この夏、両親と岩手へ小旅行する機会があった。
昨年骨折をしてから足腰の弱ってきた父。
父を気遣って、本来はわがままなひとなのに、かいがいしくしている母。
温泉の効果や気持ち的なものもあってか、この旅行で杖をつかないで
歩いた父を見るのは嬉しかった。
母は私たちに気を遣いながら、くつろいでいた。
久しぶりに長い時間一緒にすごしていると、楽しくもあり、寂しくもある。
家族と、自分と。
時はどんどん流れている。
時間には限りがあることを肌で感じるようになったのはいつからだろう。
何気なく写メったら、涙がでそうになった。
いつもまわりのことばかり心配している父と母。
そんなに心配しないでよ。
普通のなんでもない日日が、こころから嬉しいと思う。
いたずらをして怒られても
「ごめんなさい」の一言を
誰かに言えばそれでよかった
あの頃にはもう戻れない
「PENGUIN」 by 槇原敬之