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2006年10月31日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
ワタクシどもナゴヤ堂のアジトの前は、交通量の多い道路が走っているのですが、そこにイチョウの木が並んでいるのです。

イチョウは、東京都のマークにも描かれているように、都のシンボル。

都内のいたるところで街路樹として植えられているので、みなさまにもお馴染みかと思いますが、この時季、イチョウの木は「アレ」を落とすじゃないですか。

アレが落ちて、硬いアスファルトにぶつかって割れますと、実にこう、植物から出るものとは思えないような、一種異様な、強烈に個性を主張する、そしてその個性が残念ながらワタクシにとっては好ましくない、とても残念なニオイがします。


ま、要するに、大変クサイことになるわけですね。

(今、どちらもカタカナで書いてみましたが、「ニオイ」と「クサイ」が同じ漢字だというのは、言葉として問題があると思います。

  いいニオイの場合は「匂い」という書き分けもありますが、そんなの無用。

       ニュートラルな意味合いの漢字をひとつ、ぜひ作ってほしいものです)


イチョウの木は雌雄異株だそうでして、アレを落としてくるのは雌株だけなのですが、どうもアジトの前に立っているのがそうだったらしく、ここんとこ、ものすごいニオイに参っています。



ところが、世の中には実に奇特な、と言いますか、あのニオイを嗅ぐと、ガゼン元気になってしまう人というのもいるものでして・・・。





ママン「ギンナン拾いに行ってこよ!!」





・・・こんなに身近にいたか。



実際問題、ここんとこのママンは異常でして、アジトの前の木にギンナンがなることを知って狂喜乱舞。

毎朝の散歩がてらにギンナンを拾って、隣駅の阿佐ヶ谷、さらにその隣の高円寺方面にまで勢力を伸ばしてしまい、もともとこの地域にいたと思われるギンナンピッカーズのみなさまの縄張りを荒らしまくっています。

アジトにいても日がな一日窓の外を眺めては、


「拾いにいってこようかなー。もうそろそろ、また落ちてると思うけどなー」


などと言って、ソワソワしています。

アンタ、今朝拾ってきたばっかでしょ。


たまに、他のギンナンピッカーを見つけたりしますと、もう、エライ剣幕で、


「しまったー。さっき拾いに行こうと思ってたのに!」


などとわめき散らします。

家から見えるイチョウの木は全部自分のものだ、とでも思っているんでしょうか?



雨が降っちゃあ「ギンナン落ちてるかも」、風が吹いちゃあ「ギンナン落ちてるかも」。

川越に行って夜に帰ってきたとき、ちょっと雨が降っているにもかかわらず拾い始めて、ワタクシを呆れさせたり、夢中で拾っているうちに、アジトの表玄関の鍵が閉まってしまう午後10時を過ぎていて、入れなくなってしまって、鍵はモチロン携帯も持たずに出ていたものだから、同じマンションの住人の方が帰ってくるのを待って、一緒に入れてもらった、なんていうこともありまして、さすがのママンもこれには懲りた様子でした。

しかし、それでも、一向にギンナン拾いを止めようとはしないのです。



ワタクシには、ギンナンのどこに魅力を感じて、そこまでアツクなれるのか、サッパリわからん。



だってさあ、ギンナンですよ?



ま、そりゃ、茶碗蒸しの中に入ってると確かにうれしい気はしますし、がんもどきに入っているのもまぁ、それはそれで。

でも、まぁ、その程度のことじゃないですか。


「いやーっ、やっぱり秋の味覚はギンナンだねえ! 
  
  サンマ、松茸、栗ご飯もいいけど、ボクはやっぱりギンナンがイチバン好きだなぁ!!」


なんていう人は、見たことがありません。

いたらごめん。


実際、味といっても、特にこれといった明確なものはありませんで、非常に淡白なもの。

ただ、種類豊富な栄養素を含んでいるようですので、決して悪いものではないのですが、何も別にそうまでどうしても食べたいものではありません。


だいたい、食べ方があまりないじゃないですか。

茶碗蒸しにしても、がんもどきにしても、ご家庭で作るってものではないでしょうし、じゃあ、他にと言いますと、もう、普通に炒って食べるくらいでして、これは食事じゃなくてオヤツの扱いになってしまいます。

どうしても食品として、小駒の印象は拭えないわけですね。



しかし、それでも、ママンは毎日毎日拾いに行ってます。


もう、拾うことが楽しくなってきているのですね。

ワタクシがいくら「もう充分あるし、これ以上あっても食いきれん」とか「街路樹のイチョウなんて排気ガスまみれだし、道路に落ちたギンナンの衛生面も気になる」とか言っても聞くものではありません。



食べ方はいたってシンプル。

適当な数のギンナンを、紙の封筒に放り込んで、電子レンジで数分間。

これだけで食べられるようになってしまいます。


ワタクシはまぁ、味の方はそれほど嫌いではありませんが、何せあのニオイを発するものですので、あまり気持ちよくなくて、それほど数は食べませんが、ママンなんか、放っとくといつまでも食べています。

なんとなく、年老いたサルに見えてきます。

何度も言うようですが、そこまで美味いか!?


一度、炊き込みご飯の具に加えて「ギンナンご飯」というのが出てきたことがありまして、ま、これも普通に食べてしまったのですが、どうもギンナンというのは、あまり食べ過ぎるとよくないようです。

食べ過ぎると、けいれんなどの中毒症状が起こることがあるようで、特にお子様には危険だそうですね。

なので、それ以降、なるべく数を数えて、控え目にするようにしています。




以上、お話してきましたように、総合的に考えて、別にまぁいいや、というものなのです、ワタクシにとってギンナンは。


別に年寄りの楽しみですから、ママンには好きなだけ拾いに行ってもらって構いません。

近所のギンナンピッカーズのみなさまにはヒンシュクを買っているに違いなくて、それだけは恥ずかしく思うのですが、ま、ま、ま、それはいいとしましょう。


味だって、特にどうということはありません。

なきゃなくたっていいくらいです。

あるから、食べる。その程度です。


ママンがギンナン拾いに、異常な情熱を燃やすのは、ま、時々うっとうしいですが、それも許せないものではないってことにしておきましょう。







ただ!!









ただ、一点!!












あのニオイだけは、断じてガマンならん!!






アジトに帰りついて、ほっと一息、玄関のドアを開けた瞬間に、あのニオイがワタクシに毎日毎日襲いかかって来るのが、ワタクシは本当に悲しいのです。


オレハコノニオイノナカデスンデイルノダ、というのは、全く持って受け入れがたいことなのです。

もしも誰かがワタクシのアジトに遊びに来たとして、


「お前んち、ギンナンのニオイするな」


なんて言われたら、ワタクシはきっと恥死にすると思います。

ワタクシだって、ギンナンのニオイのする家になんて遊びに行きたくありませんもん。


しかし、そこに今、住んでいるというのが、目下のワタクシの真実。

もしかしたら、もう、ワタクシ自身、ギンナンのニオイを周囲に撒き散らして生きているのかもしれないのです。


イヤだぁ!

加齢臭なら仕方ないけど、ギンナンのせいで周りの人に疎まれるのは、イヤだぁ!!



もう一度だけ言いますけど、そうまでしてギンナンって食べるものか、これホント!?




ギンナンが、秋のこの時季にしかできないことは、本当に不幸中の幸いだったと思います。

いっそのこと、秋はすっ飛ばしていいんで、この際もう、さっさと冬になっちゃってください。


(ところで、これまたどちらもカタカナで書いてきましたが「イチョウ」と「ギンナン」が同じ漢字なのも、この日記書いてて不便でした)








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最終更新日  2006年11月01日 00時22分01秒
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