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カテゴリ:小説
はい、暇人は暇なので小説でも書きましょう。とりあえず第四話。
誤字・脱字 ありましたらコメントにてご報告ください~。 第4話 浜辺のパラソル 「なぐることないよなぁ~。東田のやつ。」俺は不貞腐れた顔で言った。 「まあ、隣が委員長だった事を恨むしかないな。」園田はケラケラ笑いながら、さも嬉しそうに言った。 「くそ~、むかつくぅ~・・・・・いっそのこと不登校になってうやろうかな?」翔太は首を傾げながら真剣に考えたように言った。 「はははははは、それはいかんだろ。」園田は大爆笑しながら言った。 「俺このままじゃ死んじまうよ。」俺はため息をしながら言った。 「大丈夫だって、ゲームさえあればお前は死なないよ。」園田はにやっと笑いながら言った。 「な、ぐ・・・・・・・。」悔しくも否定できない自分に苛立つ今日このごろだった。 今日は散々な目に合った。 社会担当の東田に殴られるとは夢にも思わなかった。 そういえばもうすぐれいの海水浴だ。今気がついたが、俺・・・・ かなづちだ・・・・・。 浮輪・・・・・・持っていこうか・・・・・・ いや、小学生みたいな無様な真似は・・・・・くそ・・・水着を買ったときに気がつくべきだった・・・。 思わぬところでの失態。最近の俺はどうかしてるな・・。 いや、今はそんな事考えてる暇ではない。早く東田への怒りを納めないとダメだ。 よし、ゲームをしよう。 6月28日土曜日 海水浴前日。 結局今日始めて金銭的なこととなどが知らされた。 しかし、肝心のメンバーは最後の最後まで知らされることはなかった。 なぜだ・・・・なぜ教えてくれないんだろうか・・・・ とりあえず、ゲームしよう。 ピロロ~ン メールが来た。誰だろう? 「あ、綾香からだ。」つい呟いてしまった。 「ごめんね、メンバ言うの忘れてたぁ(笑 男子は斉藤・園田・川崎・西野に翔太だよ^^ 女子は里緒・さや・花・香奈に綾香だからね^^ また明日ぁ~じゃね゜u^/」 うん、そうかそうか、このメンバーなんだぁ~。 「里緒」と「香奈」ってだれだ? 「さや」はきっと大西の事をさしているのだろう。 しかし、「里緒」・「花」・「香奈」って一体だれなんだ? ここに来てこれか・・・・運命って残酷だな・・・。人の名前をちゃんと覚えておくと何かいいことがあるときいた事がある。 俺の場合は「安心」といういい事あるはずだが、残念ながら名前を知らないので「不安」がある。 はぁ・・・・・・・ 初めてだ、こんなに長いため息をついたのは。 なんかゲームをする気が萎えてしまった。おもむろにベットに飛び込んだ。 ・・・・・・・・・・・・・・ 「あ、別に綾香に苗字教えてもらえばいいんだ。」漫画でよく見る電球が光ったように言った。 なんて頭の回転が悪いのだろうと思う今日この頃。 これだから最近物忘れが酷いのだ。いや、関係ないか・・・。 「女子の名前わからんから全員の苗字教えてくれ。」 俺は綾香にメールを送った。 1分後、メールは帰ってきた。とりあえずシカトされなかったことを喜んだ。 「里緒はぁ、萩野里緒だよ♪ さやは大西さやか! 香奈は林香奈だよ~^^」 ほほう、萩野は「里緒」って名前なのか・・・・。 ・・・・・・・・・・林ってあのスポーツ万能でテストは毎回100点は三教化あるあの林か・・・・・・・・。 とんでもないメンバーだな。変な話そこまで自分の自信のあるのか、この女子4人は。 まあいい、ひとまず安心だ。問題は明日だからな。 俺は朝からグダグダと過ごして結局夜までグダグダしていた。まるでニートのように。 6月29日 海水浴当日。 天候は曇りがちだが、海は暖かいらしい。もしかしたら雨が降るかもしれない・・・・。 とりあえず、集合場所にいく。 集合場所はバス停だ。 甲野川バスセンター発新川総合体育館行きのバスに乗るらしい。詳しい事はわからない。 俺は後ろから付いていくだけだ。あと荷物持ちは確定だ。 何故かと言うとこの中で一番クラスででの地位(表現が違うかもしれない)が低いのは他でも無い俺だからだ。まあ、あまり目立たなく過ごしている自分が悪いわけだが。 ああ、バス停に着いた。誰もいない。当たり前か、まだ集合時間より20分も速いからな。 向こうで信号待ちをしているのはきっと綾香だ。 小学校のころからかわらないあの特徴のあるロングは綾香だ。 そうしているうちに続々とメンバーは集まってきた。とりあえず皆集まったのでバスに乗る。 皆仲良く世間話をしてる中、俺は一人乗り物酔いと闘っていた。 「大丈夫?顔色悪いよ?」大西は俺を気遣った。 「ああ、多分大丈夫・・・。」血の気が引いている中、苦笑いをしながら言った。 「無理しないでね。」大西は心配そうな顔をしながら言った。 とりあえず美咲海岸に到着。以外にも人は少ない。 もう7月間近だというのに・・・・いや、やはりまだ時期が早いのか・・・・。 気分が悪いのを無理して俺は皆のためにビーチパラソルを指して、折りたたみのイスを出して、マットを敷いた。 荷物をそれぞれ置いて、皆着替えに行った。俺は気分が悪い。マットの上に横たわり、少し睡眠をとろうとした。 10分くらいしてからだろうか、誰かが俺を起こした。 「渡辺君?大丈夫?」そこには小林の姿があった。もちろん水着だ。それはもう、あれだ。中学生とは思えない。いや、言葉にできない。 「だい、大丈夫だよ。」目を瞑ってなるべく見ないように体を起こした。 「むりしないんだぞ。皆あれでも渡辺君のこと心配してるんだからさ。」林はそう言って皆が遊んでいる海に走って行った。 ああ、俺も着替えてこようかな。どうしよう、面白そうだけど海冷たいだろうな・・・・。 まあ、ここで皆と遊んどかないと今日は荷物運びしに着ただけになる。とりあえず着替えてこよう。 俺はのそっと起き上がり、着替えをしに言った。 水着はサイズを大きめのを買った。しかし、履いてみなかったためどれくらい大きいか分からなかった。 案の定ぶかぶかだ。これはかるく長い短パンみたいだ。まあいい。小さいより大きいほうがいいだろう。 「あ、翔太。酔いは大丈夫なの?」綾香が笑いながら言った。 「なんかそれ酒飲んで二日酔いしてるみたいだから止めてくれ。」おれは苦笑いをしながら言った。 「ははは!お前ら面白すぎだ!」園田が腹を抱え、笑いながら言った。 「渡辺君も再起動したことだし、チーム組んでビーチバレーしない?」大西が皆に尋ねた。 「ん?俺が入ってきた事により奇数になる気がするのは気のせいか?」俺は疑問を投げかけた。 「あ、ホントだ!!!」大西は気付いてなかったらしく、驚いて口を隠した。 「ちょっとさやしっかり~。」萩野は大西の肩を押して言った。 「ゴメン私馬鹿だわ~。」大西は萩野に向かっていった。 「皆で交替交替で審判やればいいと思うんだけど。最初俺審判やるからさ。」斉藤は皆に言った。 「よし、そしたらチームはグーチーで決めよう。」川崎が言った。 こうしてチームが決った。 なぜか俺はリーダーとなり、大西・園田・林と、頼りになるチームになった。 しかし、大西・林に至ってはバレーが上手くないと自己申告。よってまともにできるのは園田と俺らしい。 流石に二人はきついな・・・。とりあえず頑張ろう。 試合開始!!! つづく・・・・ 人気Blogランキング参加中!!応援クリックお願いします!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 24, 2007 11:59:35 AM
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