る。駅前にゃ無数の露店が‥あれ‥？何も店出てない‥ほんとに数が無じゃー！いや、既存の商店はいつも通りわんさかオープンしているが‥あ、だから商店街には露店は出せないのか？！なんだなぁ‥しかも、祭り特有の賑わしい感じもさほどない。あれ‥ちょっとちょっとー！え？何？明日なの？終わったの？不安になり貼られたビラを見返す‥「十二日、十二時半～」ありゃ！１２時半かよ！！練り歩き終えたのか‥何見て自分勘違いしたのだ。いやいやっ！何もお神輿行っちゃったからって露店もたたむ事ないじやん！んもぅ‥何だかヌカ喜びを抱え帰宅‥。ご飯を食べ、ウトウト‥ＺZz‥１７時を過ぎた頃にフッと目を醒まし、図書館に行こうと家を出、通りに出ると‥人だかりが‥おーーーー！すぐそこにユッサユッサ担がれているじゃないか、御神輿がー！なんてタイミングの良さだろ‥も少し眠っていたら、完全に通り過ぎていた。神業を感じずにはいられない。しかし、露店は変わらず出ていない様だ。純粋に御神輿を奉るる為だけのお祭りなのかもしれない。何と無く納得した。が、一つだけ納得いかない事が残った。ん～‥十月‥神無月って、日本中の神様が島根県の出雲大社に集まってるんじゃ‥じゃ今通り過ぎた、担がれていたのって‥どなた‥？「御神輿＝神様」じゃないのかな‥？ん～‥解らないなあ‥。もしか、「ぃや～、バイト今月ずっとシフト入っててさー、今年は帰れんないわぁ‥出雲ぉ」‥なんて神様が居るのやら‥んなわけないのやら‥。商店街のゲン担ぎだったのかしら、と寝ぼけ頭で考えた。‐みずのしま‐

  2008年10月12日

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