Barcelona Asian Film Festival
この前のブログからまたまた長い月日が過ぎてしまいましたが、今回は4月29日から5月6日にかけてバルセロナアジア映画祭(BAFF)に行ってきました。でも今回上映された日本映画に関しては、ほとんど去年11月の東京映画祭、今年1~2月のロッテルダム映画祭、4月フランクフルトで行われたニッポンコネクション見てしまったものが多く、映画の下見という観点では本当はどうしても行かなきゃ、っていうわけではなかったんですが、この映画祭のオーガナイズをしている友達のアマヤとカルロスに招待を受け、『これはもうバルセロナに行くいいチャンス!ラッキ~!』ってなわけで行ってまいりました。で、結果的には7日間で映画は5本しか見てません(汗) なんといっても天気はいいし、食べ物はおいしいし、会いたい友達はいるし、で、映画どころではなかったってところが本音です。やはりスペインというお国柄からか、一番初めの映画上映の始まるのが夕方6時から… 朝の9時~10時には始まるオランダ、日本、ドイツの映画祭とは比べ物にならないほど遅いです。そんなわけで、俺らも日中はビーチに行ったり、買い物したり、観光を楽しみました。このBAFF、毎年アジアの国を一つ取り上げて、その国の映画をテーマとして特集しているのですが、今年は香港映画で、ゲストとしてジョニー・トーが招かれ、彼の新作映画等数本が上映されてました。この監督、もともとはアクション物出身の人なんですが、ラブコメディーとか色々と撮ってて、とにかく映画を進行させていく上でのテンポというか、リズム感みたいなところにただならない才能を感じさせる人で、どんなジャンルの映画であろうとも、ある意味での緊張感がずっと持続してて観てる側を決して飽きさせることがありません。ヨーロッパでは特に人気のある監督で会場挨拶のときにも満場総立ち口笛吹きまくりの歓迎を受けてました。ちなみに今回の旅行中自分の携帯についているカメラでパノラマ写真が写せることを発見!! だから今回の写真は全てパノラマです。ここ最近、今年は9月中旬からの開催が決定している僕らのフェスティバル『CAMERA JAPAN』の準備がだんだんと忙しくなってきている中、今回のバルセロナでの一週間は、フェスティバルの為の情報交換、コネ作りの機会となったことは勿論でしたが、ある意味で本当にいい休養にもなりました。こちらはミロファンデーションの屋上から見たバルセロナの眺め。そして最後の2日間はバルセロナから電車で30分程のところにあるSitgesという街で過ごしました。このSitges,もともとは漁村だった美しい町なんですが、1960年代ころからはゲイのメッカとして知られているところです。写真に写ってるのは相方のDと今回バルセロナで合流したDの幼なじみで現在はチューリッヒに住んでいるT君。ほんとにきれいなビーチでした。なんでも内部の情報によれば2009年度のBAFFのテーマは日本映画だそうな…キャッ!また来年も来なきゃ!