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白梅がほつ、ほつと咲いていて、びっくりしてしまいました。
ちょっと弱々しい花ですが、確かに咲いています。気づいたのは2,3日前。 今朝もまたひとつ咲いてます。どうしちゃったのでしょうね。 この一年はとても早く感じます。今日はポリーの命日でした。妹の家で車をだしてくれて、お墓参り。ポリーの好きだった公園はちょうど草刈りの終わってしまったところで何も咲いていません。よく食べていた草を少しみつけて持っていってあげました。 去年と同じように秋晴れです。 「犬って何年生きるんだ?」 「長くて15年くらいかなあ。大型犬はもっと短いよ」 「そんな早く別れて、何回も悲しい思いをするのに、どうしてまた飼うんだ?」 「うーん・・・なんでだろうね。死んでしまったときはもう二度と飼わないって思うんだけれどね」 ほんとうにどうしてかな。ばかだよなあ。犬は飼い主を選べない。 ポリーは幸せだったろうか。 くるみは今、幸せなのだろうか。 そんなことぼんやり考えながら、今日二つ目のチーズケーキを焼きました。 ひとつは妹の家へ。もうひとつは常に腹ぺこな息子へ。 焼き上がるケーキは思い出の匂いがします。 ああ、もしかしてあの梅はポリーがいたずらをして咲かせたのかもしれないなあと、ちょっと思いました。 *題詠マラソン2004 こころに残った歌 069:奴隷 笹田かなえ 2004年10月13日 (水) 14時21分 見て見ないふりはできないでも奴隷どうして奴隷小さく叫ぶ 045:家元 コズエ 2004年10月13日 (水) 14時32分 家元と呼ばれる人に接点のない生活を今朝もはじめる 043:濃 武田ますみ 2004年10月14日 (木) 21時24分 濃紺の桔梗抱えて行く人とすれ違うとき湧く歌ことば 050:おんな 武田ますみ 2004年10月14日 (木) 21時29分 おんなにあるべきものひとつうしなって今日の朝日は少しまぶしい 034:ゴンドラ 兵庫ユカ 2004年10月14日 (木) 23時46分 木犀の沸きかえる夜ゴンドラの止まるところが見たかっただけ 079:整形 杉山理紀 2004年10月15日 (金) 04時21分 全身整形以後あまり感じないあつささむさも彼岸のむこう 077:坩堝 門哉彗遥 2004年10月15日 (金) 22時56分 干乾びた絵の具の坩堝抱きしめて風のない丘描き始める 075:あさがお nagi 2004年10月16日 (土) 20時57分 本日の空は完全なる半球ゼリーの海にあさがおが咲く 042:映画 よごろうざ 2004年10月17日 (日) 02時32分 泣くための映画は少し遠出して優しい男友達と観る 026:芝 久野はすみ 2004年10月17日 (日) 11時54分 美しき乳房をさらす人のいてテント芝居に降る桜花 027:天国 久野はすみ 2004年10月17日 (日) 12時57分 天国のふちからこぼれおちてくるひかり、良くないことをしたのに 099:絶唱 藤原龍一郎 2004年10月17日 (日) 18時39分 流行を不易を離れ塚本の絶唱としてウマヲアラハバ 095:油 渡部光一郎 2004年10月17日 (日) 21時30分 油田から上がる火あれはなんでしょうあれをめがけて歩くのでしょう 072:海老 村上きわみ 2004年10月18日 (月) 01時47分 おがくずにまみれて眠る海老たちのやさしさなども思うゆうぐれ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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