やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2012/09/14(金)22:09

肅山に緊張が走る

食べ物(970)

杭州で抗日行進の可能性があるとのことで、会社から外出自粛令が出された肅山にいるやまやろうです。何でも上海では邦人が暴行を受けたとか炭酸飲料をかけられたとかの被害が出ている模様。よって今夜の夕食は近所でひっそりと。といいながら中国人がガヤガヤ入っている店なのだが。 郷乃味土菜館。平たく言えば郷土料理の店。中国語の堪能な課長が、店内に並んでいる料理をばんばん選んでいった。 右より時計回りに、マテ貝の炒め物、豚と筍の煮物、鴨の煮物、スパイシーエビ、回鍋肉(隠れている)、そして中央四角い鍋が川魚の香草煮である。どれもボリュームたっぷり。一人でも四人でもこの量が出てくるそうだ。一品で腹が膨れる。 マテ貝は半生かどうか微妙な軟らかさがロシアンルーレット的でたまらない。散りばめられた生ニンニクは毒消しなのだろう。筍はなくてもいいわ(特別旨いわけではない)。鴨は一羽分である。頭は主賓が食べることになっている(若いのが食べた)。鶏と違って身が締まっており肉から滋味が溢れる。エビはどこの店でも外れがない食材だろう。ここのは特に旨い。スパイシーさが絶妙で、西湖ビールとの相性も良い。回鍋肉も手堅い旨さ。内臓が入っていていかにも本場ものらしい。川魚は辛いが旨い。卓上でじっくり煮込んで香りを染み込ませるのがいいみたい。赤い海に沈んではいるが、唐辛子などをしっかり取り除けばそれほど辛いわけではないから、やまやろうでも存分に味わうことができた。 写真にはないが、上海ガニ(モクズガニ)も食べた。ブランドものではないから安い。そして名前は湖蟹となる。種類は一緒のようだ。カニ好きなやまやろうとしては甲羅をパリッと開いて味噌をちうちう吸い、身や足の肉をカニのつま先でほじくって心行くまで楽しんだ。同行の若いのはカニ丸ごとを食べたことがない! 甲羅の開き方もおろおろしていたが、その間もやまやろうは黙々と身をほじくり出していた。 これだけ飲み食いしても一人当たり110元(約1400円)であった。日本では考えられない値段だ。それよりも写真の量+αを4人でほぼ平らげたことも特筆すべきことであろう。 終わって20時前。夜はこれからしかも週末なのにカラオケにも行かず解散。超市まで買い物に行ったが、レジで日本人とばれてしまい何かされやしないかと緊張したよ(何事もなく終了)。

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