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カテゴリ:ロゲイン
菅平ロゲイニング3hの部、参戦レポです。ロゲイニング(ロゲイン)とは、大ざっぱにいうと、得点が割り振られたコントロールを制限時間内に周って、周ったコントロールの合計点が多い人が勝ちという競技です。どういう順番で回るかは自由で、自由なのがミソとなっています。あと、制限時間から遅れて戻ってくると、時間に応じて減点されてしまいます。地図とコンパスを持ちながら、ルーティング、ナビゲーションを考え走るという、知力・体力・技術が求められる競技です。つまり、足が遅くても挽回の可能性もあるよということですね。きちんとした解説はこちら。 ◆レース:菅平ロゲイニング3hの部、個人競技 ◆参加者:天王寺さん、タケシ、にの、やn ◆作戦 事前に立てた作戦は次の通り。スキー場エリアに置かれるコントロールが多くなるだろうと予想から、ダボス→太郎山と周り、つばくろ、大松は残り時間とコントロールの位置により調整しながら周る。そして最後に菅平中心部とゴール付近のコントロールを周るという反時計周りのルートを想定していた。菅平、峰の原エリアはスキーをやっていた時に、さんざん通ったところで、地形のイメージはしやすかった。 地図が配布されて開いてみる。ほぼ予想通りの配置であることを確認。予定通り反時計周りで行くことにした。大松山頂とその東側に100点台のコントロールがあったが、スタートの時点でこの2つは捨てていた。ただ、コントロールの設置位置が予想以上に道から外れているところが気がかりだった。 ◆マップ
スタートして、シュナイダーゲレンデを登り41を取る。下って24を取り、R406へ。次は29と45で迷うが、この16点差が勝負の分かれ目と思い、45へ向かう。テニスコートの裏から登り始めようと考えていたが、登れそうな箇所がなく、ゲレンデまで戻り直登。ゲレンデ中腹から45への小径を発見し45を取る。そこから上にあがって61も取る。 61からは、北西に伸びる尾根沿いに進む。ちょっと難しい45を無難に取ったことで気をよくし、道から外れた69も取ろうと尾根からコントロールへのアタックポイントを確認するために立ち止まった。その瞬間、尻、ハム、ふくらはぎ合計5~6箇所を蜂に刺される。あわてて地図で蜂を振り払い、ダッシュすると、何とか蜂を振り切れた。どうも69へのアタックで、誰かが巣を刺激したと思われ、私以外にも多数被害者がでたようだ。(天王寺さん、タケシは手を一ヶ所ずつ刺された模様) 当然69は諦めた。そしてレース自体どうするか考え始める。しかし、戻ればまた蜂に出合ってしまうし、エスケープルートもない。しばらくは、ダラダラと尾根沿いを歩いていた。蜂に指されたところは痛いが、まあゆっくり走れないこともない。尾根沿いの緩いアップダウンを進むうちに、何とかなるかもと思い始める。気を取り直し、尾根沿いの84、58を取る。 その後71を取り、一旦山を降りる。この時点でまだ1時間ちょっと。つばくろ、大松もそれなりに周れそうだ。まずは川沿いの100を目指すが、途中で38を取ってから100へ向かう。100は割とスムーズに取り、そのまま登って尾根向こうの道へ出ようとしていた。ここで泥にはまり、靴が両足脱げてしまう。しかたなく、靴下で泥に入りなおし、靴を救出した。どろどろの靴下で、どろどろの靴を履く。手もどろどろだ。 がっくりしていても仕方がないので、再び気を取り直して、尾根を越え道に入る。つばくろ山頂の90を目指して、一番北側のゲレンデを直登するも、下からみて左にコースが曲がっている所から、下草が自分の身長ほどにびっしり。それでも15~20mほど草をなぎ倒しながら進むが、断念して引き返す。ロスは15~20分か。せめてコース左に曲がっている所ですぐに引き返していればここまで深手は負わなかっただろう。棘のある草をなぎ倒したので、手も足も傷だらけになった。 ↑1点にもつながらなかった不名誉な傷、、、 太郎やダボスでは問題なくゲレンデを登れたが、つばくろ、大松では信用ならない。以後、ゲレンデを期待しないルート取りとした。三度気を取り直して、再スタート。だが、ついていることもある。見逃していた59が水平移動のみで取れた。90は諦めようかとも思ったが、やや意地で道移動のみで取りに行く。90に行く途中で残り1時間となり、べスパを補給。蜂にやられた自分が、べスパで元気になる。複雑な気分だ、、、 90を取った後、大松山頂の110を一応検討するが、200mアップはきつ過ぎると判断し、76へ。76を取って山を降りる。残り時間は40分ちょっと。後は市街地をゴールに向かいつつ、順番に拾っていくだけ。53→56→49→20→28→ゴール。残り時間は4分だった。28でちょっと迷ったあたりに、詰めの甘さが残る。
・全体的にはうまく周れたと思う。蜂、靴脱げ、ゲレンデでのロスにめげなかったのも良かった。
レース直後に張り出された暫定順位は何と3位(900点)!!しかし暫定順位にはカウントされていない速そうな人がタイムオーバーでゴールしていた(と思った)。しかも減点は1分20点と低い。表彰は3位までなので、速い人に抜かれて4位になったらどうしようと思いつつ、温泉&飯を済ませて、再び会場へ戻ると、なぜか2位(953点)に順位&点数がアップ!!53のコントロールが不調で、後から点数が加算されたようだ。 秘密のボーナスコントロールがあって、加点されたような気分だったが、家に帰り電卓で計算してみると953点であった。点数は現地で確認しないといかんですね。 本大会では、3度の絶望の後、2度の歓喜を味わった。しかし、蜂はもうたくさんだ。どうせトラップにかかるのなら、ハニートラップにしてもらいたい。(うそ)
↑2位の賞品は高原野菜とぶどう。美味しゅういただきました。
◆リザルト 3hの部、12hの部(ワイルドライフさん混合の部で3位!)、ラップ解析(これは楽しい) ◆おまけ 帰り道に秩父往還に出場中のいわす君を応援する。応援になったかどうかは怪しいが、ひたむきに走る選手達を見て、一同車からエールを送る。根子岳登山、ロゲイン、秩父往還の応援と盛りだくさんの1日だった。
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