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カテゴリ:nature
ふと昨日見た映画「不都合な真実」をタイトルに挙げている楽天ブログを検索した。
イヤー結構ある。 本文は何れゆっくり見るとして、この問題を定義している人の多さになぜか胸をなでおろす。 昨日は結局眠れなかった。 映画の内容がそうさせたのでもあるようで・・・・・・。 でも不安とかではない。 ワクワクしてしまったのだ。 なので、朝プロとは直接関係ないが、このプロジェクトを立ち上げたと言う意味から、もう一度この映画の話題に触れてみたい。 僕は初めてこの映画の存在を知った時、「不都合な真実」と言うタイトルがピンと来なかった。 それは内容をある程度知ってからなのだが、「不都合もなにも、真実の話だろう?なんで?」と言う具合に。 でも映画を観て「なるほど!」だった。(鈍感、無知) 当初この映画に対し、僕は心のどこかで対立する感情を抱いていた。 それはこの手のドキュメント映画にありがちな、現実を伝えているのであろうが、同時に恐怖心をも抱かせてしまう。 現実を直視する勇気を伴うわけだ。 しかも前に戻るが、今日「温暖化防止条約」と言う言葉を数多く耳にしているのに、なぜ不都合なのか?凡そ想像はつくので、であれば駄目なんじゃないの?と。 ん~上手く言えないが、今の社会は何が良くて、何が悪くて、それがその通りにならないし凄く脅威に感じる。 そう思うと確かに素晴らしいドキュメント映画であったとしても、結局解決策は神のみぞ知る。なのではと・・・。 しかも、「環境を」と言う事を進める様々な団体や活動者の意見を聞くと、今までしてきたことを全否定し、一から生活様式を極端に変えなければいけない・・・。 なので、この映画は「絶対観るべきだ!」と言う自分と、「観れない言い訳しちゃおうかな・・」と言う自分に、決断させる所から始まった。 でも何のことはない。 映画を観た今の僕は本当に晴れ晴れした気持ちだ。 しかもそれ以上に地球環境の今後にワクワクする。 「ここまで地球の環境は悪化している」とグラフを見せられたように、何年後かに「こんな風に解決してきている」と言うグラフが見れる気がするからだ。 そう、この映画の良かった所は、「今起きている現実、問題点、今後の最悪な予測。」 しかし、「こうする事でこうなる可能性を秘めている。」と言う解決策を見出している。 ドキュメントにありがちな、「映画館を出る時の重い気持ち」にならなかったのだ。 もちろんどんな現実も重要で、今こうしている間にも様々な事象はおきつつあることも知りつつ。 科学的なデータや研究結果に対しての信憑性を懸念する声も聞える。 今朝の朝刊では、アル・ゴアの本国アメリカで、シアトル郊外の学校がこの映画を理科の教材にしようとして、「偏見に満ちた内容」と言う苦情により承認されなかったと書いてあった。 実際この映画で問題視されている要因が生活の糧となっている人にすれば死活問題かもしれない。 生きる以上どうしても無視できない部分だろう。 ここはその手の分野に交換条件を出したらどうだろう? それも国家規模でないと駄目だ。 「地球を守るため、この部分を削って欲しい、その代わり国はこういう事を手助けします。」みたいな。 環境と共存出来るビジネスモデルを提案すれば良い。(簡単に言うけど難しいんだろうな) 映画のある面で、「この映画も政治的背景があるのかな?」と正直思った部分もある。 でもどうであれ、変えなくてはいけない事は事実。 その事を訴え、トップになったら何があろうと公約通りに実行してくれれば解決する問題なのだし。 でもあるインタビューでゴア氏は大統領にはならないだろうと述べていた。 それよりもエンドクレジットでは「この問題を捉えている政治家を支援しましょう!その人がいなかったら、貴方がなって下さい。」なんて言ってた。 でも数字や科学的根拠より大事なもので、失いつつある自分の中の感覚。 これを信じたい。 この八ヶ岳は確かに自然にかこまれた良い環境だ。 でも何年か住めば気付くだろう、刻一刻と環境が変化している事に。 都会でも同じように感じられるかも知れない。 その方向に意識さえ向ければ。 そう、この映画の魅力は前にも話したように、ほんの少しの努力が解決策になるという事を投げかけてくれている。 こんな話を聞いた。 それはタイでの事なのだが、TVで電気需要のメモリを映し出し、「今これから一つずつ電気を消して下さい。」と投げかけると、見る見るメモリが下がって行く。 目に見える現実だ。 日本でもやらないかな・・・「今現在不要と思える電源を落として下さい。」 二酸化炭素濃度を瞬時に測れる機械があれば・・・「今お湯を使うのをストップして下さい。エンジンを切ってみて下さい。」 ・・・どうなるんだろう?凄く興味がある。 ![]() 映画を観終わって見た、六本木ヒルズから見える東京タワーは確かに綺麗で華やかだった。これも先ずは点灯時間を減らしさえするだけで良いのかも知れない。(既にやっていたらゴメンナサイ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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