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アラモアナから外に出ますと、またも雨が降っていましたが、今度はヴィクトリア・ワード・センターズという別のショッピングモールまで約10分歩きます。
コンセプト別にお店のかたまりが4つか5つあるというところでして、まず本屋さんをチラッと見た後、ワード・ウェアハウスの中の「エグゼクティヴ・シェフ」というキッチン用品のお店へ。 料理は全くしないワタクシですが、このお店は楽しかったです。 ガイドブックで見たコーンスティック、つまりとうもろこしを焼く時両端に突き刺す道具なのですが、それがブタの頭とお尻になってる奴が見てみたかったのですが、残念ながらブタのはなくてダックスフントになってました。 ブタならきっともっと可愛かったと思うのに・・・。 でも、いろんなキッチン用品や洗面所用品まで、いちいちオシャレだったり、笑えたりという、まぁ言ってしまえば「いらんもん」がたくさんありまして、買いはしなかったけどとてもおもしろかったのです。 迷惑な客だな、オイ。 次に向かったのは、ワード・エンタテインメント・センター。 映画館とゲームセンターがあるとのことだったのですが、ゲームは見つけられず、すごすごと撤退。 晩ご飯にします。 ワード・センターズにもいろいろなレストランがありましたが、ハンバーガーチェーンの「クア・アイナ」を見つけまして、入店。 もともとオアフ島のノースショアにあるハレイワという街にあった、小さなハンバーガーショップだったとのことですが、今では日本にもチェーンを展開しています。 しかし、これは帰ってから調べて知ったのですが、意外にもハワイにはこことハレイワの1号店の2箇所しかなかったんですね。 以前東京で、名物のアボカド・バーガーを食べてましたので、ぜひハワイでも食べたいと思っていたのです。 ナ「Avocado Burger」 と完璧な発音で言ったにもかかわらず、 「Coco date a bell?」 という謎のギモン文が返って来ました。 一瞬、必死で和訳しようとしたのですが、落ち着いて考えるとこれは「ココ・デ・タベル?」、要するにeat in かtake out かと聞かれているわけでして、ちくしょー、どうして日本人だとバレた? 悔しいので、注文の後に、 「Name?」 と聞かれた時、「佐藤ラベ」を着ているのに ナ「サトウ!」 と言ってやりました。 どうだ。「佐藤ではありません。」って書いてあるのにサトウだって言ったんだぞ。 このおもしろさ、お前には解るまい。ざまぁ見ろ。ふははは。 全くの負け犬根性で、一人陰湿にウサを晴らしていますと、 「サトー!」 とバカでっかい声で呼ばれて、バカでっかいアボカド・バーガーと、バカでっかいフレンチフライのSと、バカでっかいアイスティーのSを受け取りました。 アボカドがドドンと1/2個トッピングされたバーガーの偉大さは、日本でも味わっていました。 でか過ぎて、ハンバーガー型になっておらず、2個に分かれて登場するくらいなのです。 しかし、フレンチフライとアイスティーのバカでかさには、いまさらながら息を呑みました。 でも、ここでビビってしまったら、お店の人達に、 「ほうらご覧、あのニッポンの坊や、でっかさにビックリしてるよ」 なんて思われかねません(明らかに自意識過剰)。 落ち着いて、まずは2個に分かれているなんていうふざけた態度のアボカド・バーガーを無理矢理ハンバーガー本来の形に正しまして、表向き「このくらい、いつも食ってるぜ」と言わんばかりの態度、内心死ぬ気でセットを完食。 大雨の中をまたアラモアナに歩いて戻りました。 アラモアナのバス停から、乗ってきた8番でホテルに戻ろうとすると、1$札が1枚しかありません。 運転手さんに5$札を見せると、 「ダメだ! お釣りは出ない!」 と言われました。そんなバカな。 仕方なくアラモアナの中のゲームコーナーに向かいます。 ゲームセンターには両替機があるというのは、世界に出しても通用する常識だと、この時のワタクシは信じて疑わなかったのです。 ところがゲームコーナーにも、両替機はない。ビックリしました。 トークンを貸してくれる機械は、1$札を入れればトークン2個を払い出すのですが、5$札を入れれば断固としてトークン10個を払い出す気らしいのです。 マジで!? じゃあ、ちょっと1回だけゲームしたいな、って気分でゲームコーナー行って、たまたま1$札がなかったら、諦めて帰れってかい? 他のお店が両替してくれるとも思えないので、仕方なくまたABC STOREで缶コーヒーを買って1$札を作ると、それでThe Busに乗って帰りました。 缶コーヒーは、やっぱり激甘で、ワタクシは一口飲んで放り出しました。 ホテルの部屋に帰りますと、りんりんもみんみんも寝ていましたので、ワタクシもシャワーを浴びてすぐ寝ました。 ところが、これが時差ボケなのか何なのか、翌朝の5時過ぎには目が覚めてしまいまして、もう眠れない感じなのです。 なぜか隣のベッドのみんみんも、すでに起きていました。 自分の家以外で眠るのが、あまり得意じゃないそうで、よく眠れなかったと言っています。 仕方ないので、みんなが起き出すまで、みんみんとお話をして過ごしました。 み「みんみんねぇ、ひまわりのお洋服があるんだよ」 ナ「ホントか! かっちゃんもひまわりの洋服持ってきたんだよ。 よし、じゃあ、パイナップル畑を見に行く日に一緒にひまわりの服を着ようよ。 かっちゃんとみんみんはひまわりチームだ!」 み「うん! 着る!」 ナ「パイナップルにひまわりだもん、きっと似合うぞお!」 み「うん!」 ・・・全くもう、こんなに幸せな早朝が、人生にまたとあるでしょうか・・・? さて、パイナップル畑というのは、「ドール・プランテーション」。 パイナップルで有名なドール社の歩みや、パイナップルについて学べるファミリー向けの施設でして、ワタクシ、ちょっと行ってみたかったのです。 ママンに話してみると、この人も乗り気で、 マ「じゃあ、今日行っちゃおうか!」 ってことになりました。 あわててみんみんに、 ナ「パイナップル畑、今日だって! 着替えだ! 着替えだ!」 と叫んで、ひまわりチーム、スタンバイ完了。 2日目のハワイは、よく晴れています。 6人全員で、まずはThe Bus 8番でアラモアナへ。 そこからノースショアまで走る52番に乗り換えます。 ここから約90分もこのバスに乗るのですが、途中ハイウェイに乗ったりしてかなりな距離を行くにもかかわらず、相変わらず運賃は2$です! 子供は1$ですので、6人全員で10$! しかも乗り継ぎですので、本当は52番にはタダで乗れたのですが、The Busの乗り継ぎについては、この時の車中で知りましたので、10$ずつ2回払ってしまいました。 しかし、それが気にならないくらいのバカ安! また、The Busは、乗客同士の仲間意識というか連帯感がステキで、優先座席に座っている人は、老人などが乗ってくると我先に席を譲ります。 後日、パパンがバスに乗った時、5$札しかない、と見せたら、運転手さんが 「誰か5$崩せる奴はいないか?」 と聞いてくれて、それで無事両替できたそうです。 (昨夜のワタクシの時は、なぜそうならなかった?) さらに、車椅子の人が乗って来られたら、どうなるか。 まず、3人一組の優先座席に座っている人が、一斉に席を立ちます。 椅子を上げると、そこに車椅子止めがあるのです。 そして、その間に運転手さんが、車椅子用のエレベーターを操作して、車椅子の乗客をバスに乗せるのです。 The Bus全車には、エレベーターと車椅子止めが完備されているのです! しかも、これを見事な連携で行いながら、誰も「どうだ顔」をしていません。 特に車内がいい雰囲気になることもなく、バスは淡々と運行に戻るのです。 つまりこれは、当然の日常の1コマなのです! 車椅子使用人口が違うと一口に言ってしまえば、確かにそれまでです。 しかし、これは、なんというバリアフリー先進国っぷり、なんという日本との違いでしょう! これはもう、恥も外聞もなく、直ちにアメリカの真似をするべきだと思います。 ワタクシも早速年老いた女性に席を譲ったのですが、こういう空気ですと、譲る側も気負いなく迷いなく「当然のこととして」スンナリ席を立てますので、とても爽やかです。 混雑しながらも居心地よく、The Busはハイウェイを北上していきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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