山元洋介のリズムワークショップ

去年、ブログを通じて知り合いになった生徒が自分のブログにリズムの練習した経過など書き込んでいるのを見てみますと、最近考えて練習しているなあと印象を受けました。

この生徒には口で言う１，２，３，４を実際に私が見本を示して、それに合わして言って貰っています。

この１，２・・の言い方はリズムの命ですから、やはり実際に私が聴かなければ分からない事が多くあります。

私は、リズムの良し悪しはここで決まると確信しています。

私も師匠から教えてもらうまではそんな事は一切考えも付きませんでした。

リズムを自分自身に身に付けるやり方は、人それぞれによってもあると思います。

要は、人が聴いてスイングしていたらいいだけです。

この１，２・・を口で言う方法は本当に良く出来ていると思います。

音楽のいろんなエッセンスが含んでいます。

前にも書きましたが、テレビで「指揮者の佐渡裕」さんがオケの練習風景の場面の中で、私が思っているワン、ツウ、スリー、フォーでカウント言っておられるのを見て、この言い方は世界でも通用すると思いました！

私の師匠の口癖は、演奏から１，２，３，４がはっきり見えてこない音楽はダメや！と何時も言っていました。

音楽は１，２・・で始まって、1，２・・で終わる。

自分自身で１，２，３，４の言い方だけでも深く研究したらいいと思います。

覇気があるか？　　鋭いスピード感があるか？　　一つ一つが均等に言えているか？　　大きな声で言えているか？　　全神経を集中しているか？　　一つのリズムで４分音符、８分音符、１６分音符はどこからでも即座に言えるか？　　リズムは円を意識しているか？　　余計な所に力は入っていないか？　　　

　　　　　　　　　『最後に必ず録音して聞く事！』