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カテゴリ:本
『小説以外』
恩田陸 著 内容(「BOOK」データベースより) 世の中には、二種類の人間がいる。物語を愛する人(読書家)と、物語に愛された人(小説家)。稀に両者を兼ね備えた人間が産まれるが、年間2000枚の原稿を書き、200冊の本を読む恩田陸はその典型と言えるだろう。あらゆるジャンルで活躍する現代の語り部は、どんな本を読み、どんなふうに原稿を書いてきたのか?デビューから14年分のエッセイを集大成し、作家・恩田陸の秘密に迫る。文字通り「小説以外」のすべてが分かる、ファン必携、恩田陸解体全書。 恩田陸のエッセイ集。 恩田氏とは同世代である。 若干年齢差はあるものの、同じ時代に同じ物を読んでたらしい。同じ番組を見ていたらしい。 「萩尾望都も一条ゆかりも読んでたよ!!」 「少年ドラマシリーズ夢中で見てたよ!!」 同じ時に同じ物を読んでて同じ物を見てて、ずいぶん違う人生を歩んでるなぁ、と己の平凡さにちょっぴり肩を落とす(^^ゞ このエッセイ集の中に「時間を忘れさせてくれる文庫ベスト5」と題した文がある。 戒厳令の夜 五木寛之 ドナウの旅人 宮本輝 田中角栄研究 全記録 立花隆 ガン回廊の明日 柳田邦男 ファイアスターター スティーブン・キング 以上の5冊。この中の田中角栄以下は未読だが上の2冊は私にとっては特別な本だ。 五木寛之は高校から大学にかけて読みふけっていた。 「青春の門」「青年は荒野を目指す」そして「戒厳令の夜」は氏の著書で最も愛した3篇。 なんてミーハーな選択(笑) 「ドナウの旅人」は宮本輝の作品の中で一番好き。 否、これまで読んできた恋愛小説の中でもベスト3に入るほど好き。 何度読み返したことか。 私の取って置きの本を他の誰かも愛してると知るのはとても嬉しい事だ。 あ~~昔語りになっちゃった(^^ゞ 「小説以外」恩田氏のファンにはオススメです。 本好きにはオススメです。 小説以外 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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