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昨日のお話の続きです。
深刻な悩みがあると言って若い女性が訪れました。 この女性は霊媒体質で困っていた。 霊視でこの女性が八幡神の巫女だったことを知った与乃登は八幡神に何とかしてくれるように頼んだ。 この女性が久しぶりに尋ねてきた。 与乃登「どうですか、おばあさまの里の八幡様は分かりましたか。」 女性 「はい、分かりました。少し離れた町でしたが、八幡様がありました。」 与乃登「そうでしたか。それでもうお参りには行かれましたか。」 女性 「はい、行ってきました。古い立派なお社でゆっくりお祈りをさせて頂きました。」 与乃登「良かったですね。願いは聞き届けられましたか?」 女性 「はい。実は、私の仕事はツアーの添乗員でして、行く先々のホテルで一般のお客様をお泊めできない、問題のある部屋を あてがわれまして、そのたびに憑依され困っていました。」 与乃登「そうだったのですか、それはお困りでしたでしょう。」 女性 「はい。今回も死にそうになりながら何とか八幡様にお助け頂こうと思い伺いました。」 与乃登「それで?」 女性 「一生懸命お祈りをしていますと、若い神主さんに声を掛けられまして、お祓いをして頂きました。」 与乃登「あぁ、ご縁ですねぇ。」 女性 「お話を聞いて頂くうちに、おばあさんの実家の方が総代さんをしていることが分かったのです。」 与乃登「そうすると親戚筋に当たるわけですよね。」 女性 「そうです。会ったことはありませんが、親戚です。そこで、その神主さんが、そんな仕事をしていてはいけない、ここへ来て巫女さんをしないかと言うんです。」 与乃登「あなたは巫女さんをされていましたよね。」 女性 「えぇ、中学生の時ですけど、踊りを奉納していました。」 与乃登「良いお話ではありませんか。」 女性 「私もそう思います。もう仕事には困り果てていましたし、疲れました。静かに巫女さんをするのも良いかなと。」 与乃登「良い時期かも知れませんね。そこだともし何かあっても祓って頂けるわけだし。」 女性 「そうですね、心強いです。親戚もいますし。」 与乃登「それは八幡様のお計らいでしょうね。」 女性「本当に助かりました。」 女性は納得して帰って行った。 後日、この女性から、あのお祓いをしてくれた神主さんと結婚したという手紙が届いた。ゆくゆくはそこの宮司を継ぐお方だそうです。 やらはりましたね、八幡様。見事なお計らいです。 与乃登(よのと)の神霊心療室 http://yonoto.com/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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