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昨日のお話の続きです。
年配の男性が白い石を拾い、良くないことが起きるので祟りがあるのではないかと心配されてご相談に訪れました。 その白石に神社の眷属が宿っていることを見抜いた与乃登はもとの場所に戻すことを勧め、相談者の息子さんが返すことになり解決したはずでした。 ※「眷属」は「けんぞく」と読み、神社やお寺にはそこの神仏にお仕えする存在があります。たとえばお稲荷さんのお使いのお狐さんのように。動物とは限りません。妖怪のような姿をしている者もあれば、お不動さんのけんぞくのように男の子の姿をしている者も居ます。姿のない者も居て様々です。つまりそこにいて、神仏のお手伝いをしているのです。 与乃登「それで交通事故に遭われた息子さんの様態は?」 男性 「はい。怪我はたいしたことがありません。もう退院しても良いのですが、本人がちょっと。」 与乃登「なにかおかしいのですね?」 男性 「はい。何がというよりも、心ここにあらずという感じで。やはり、祟りでしょうか?」 与乃登「ちょっと待ってください。息子さんはあの例の石をお返しになりましたか?」 男性 「あ、いや、確認はしておりませんが、返したはずですが。」 与乃登「ひょっとしてまだお持ちなのでは?」 男性 「はぁ。それは分かりませんね。確認してみます。ちょうど家内が息子の部屋を掃除に行っていますので聞いてみましょう。」 男性は奥さんに電話をかけ、尋ねていた。 男性 「先生、あたりですわ。タンスの上に半紙にくるんで置いてあるそうです。」 与乃登「やっぱり。」 男性 「どうしましょう?」 与乃登「そうしましたら、すぐにその石を神社に送って下さい。経緯を書いて、いくらかお布施を包んで送って下さい。」 男性 「行かなくても大丈夫でしょうか?」 与乃登「すぐに行けるのであればそうして下さい。でも、時間がかかるようでしたら送った方が早いでしょう。」 男性 「わかりました。休みの日まで待てませんね。そうします。」 男性はまた奥さんに電話をして神社に送るように頼んでいた。 与乃登は祈念に入った。 よし、石を送り返したら大丈夫だろう。 与乃登「落ち着いたら息子さんを連れて、その神社にお参りに行って下さい。くれぐれも石を拾わないように。」 男性 「もう懲りました。拾いません。」 しばらくして、息子さんが元気に退院したと連絡があった。 珍しい石や灌木など何でも拾う人がいるが注意は必要だ。 おかしいと思ったらもとの場所に返す方が良い。 それでもおかしいと思ったら、信頼できる神社仏閣で祓いを受けて欲しい。 与乃登(よのと)の神霊心療室 http://yonoto.com/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月22日 20時57分37秒
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