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原田誉一の電脳通信

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2006.04.02
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テーマ:身辺雑記(4406)
カテゴリ:カテゴリ未分類
夕方に雨がやんだ。
「むっちゃん、ゴロウの散歩にいこか。
 ボールのうけあいもしよ」
小2の次女は静かに喜んだ。

最近テニスボールのうけあい(キャッチボール)に興味を示しているのである。

低学年のうちに投げる技術を少しは身につけさせておきたい。
学校でも体育や休み時間にドッジボールをよくやる。
投げれる投げれないで活躍の機会に差が出やすいのだ。

10mほど離れてのうけあいである。
両手を使って何とかボールを投げようとする娘。
けなげである。

「だめだめそんなんじゃ。
 こうやって投げるの」
などと否定的な言葉は言わない。

「うおお、すごいなあ」
これだけである。

何回つづけていくうちにうまくなる。
次第に片手でも投げれるようになる。
両手でしっかりボールも受けれる。
もちろん私は手本としてきるだけいい投げ方受け方を見せる。

「こうやって投げるの」
などと言わずただ見せるだけだ。

何とかうまく投げたい娘は私の投げ方をよく見ている。
そしてまねをする。
「まねる」すなわち「まなぶ」である。

「お、かっこいい」
「うまい、うまい」
「やるやん」
そんな言葉を心の底から言う私。
娘も実にたのしそう。
しまいには汗をかき上着を2枚ぬいでシャツ1枚になった。

10分ほどつづけただろうか。
いきなりノーバウンドで娘のボールがとどいた。
「うわあ!! すごい。
 とどいたやん」
私も心の底から歓びの声をあげた。
娘は少しはにかみつつもニコニコしている。

小2といってもおとといまでは小学1年生だった娘である。
テニスボールを10m投げれるなんて大したもんだ。

しばらくうけあいをつづけ家にもどる。
その間いろいろ親子の会話もはずむのだ。







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最終更新日  2006.04.05 04:36:59
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