ミスター・ブー原題:半斤八両 THE PRIVATE EYES 製作:76年 監督、脚本:許冠文(マイケル・ホイ) 音楽:許冠傑(サミュエル・ホイ) 出演:許冠文、許冠傑、許冠英(リッキー・ホイ)、石堅(シー・キエン)、呉耀漢(リチャード・ン) 日本公開:79年2月3日 探偵事務所を営むマイケルと、助手サミュエル&リッキーのおバカな日常を描いた、記念すべきMr.BOO!日本初上陸作品 吹替版 声の出演 ・許冠文/黄若思(ウォン):広川太一郎 ・許冠傑/李國傑(キット):ビートたけし ・許冠英/鶏泡(チョンボ):ビートきよし ![]() ![]() ![]() ![]() 警官「名前」 ウォン「ン・ヨクシン」 警官「電話番号」 ウォン「実は私、私立探偵でしてね。元はこう見えてもあなたと同じ警察官なんですよ。それにおたくのチェン署長ね、あれは私と親戚なの」 警官「片目のか?」 ウォン「そうそう」 警官「あれは俺のいとこだが、どういう親戚だ?」 ウォン「うちの伯母の兄貴の隣に住んでる人の甥の長男なんですよ、アレがね。ですから…」 警官「つまりアカの他人だな」 ウォン「まあ、そういうことになりますかなぁ」 ![]() キット「実はあの、新聞で見たんですけど」 ウォン「なるほど。困っちゃうなあ…。この香港には私立探偵がごまんとあるんだけど、いつも新聞やTVに名前が出るのは、かく申す私ばっかりでね。何せ元香港総督ともこうしてね、握手した仲なの」 キット「そうですか…。そういやあ昨日の新聞にも写真出てましたねえ」 ウォン「本当?どの新聞に?」 キット「星報新聞」 ウォン「ジャッキー(探偵事務所で働いている女性)、昨日の星報新聞あるかな?」 キット「ほら、どっかクラブとかでさあ、確か手錠はめられちゃって…」 ジャッキー「あ、社長、ありましたがどうします、これ?」 ウォン「焼いちまえ!!」 ![]() ウォン「早く下りろ馬の駆け足、バカバカバカって」 ![]() ウォン「このカメラだが、ここに反対レンズが内臓されとってな、写真向けたまま脇の人物を撮る。撮られた本人は知らぬが仏、知ってキリスト」 キット「ふーん。ちょっと貸してみて。…カワイコちゃんが来る。出た、コマネチ!」 ![]() ウォン「痛いッ!痛ッ!痛ッ!(棒で足を殴られて跪き)…ここに居たッ!」 小さい兄貴「てめえ、どこのシマのモンだ?どっから来た?」 ウォン「モンコク(香港の繁華街)」 小さい兄貴「どの組だ?」 ウォン「3年…さくら組」 ![]() ウォン「チョンボ」 チョンボがのこのこやって来る「本物かどうか見ろ、コレ」 チョンボ「どどど…どうやって?」 ウォン「いや、教えたじゃんか!赤と青の線、2本をつなぐ。それで何ともなかったらニセ物だ、そりゃあ。何だ、二十歳にもなって」 チョンボ「ににに…23ですよ、オレ」 ウォン「頭は、ははは…二十歳以下なんだ、お前は」 (支配人に向かい)「御心配いりまへん。というのも、いつだったか前にもこんなことがありましたが、あの時は…。オイ!何をするんだろうか!」 チョンボ「だだだ、だから仰せのとおりにせせ…線をくっつけて、本物かどうか試してみようと思って」 ウォン「本物ならこっちもオダブツじゃないか!」 チョンボ「じゃあ、どどど…どこでテスト…」 ウォン「トイレの中はどうだ?え?」 チョンボ「しし…社長!ここ…これがもしほほ…本物だったらオレ死んじゃうよ」 ウォン「頭を使え!! あん中なら死ぬのはお前だけ。ここで弾けりゃ3人も死ぬんじゃんか!」 チョンボ「それもそうだ」 ドッカーン!! ![]() ウォン「本物だと思ったらやっぱりじゃん!チョンボ、生きてるか?チョンボ?」 チョンボの様子を見にウォンがトイレに入るや…再度ドッカーン! ![]() ![]() チョンボ「オ、オレ、後で病院に行きたいんだけど。どうも風邪を引いたらしくて」 ウォン「風邪がそんなに怖いか。風邪で死ぬか、お前は」 チョンボ「アアア…アメリカのブタ型ビールスだったら死にますよ」 ウォン「おい、もし医者にかかるとしたら、結果は二つに一つ。ブタ型ビールスでなかったら無駄金を使うだけじゃんか。一方、ブタ型ビールスだとしたらお前は死ぬじゃんか。どっちにしたって無駄金じゃん、じゃん!?」 チョンボ「そ、そうか…」 ウォン「そうじゃん」 ![]() ウォン「どうだろ、道の真ん中に車を止めやがって!それでよく免許が取れたな!バスに乗れ、バスに!男ブス!」 ジャンル別一覧
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