「環境よりも大切なもの」第1サムエル2章
私たちにとって環境はとても重要です。なぜなら環境が私たちに与える影響は大きいから。だから私たちはより良い環境を求めます。でもアダムとエバが最高の環境にいたにも関わらず罪を犯したように、環境より大切なものがあることを忘れてはいけない。では私たちは環境というものに対してどのような対応していけばいいのか?1、「環境」ではなく「神」を求めるサムエルとエリの息子たち、彼らは全く同じ環境の中で生活しました。でも彼らに対する聖書の評価は全く正反対なのです。単に環境だけを見ればサムエルよりエリの息子たちの方がより良い環境の中で暮らしている。でも評価はサムエルの方が全然いいのです。ここから分かることは何か?「環境は大切。でも一番のカギではない」ということ。では私たちにとって一番のカギとは何か?一番のカギは『どんな環境にいるか』ではなく『神が共におられるかどうか』ということ。詩篇27:4「私は1つのことを主に願った。私はそれを求めている。私のいのちの日の限り、主の家に住むことを。主の麗しさを仰ぎ見、その宮で、思いにふける、そのために。」ダビデの人生の環境は決して良いものではなかった。でもダビデはその良くない環境の中で神様に祈りました。「自分の環境が良くなるように」ではなく「どんな環境の中でも主が共にいて下さるように」と。その結果、ダビデは神様の道を走りぬく事が出来た。私たちに必要なことは「環境」以上に「神」を求めることです。2、環境を創り出す人になるサムエルの特徴は「悪い環境に影響される」のではなく「新しい環境を創り出した」こと。実は私たちも同じ役割が与えられています。ではどのように「環境に影響を与える存在になる」こと出来るのか?a,良い行いをするエリの息子たちが自分勝手なことをしていた時、サムエルは何をしていたのか?サムエルは「主に仕えていた」のです。(11、18)マタイ5:16「このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行ないを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。」私たちが神の力によって良い行いをする時、環境に影響を与える事ができる。b,御言葉を蓄えるサムエルのタイトルの変化→「幼子」から「少年」へと変わる(21)少年時代=人からの影響を受けやすい時期。この時どのようにしてエリの息子たちの悪い影響から守られたのか?→母ハンナの教え詩篇119:9-11「どのようにして若い人は自分の道をきよく保てるでしょうか。あなたのことばに従ってそれを守ることです。 私は心を尽くしてあなたを尋ね求めています。どうか私が、あなたの仰せから迷い出ないようにしてください。あなたに罪を犯さないため、私は、あなたのことばを心にたくわえました。」御言葉を「ただ読む、聞く」のではなく「心にたくわえる」時、私たちは悪い影響から守られて、そして環境に影響を与える事ができる存在になる。c,神の支配を祈るマタイ6:9-10「だから、こう祈りなさい。『天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。御国が来ますように。みこころが天で行なわれるように地でも行なわれますように。」 「御国」とは?=神の支配、神が支配しておられる場所のこと。私たち、今自分がいる「環境」をコントロールする事難しいかもしれない。その時必要な事は祈りを通して完全にコントロールすることのできるお方に任せること。「神様、どうぞあなたがこの環境を支配してください!」と。家に、職場に、学校に、人間関係に、経済的な状況に、神様の支配を祈り求めましょう。