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    弥々*とはず語り   

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2006.06.25
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6月25日AM5時半起床
長男坊の弁当こさえは、何があっても毎日だ

昨夜もようけ眠れずに、とうとう三郎父さんが
娘の死を知らされる朝を迎えちまった

はぁ・・・こんな事してる場合ではないのに
なぜか気持を落ち着かせたくて、あちこちネットサーフィン
ブログ読み漁っては、溜息ひとつ・・・

そんな吾には、何一つ文句も言わず
晩のカレーをこしらえてくれる菩薩様

はぁ・・・吾は何をしておるのやら・・・

そうこうするうちに出かける時間と相成り申して
バタバタと、荷づくろい

菩薩様は、後から、ヴィオロン来場なので
日中は長男坊の試合応援に出かけていった

 
劇場空間
 

音響で使うCD・MDデッキ(荷重6.5キロ)は吾の私物
ヴィオロンでは、お客に貸す音響装置はないからな
毎回、このデッキをかついで持参だ
ヴィオロンにいくまでの大仕事だわい (*_*)ピヨピヨ

いつものように、阿佐ヶ谷のカラオケボックスで最終リハ

玲は、たいしたもんやぁ
両日おいでのお客様に同じものはみせられないと
初演後のここ数日も悦子と対峙し、悦子の真意を掘り起こす作業に余念がない

16日で仕上げた筈の脚本に、さらに追加作業がなされた
悦子は、本当に自殺だったのだろうか・・・
事故死では・・・と言う見識の元
より、悦子に近づこうとするその姿勢
傍で見守るしかない吾には、その姿勢がまぶしかったっけ・・・


生きる悦子


だが、そんな玲をただ眺めておるわけにもいかぬ
吾も今日こそは決めたいジョー!!

16日は、妙に司会者テンションがですぎちまって
ちと、演目の仕上がりに悪影響を及ぼしたところがあったと反省

確かに、場を繋ぐためのMCでは
ちと、公演全体の統一カラーを乱すようなテンションだったかも・・・
お客様の中には、悦子や太宰に思いを寄せにくい方もいらっしゃる
その方々にも、このひと時を有意義に過ごして頂きたい
ただそれだけのことであったが・・・
吾なりに誠意を尽くしたわけではあるが・・・
自分に自信がない時は、表現もぶれるよのう  (>_<)キャッ


葉桜モノ1


今日は、あるがままでヴィオロンに立とうと
それだけを肝に銘じた

とにかく『葉桜と魔笛』も、名古屋含めて今日で3回目である
今日こそ、自分で納得のいく語りができたらと・・・
とにかく雑念を払拭し、集中じゃぁ!


DSCN1077.葉桜1.JPG 

 
両日ともお越しいただいたお客様からは
16日の方が安定した語りだったと・・・
16日と名古屋ライブを聞いた友人からは
名古屋の方が、よかったと・・・
だが、玲には、25日のほうがよかったと・・・
これだけ聞き手によって意見が分かれるものなんだよなぁ・・・


葉桜アップ


今日は葉桜を聞きながら、涙してくれるお客様の姿を認められるほど
吾自身の気持は、落ち着いていた
それがよかったかどうかは別として
とにかく、今できる精一杯をやり遂げましたん
今回は、それでよしとしよう・・・
今後に繋げる課題があるのは楽しみなことだ

いつか完全に本を離し、しっとりと笑みを浮かべながら
なんもかんもふっきって
この作品を、改めて語りなおしたいと思う


葉桜4


さてさて、そんなこんなでええ感じで『二十歳の原点』に突入

三郎父さんは、ナヴィゲーターのような役どころ
悦子像を損ねることなく
そっと寄り添う三郎に、どこまで徹っすることが出来るか・・・

だが、吾がどうであろうと
今日は玲の出来が最高によかった
16日の時よりは、遥かに高い意識レベルであった

吾はぁ、ただただ玲の呼吸に合わせるだけで充分であった
もはや、三郎がどうする事もないレベルに
玲の悦子は到達していた

それが、何故か感動しながらも寂しかったっけ・・・
この寂寥感こそ、三郎父さんの真の気持かのう
ふと、思う・・・
我が子は届かぬところにイッテシマッタ・・・

『我が子のことは全て知り尽くしていると思っていたのに・・・
親の私が抱いていた「悦子」とは別の人間が、そこにいたのです』

この台詞で、涙が一気に溢れてきちまった・・・

思えば、一番せつなく、一番好きな台詞であった
親の思い溢れる中、自然と発せられたことに
吾は満足している

三郎が寄り添うのもここまで、ここから先は玲の独白だ
アドリブも随所に溢れ
それが全て、悦子が話しているように聞こえてくる

演目中、不思議な事が起こった
玲の台詞に反応するかのように
時折、柱にかけられた人形の電気が、チカチカと細かく点滅したのだ
悦子が、もしかしたらここで、見守っていてくれたのかのう・・・


人形 


この1年かけて創り上げた『ろくがつの道化』は
この1週間でさらに大きく掘り下げられたのだ
演目終了しても、降りてこれない玲の肩をポンと叩く
二人で長いおじぎをした
拍手が、遠い汽笛のように聞こえたっけ・・・


原点


アフタートークも充実し、公演は2時間にわたった
誰一人お帰りになることなく
玲の悦子に対する思いに耳を傾けていただく

エンディングは、飛びきり嬉しいプレゼントがあった。
マスターのご好意で
マレーネ・デートリッヒのレコードをかけていただいたのだ

今年も、ヴィオロン公演では「リリー・マルレーン」でお馴染み
戦場のディーバ【マレーネ・デートリッヒ】の楽曲をBGMに使用していた
そのデートリッヒの歌声が、ヴィオロンのフォーンから聞けるなんて!
小さな家庭用のCDデッキから流れる音とは、圧倒的に深みが違う
粋な計らいを頂いたマスターにも、心からありがとうと言いたい

デートリッヒの歌声に酔いしれながら、PM20時終演


ディーバの歌声♪


一息つくと、携帯に三ちゃんから留守電入っているのに気付く
『集金2千円、財布から取っとくよ~』とな (*_*)ピヨピヨ
はぁ・・・いきなり現実に引き戻されちまったのう (*^-^)

その後、片付け・精算を済ませ
スタッフ総勢7名でヴィオロンの二階のタイ料理屋で打上げ

終電時刻の早い吾は、一足先に失礼した
終電時刻が早くてよかった・・・
とにかく、一刻も早く独りになりたい夜であった

日付け越え26日AM1時半帰宅
なかなか寝付けぬ独りの夜であった


時みちて

撮影:たかしさん



記:2006.07.05 17:51:54

2005年の公演後記1

2005年の公演後記2






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Last updated  2006.07.08 08:10:01
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Comments

 ドーナツ党首@ Re:3歳のぽっつら・・・『 知命 』 『 落ちこぼれ 』 (語り41)(01/22) おはようございます。どちらにコメントを…
 @弥々@ どこぞのさんへ どこぞのさんへ これまた、一昨年の台風…
 @弥々@ Yのトランクさんへ 気付くのが遅れてすみませぬ&lt;(_ _)&gt;…
 Yのトランク@ Re:長男坊の意地と親心(03/16) すみません。こちらから送信出来るのか分…
 どこぞの@ Re:長男坊の意地と親心(03/16) ご無沙汰してます! 台風のニュースを見て…
 @弥々@ Re:姪っ子たちへのプレゼント(03/01) >こちらなら伝わるかなとコメントしてみ…
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