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アメリカのハーバード大学にいる日本人学者、津川友介医師が率いる医療政策学グループが昨年暮れに面白い論文を出した。 その論文の主旨は「女性医師担当の高齢者は長生きする」また「再入院率も低い」という内容。 エエッ??そうなんだ??というのが私の反応! 65才以上の高齢者患者が入院して30日以内に死亡するとか、退院して30日以内に再入院する率などの事柄を「100万人」の患者さんで調査・分析した、という話・・ こんな話、日本では当てはまらない、と思う。 日本でも「在宅復帰率」という仕組みが有り急性期を標榜する「病院」は大変で70%程を「在宅」へ入院後20日ほどで戻さないと減点されるから「30日以内」とアメリカのようにノンビリしたことは「言っていられない」状況・・ そんなわけで、気になる事は「女性医師」が担当する患者さんの「30日以内死亡率」が男性医師に比して4%程低い、という結果。 どうして??本当か??という気がする。 「女性」医師は学会や専門医会などのマニュアルに従い仔細に沿い、つまり忠実に、マニュアル通りに治療を進める傾向にあるので、こんな結果が出た、と言う結論か? それにきめ細やかで対人関係も上手くやれそう!! 治療の大部分は他の医療スタッフのお陰で成立しているから「女性医師」だからというわけでもなさそう。 従い読後の印象は「??」という物でした。 TVの料理番組のレシピを忠実に再現した料理を頂く機会もあり、食事中「どう??」なんて 聴かれたりして「不味い」と答えると「ソウ!!」という返事が来てしばらくは沈黙が走る・・・ で、私はマニュアル通りに「治療」というのはしていない。 高齢者へ睡眠誘導体を処方する場合でも1/2程の量から開始するようにしている。 レシピ通りに作る料理は大概不味いというのが相場で個人に合わせる方が「治療」としても「良い」と思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.01.19 08:03:50
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