2016/08/15(月)12:22
8月15日は「終戦」か「敗戦」か
8月15日は「終戦」か「敗戦」か、と問うひとがいるが、わたしはこう位置付けている。
8月15日は「戦(いくさ)を終(お)える」ことを日本国が能動的に 決めた「終戦」の日。
そして9月2日がミズーリ号艦上で降伏文書に署名せざるをえなかった「敗戦」の日であると。
8月15日をもって「敗戦」というのは、まだ早い。
降伏文書署名後、日本のメディアに占領軍の苛烈な検閲が入り、新聞・ラジオは急速に異国の奴隷と化して現在に至る。
千島列島と樺太(からふと)でソ連軍の侵攻をはばむ祖国防衛戦争は、8月22日まで続いた。これも忘れてはならない。