テーマ:旅のあれこれ(9981)
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後編のその2です(汗)
急行『きたぐに』は、長岡23:53発の予定だったんですが、 遅れている上越新幹線の乗客を待つために、長岡駅で長く停車するとのこと。 つまり、発車が遅れるわけですが、そんなことで怒ったりオロオロしたりするはずがない。 むしろ嬉しいです。 じっくりと『きたぐに』撮影会スタート! (撮影:長岡駅) 俺が乗った10号車B寝台(禁煙)。 この『きたぐに』は、583系車両で、 最初に運用された寝台特急の名前から、「月光型」と呼ばれています。 普通、寝台特急といえばブルートレインを思い浮かべるでしょうが、 ブルートレインは、動力のない客車を機関車が牽引して走ります。 が、この583系は電車ですので、機関車がなくても自力で走ります。 昔は、昼は椅子、夜はベッド、と座席の形を変えて、昼夜兼用で走っていました。 今は、定期運用されているのは、この『きたぐに』だけです……(泣) というわけで、この「クハネ583」表示。 「ク」は駆動制御車の「ク」です。つまり運転台があるわけですね。 (この車両にはモーターは付いてません。モーターが付いていたら、「クモ」です) 「ハ」は等級を表しまして、イロハ順になっていまして、「ハ」は普通車、B寝台車です。 「ネ」は寝台、つまり「寝る」から「ネ」です。 つまり、「運転台有り、モーター無し、B寝台車両」です。 というわけで、この車両↓は…… 「サ」は付随車(モーターも運転台も付いていない)です。 なぜ「サ」なのかは諸説あり、付随することから「さぶらふ(候)」から来ているとか、 運転台の付いた車両の間に「差し挟む」からだとか…… 「ロ」は等級を表すので、グリーン車やA寝台。 「ネ」は寝台車。 つまり、「運転台無し、モーター無し、A寝台車両」です。 えっと……まあ、そんなことはどうでもよくて……(汗) この『きたぐに』は変わっていて、完全な寝台車かというとそうでもなく、 普通の椅子の座席の車両も連結されています。 ↑普通車自由席 ↑グリーン車指定席 グリーンとは言っても、普通の特急列車のリクライニングシート並みですけど(汗) さて、俺が乗った今回の「電車三段式B寝台車」の車内は…… 通路の両側に寝台があり、三段式です。 だから非常に狭いです。 ブルートレインのB寝台は、通路に直角方向に寝ますが、 これは通路に並行な向きに寝ます。 俺、今回は下段でしたが、中段、上段席は安いですが狭いです。 すげー圧迫感があります。 そもそも中段、上段席は、昼間、普通車として走る時には、 天井に収納されていたわけですからね。 下段は、椅子の座席を変形させてベッドになっているわけですけれども…… (現在、583系の座席は昼行用の椅子としては使われておらず、 夜行用のベッドになったままです。 逆に北陸本線に残る419系として改造されたものは、 天井に収容されたベッドはそのまま、下段席が椅子になったまま運用されています) さて、下段席の室内ですが…… ↓足元側 毛布(シーツ付き)と浴衣とハンガーが備えてあります。 ↓頭側 カーテンを完全に閉めて、読書灯を点けると、こんな感じに。 天井は中段席になっているので、変な形になっています。 椅子席の名残のテーブルがあります。 布団の下の座席を見ると、このへんが曲げられて、 椅子になったんだということが分かりますね。 そして壁側は、こんな感じ↓。 カーテンを開けると、長岡駅のホームが見えます。 ただ、先ほども書いたように非常に狭いです。 長さはまあ、身長176cmの俺でも足を伸ばせますから別にいいですし、 寝相が悪くなければ、幅が狭くてもまあいいですが、 天井が……(汗) ↑ハンガーを天井のフックに引っかけた、俺のシャツです。 裾はもう、座席に届いています(汗) つまり、俺くらいの座高だと、座っていても、頭が天井にぶつかります(汗) まあでも、俺は、そんなの関係ねえ、なので、 次の日、朝から仕事だし、寝ることにしました。 ブルートレインとはまた違った揺れ方なんですよね。 自力で動くか、機関車に引っ張られるかの違いで…… 0:15発(22分遅れ) ↓信越本線・北陸本線・東海道本線・夜行急行『きたぐに』 大阪行 6:49着(定時) とまあ、こんな感じで、新潟から帰ってきました。 けっこう楽しかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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