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原田誉一の電脳通信

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2006.12.30
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テーマ:身辺雑記(4406)
カテゴリ:日記
阪急電車には「携帯電話の終日電源オフ車両」がある。
私は電磁波に被爆するのが嫌なので、阪急に乗るときは大概ここを利用する。

ここでは文字通りケータイの電源を切らねばならない。
マナーモードではいけない。
とにかく電源を切る。
それが「携帯電話の終日電源オフ車両」なのだ。

ところがこの車両で正しく電源を切っている人はいるのだろうか。

毎年この時期恒例の荒井さん宅での年賀状作業後の帰りである。

私の前に座っていたおばさんのケータイが鳴った。
私は電磁波に被爆するのが嫌なので、おばさんから離れる。
2mほど。

「今、電車の中だから、また後で電話します」
おばさんはそう言って電話を切った。
おそらく電源は切っていないだろう。

「だったら、電源、切っとけよ」
と思ったが口にはしなかった。

私から3mほど離れたところでは、服装の派手な若い女性がケータイを操作している。
おそらくメールでもしてるのだろう。
メールだろうが関係ない。
送信や着信時には強力な電磁波が出るのである。

たまたま車掌さんが車内点検に来た。
車掌さんは丁寧にその女性に注意をした。
すると女性はメールをやめた。
おそらく電源は切っていないだろう。

こういった場面をよく見かける。
注意を受けたら、
「すみませんでした」
と一言詫びを入れるのが当然と思う。

しかしこの女性は無言であった。
しかも決して車掌さんの方を見ない。
視線を斜め上方に向け知らんぷりだ。

「注意を受けたらちゃんと謝れ」
と思ったが口仁しなかった。

まあこの女性に限らず、注意を受けた人の所作は大方こんなのもである。
なんなんだろう。

至近距離でケータイを使われ退却困難な状況になると、
「すみません、電源、切ってもらえますか」
と丁重にご注意申し上げる。

これまで20人以上の方にそう申し上げた。
しかし、
「すみません」
と言われたことは一度もない。

ほとんどが先の女性のように切ることは切るが知らんぷり顔。
なんなんだろう。

軽い口論になったことが3回ある。
1人が失恋中の若い男子大学生。
1人がつっけんとんな若い女性。
1人が若い欧州系の外国人男性。
まあそれぞれに面白い口論ではあった。

それはともかくいずれも、
「すみません」
の一言が返ってこない。

仕方がないから私の方から、
「すみません」
という始末。
今度からは、
「切っていただき、ありがとうございます」
とでも言おうかと考えている。

電車をおりて、乗り換えるさい、ケータイ中の男性に道をゆずった。
すると彼は会釈をして感謝の意を表してくれた。

私は、電磁波に被爆するのが嫌なので、自分の背後でケータイ操作をして欲しくない。
そういうわけもあって道を譲ったのであった。
「どうぞどうぞ」と。





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最終更新日  2007.01.01 06:09:31
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