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原田誉一の電脳通信

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2008.08.16
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テーマ:身辺雑記(4406)
カテゴリ:日記
今日は図書館で本を読もう。

本日図書館は10:00から17:00まで開いている。
7時間の図書館ごもりだ。

考えただけでもわくわくするではないか。

9時半に本を8冊と水筒をカバンにつめこむ。
よし行こうと気合いが入ったところに、
「お父さん、オセロしよ」
小学4年の次女がそう言ってきた。

「よ~し、じゃあ1回だけね。
 こてんぱんにやっつけるから覚悟しいやあ」
「うん、いいよ」

そうして次女とオセロをやったのだ。
自分で言うのもナンであるが私はオセロが強い方だと思う。

オセロが日本で流行りだしたのは確か私が小学生のころだった。
私がはじめてオセロを知ったのは小学館から出ている『小学○年生』という雑誌の付録にあったオセロだった。
ハサミで64枚の白黒のオセロのコマをくりぬいた覚えがある。

その後ツクダオリジナルのオセロ盤を買ってもらい家族や友達とよくやった。
どういうわけか私は連戦連勝で負けなかった。
将棋はめっぽう弱いのにオセロだけは誰にも負けない自信があった。
オセロ人生30年の中で負けた記憶は2回だけ。

中学生のときにいとこのHくんに1度負けた。
Hくんは私に何度も何度も勝負を挑み私の勝利の方程式をつかんだようであった。

2回目は9年前に大阪教育サークルはやしのAさんに負けた。

Aさんは将棋も強くオセロも強い。
なにせ明治図書から1991年に『遊びのルーツ』なる本を出版している。
オセロはもちろんさまざまな遊びに関する研究者でもあるのだ。

そんなAさんだから私はいつも以上に気合いを入れて勝負に臨んだ。
1回戦は私の勝利の方程式が見事に決まり私が勝った。
ところが2回戦はもうそれは通じなくあえなく負けてしまったのだ。

というわけで我がオセロ人生30年で負けたのはこの2回だけと記憶している。

598勝2敗である(たぶん)。

そんな私に次女がオセロに挑んできた。
これまで次女とは何回かオセロをしたがいつも私の圧勝である。
我が娘とはいえ、ようしゃなくこてんぱんに打ちのめす。
手加減なし。
その多くは真っ黒の完勝。
それでもくじけず次女は私に臨み最近ではようやく真っ黒完敗だけは免れるようになっていた。

よ~し今日もこてんぱんにやっつけて早く図書館に行こう。
そう思いコマをおいていった。

ところが今日は何だか様子がおかしい。
初めから次女が有利に試合を進めていた。
黒より白の面積が多いのだ。
あれれ。

何とか最終局面では挽回できた。
しかし勝負は…。

1つ1つ固唾をのんで次女と私はコマをかぞえた。
32対32。
なんと引き分けである。

おお~。
我がオセロ人生30年目にして初めての引き分けであった。

次女はもう大喜び。
紙に「オセロで引き分けました」と書き私に署名をせまるほどである。

「すごいなあ」
と言いつつ私は快く署名をし図書館ごもりに向かった。





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最終更新日  2008.08.17 07:56:17
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