ポセイドンの目覚め

史上最年少で、ゴルフのツアー優勝を果たした石川遼がプロに転向することを表明した。久々の大型新人の登場にゴルフ界は沸いているが、私は少し心配している。

確かに、長い間スター不足に悩んでいた男子ゴルフ界にとっては朗報であろう。私自身も、彼がプロで活躍すること自体は期待している。

しかし、何か嫌な感じを覚える。マスコミに作られていくというあの嫌～なにおいを感じるのだ。彼自身は、さわやかだし、嫌な香りはしないのだが、周囲に悪臭が漂っているのである。

タイプは違うが、亀田問題に共通した点もある。亀田の場合も、真に醜かったのは周囲の取り上げ方だった。大人の思惑が醜かった。

遼くんには、そのような醜さは無関係のように見えるが、大人たちは甘くない。自分の利益のためには何でもする。アマチュアならばともかくプロとなったら容赦はしないだろう。

心配するのは、そのあたりだ。乗り越えてほしいが、かなり難しいのではないか？周囲の人間は、せっかくの大器をつぶさないようにお願いしたい。