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2007.07.27
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カテゴリ:農業・農村
>日本産のコメの対中輸出が四年ぶりに再開され、きのう北京と上海市で販売が始まった。値段は中国産の約二十倍と高いが、店頭での評判は上々のようだ。日本農業の活性化に向けた一歩としたい。(2007/07/27 神戸新聞社説)
      ↓
http://www.kobe-np.co.jp/shasetsu/0000490481.shtml


コメの対中輸出が再開されてことについて、マスコミ各社が大きく取り上げています。政府は、「攻めの農業」として今後積極的に輸出を進めていく方針のようです。ちょうど今、参議院選挙の真っ最中ですが、政治家が「中国では1俵9万円で売れた。」と大声で叫んでいます。

そのこと自体はいいことだと思いますが、なにか忘れていませんか?

>ただ忘れてならないのは、農業が輸出に力を注げば、世界も市場開放の見返りを求めるという単純な図式だ。世界貿易機関(WTO)の新ラウンド交渉などで、農業の「攻め」と「守り」のバランスを、どうとるのか。政府は熟慮する必要がある。(神戸新聞)

もう一つあります。
グローバル化が進めば、食料はお金のある国へと流れます。決して世界各地へ均等に流れるなんてことはありえません。中国でコメ1俵9万円で売れるということは、他の食料でもおなじような現象が起こるということです。「市場開放の見返り」もですが、食料の争奪戦が起こるということなのです。国内の農業をないがしろにして食料自給率を下げ続けると同時に、食料を確保するのに大きな負担を強いられる時代がやってくるということなのですよ。

「9万円で売れた。」と叫んでいる政治家の姿は、滑稽でしかありません。





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Last updated  2007.07.28 06:29:20
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