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Der ehrliche Pfeil - Spur einer Reise

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2005年03月08日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今日は手術日。
昨日の夜から絶飲食なので、辛い。喉のあたりがどろどろする、お茶飲みたい。

まあそんなことを言っていてもしょうがないので、ベッドの上で本など読んでみたりして気を紛らわす。そうこうしているうちに、それではそろそろですねという感じで親や看護士さんたちがあわただしくなってきて、点滴など打たれたりしてみる。

私の血管はどうやら細い上に深いという看護士泣かせの血管らしく、点滴もなかなか入らず。
まず、担当の看護士1年目というK島さんはなかなか針が入らなくて抜いたり刺したりを何回も繰り返したあげく、すいませんすいませんと恐縮しまくってギブアップ。

その時点でけっこう私の腕は穴だらけになってきてるのだけど、どうも麻酔とかも注入する針穴で重要な穴らしく、今度は先輩ナースも登場してトライするがこれもダメ。

最後にそのまた先輩ナースがめちゃめちゃ緊張した面持ちで、それこそナース人生のるかそるかくらいの緊張っぷりでプスッと刺したところが、これまたいかにもまぐれってかんじで血管に到達してようやく点滴をしてもらうことができたという・・・・

はっきし言って、熟練したナースの入れる点滴というものは、一発でスッと入るもんなのだ。
それを皆おそるおそる刺して、その上針を刺した後で血管を捜そうとごちょごちょと動かしたりするから、私も痛いし向こうも焦るのだ。

要はハッタリとか勢いとか経験とかそういうもんでしょうと思ってたけど、あまり担当の看護士さんたちにいちゃもんをつけて自分の手術に差し障るのもイヤなので、にこにこ笑っておいた。
さぞかし冷たく笑っていたことだろう。

で、点滴でてんやわんやしてるうちに時間がきて、手術室に徒歩で向かう。
歩けるうちはどんどん歩かせろという考えらしい・・・・
しかも手術室の前で数分待たされたりして。バス待ちじゃーあるまいし。

初めての手術室は、なんとなく興味深かった。
喉の手術なのに、いちおうスッポンポンにならないといけないとか、変なシャワーキャップみたいのをかぶらないといけないとか、看護士さんの鮮やかな手つき(点滴してるのにするっと上の服を脱がせるところなど)とか、全身麻酔の効きっぷりとか・・・・

全身麻酔。
手術室に横になって、ここへきてようやく緊張している私(全裸にバスタオル)のまわりにわさわさと人が集まってき、
「大丈夫ですよー、それじゃあ麻酔しまーす」
とか言いながら点滴の穴に麻酔の液を流し込む。
で、腕にすごい痛みが一瞬はしったので、

点滴血管から漏れてるよー(血管からもれてるときは液が体の中に入った瞬間痛むので)

とか思って、それを伝えたんだけど、
これはちょっと痛いもんなんですよー、とまた言われて、ほんまかいなと思った瞬間にもうコロッと眠っていたらしい。
ていうか、そこまでしか覚えていない。
麻酔を注入されてから、それまで約3秒・・・・・・

恐るべし、麻酔。

当然次に気づいた時には病室のベッドにいて、酸素マスクをしてて、夢うつつに

「ああ、なんか喉がうずく。」とか
「先生が、私の目の前でフィルムケースに入った私の切られた扁桃腺を見せてくれてる、梅干みたいだなあ。。。」
とか考えていて、手術はキレイさっぱり終了していたというわけである。

膀胱から直接つながってる尿管が多少気持ち悪いのをのぞけばそんなに体もしんどくないし、これ楽勝やん。
とその時は思っていたのだが、そう簡単には終わらなかったのよね・・・・

悶絶の日々は翌日につづく。





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Last updated  2005年03月18日 14時43分12秒
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