吉田ナゴヤ堂本舗・店主の日記

2007/01/27(土)16:22

極楽ハワイ常夏絵巻 6

「ドール・プランテーション」を目指して、The Busはさらに進みます。 り「ドールって、バス停がわかりにくいってガイドブックに書いてるよ~」 ナ「え、そうなんか!」 り「早目に運転手さんに『ドールで降りたい』って言うといた方がいいんちゃう~?」 ナ「お、おうおう、そらそうやな」 語尾に必ず「~」はついてても、意外としっかり者のりんりん。 海外慣れしていることもあって、来る時も飛行機の荷物チェックなどの対応やパスポートの管理はこいつに任せっ切り、ワタクシ達はボケーッとついていってるだけで、いつの間にか飛行機というアリサマでした。 ここらで一発、兄の威信にかけて、ビシッと運転手さんに言うてやらなあきません。 運転手さんに、持ってたガイドブックの地図を見せると、流暢な英語で一言、 ナ「ドール・プランテーション!」 と宣言します。ふ、決まったぜ・・・。 り「かっちゃん~・・・」 ん? 何だ、妹よ? り「その地図、カタカナで書いてるやんか~。運転手さん、わからへんって~!」 ・・・。 し、しかしですね、捨てる神あれば拾う神、情けは人の為ならず。 先程ワタクシが席を譲った女性が、 「私が降りた次のバス停だからね」 と教えてくださいました。ありがとう! 降りてゆく女性に手を振って、「STOP REQUESTED」のひもを引っ張って、さあ準備万端、どっからでもかかってきやがれ、と思っていますと、次にバスが止まったところはドール・プランテーションの真ん前で、でっかい建物がドーンとそびえ立っていました。 どこがわかりにくいねん! これ以上わかりやすくなんて、絶対ならんぞ! The Busの車内はこんな感じです。 降りる時は、窓のところにあるひもを引っ張って知らせるのですね。 前方に、日付などが表示された電光掲示板がありますが、運がいいとここに次に止まるバス停が表示されるThe Busに乗ることもあります。 なぜかアラモアナから帰る時は、そういうバスに乗ることが多く、注意してアナウンスを聞いていなくても降りることができました。 バス停の名前は、ワイキキ周辺ではだいたい、交差する2本の通りの名前でした。 ワタクシ達のホテル最寄のストップは「Saratoga/Kalakaua」。 さあ、ドール・プランテーション。 まずはTシャツ集合写真です! 左から、ワタクシ(佐藤じゃないM)、パパン(B級魂S)、たんたん(仕事中XS)、ママン(佐藤じゃないホワイトS)。 たんたんは「仕事中」が注目を集めるのによほど気をよくしたらしく、毎日着そうなイキオイです。 ママンが着ている「佐藤じゃないホワイト」は、パパンの注文で作ったもの。 文字の色は無理ですが、ボディの色変更でしたらお受けできます。お待たせしちゃうかもしれませんが・・・。 写真を撮り終わると、アメリカ人一家がやって来まして、奥さんがワタクシにデジカメを渡しながら早口で何か言いました。 OK、OK。ラッキーでしたね、奥様。 アナタが「このカメラをあなたにあげましょう」って言ってるんじゃなくて「シャッターを押してくださいな、ステキなお兄さん」って言ってるってことは、英語に堪能なワタクシじゃなかったら、解らなかったかもしれませんよ? ワタクシ達と同じように建物の前に並ぶアメリカン・ファミリー。 と、ここでワタクシは急に気づきました。 「笑って!」って何て言うんだ・・・? 「Say "Cheese"!」なんて、いくら何でも古すぎるんじゃないの? でも、とっさにそれに代わるものなんか出てくるはずもなく、ワタクシは仕方なく 「セイ、チーズ・・・」 と言ったのですが、ファミリーはかぶせ気味に、 「Cheeeeeeeeeeeeeese!!」 いい笑顔だな、オイ・・・。 奥さんにカメラを返しますと、茶目っ気タップリって感じのお父さんが、ワタクシに何か言いました。 最初それが 「君は日本人かい? 『チーズ』って言ってみて?」 って感じかと思ったワタクシは、素直に「チーズ」と言ったのですが、そしたらファミリー、バカウケ。 その瞬間、気づいたのですが、お父さんはワタクシに、 「『チーズ』って日本語で何て言うんだい?」 と聞いていたのでした。 それに「チーズ」と答えたわけで、無意識のままたまたまジョークを飛ばした(ま、本当に「チーズ」ですけどね)ことになってしまったのです。 ちくしょー! 最初に気づいてればなあ! 「『チーズ』を日本語で何て言うかって? よーし、わかった。教えてあげよう。   (ここでタメて)いいかい? (さらにタメて)日本語で、『チーズ』は、     (うんとタメて)チィィィィィィィィィズ        って言うんだよお!!」 くらいのことは、できたのに! そしたら、きっともっとバカウケだったろうに!! ・・・ま、モチロン、これを英訳することもできないワタクシなんですけどね・・・。 気を取り直して、ドール・プランテーションに突入。 まず最初に入った建物は、総合案内やお土産屋さんがあるところで、ここを通ってアトラクションに進みます。 ガイドさんの案内でいろんな植物を間近に見ることができるガーデンツアーや、ギネスにも載った巨大迷路などがあるのですが、ワタクシ達が目指すのはパイナップルエクスプレス。 汽車に乗ってパイナップル他トロピカルな植物が育つ畑を20分ほどゆっくり遊覧するもので、これが楽しみだったのです。 モチロン、たんたんは特に大喜び。 英語の説明アナウンスは、ワタクシぐらいになりますと、モチロン全部理解可能です。 「ドール最高! アーイ・ラーヴ・パイナポー! イェー!!」 って英語で言ってました。 ・・・。 ま、でも、陽気なハワイアン・ミュージックの方は、こちらはもう、確実にワタクシでも楽しめた、と自信を持って言えます。 音楽に国境なし! そして、とにかく広い! 見渡す限りのパイナップル畑です。 景色は本当に素朴で、実際の畑そのまんまといった感じ。 ああ、きっとここには、お花畑を作りたいんやろなぁ、なんてところもありましたが、逆に何もしない方が「本物を見た」感があっていいような気がします。 ただ、実際に植物をじっくりみたいならガーデンツアーの方がいいのかもしれません。 パパンは、 「農場の人が働いてるところが見れたら、もっとよかったやろな」 と言ってました。 お土産屋の裏手の庭に行って、昼ごはん。 今日は、ママンが日本から大量に持ってきた「サトウのごはん」に、しょう油をかけたかつお節をまぶして、味付けのりで巻いて食べるという、えらく簡素なもの。 ママンが言うには、 「旅行中は、どうしても食事が油っこくなったり、いいもの食べ過ぎたりするやろうから、たまにこういうご飯にしておかないと」 とのことですが、油っこいかどうかはともかく、特にいいものは食べてないような気がするんですが・・・。 食後、「ここに来た真の目的」パイナップル味のソフトクリーム「ドール・ホイップ」を食べます! パイナップル味が濃厚で、おいしかったですよ!

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