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前回の続き。
(3)所属機関における業務の改善努力 ・保育を行うにあたっては、保育士間および他の職員との チームワークを確立し、尊重します。 ・常に、子どもの立場に立って自らの保育の適正な評価に 努め、その結果に基づき保育所における保育の向上に努め ます。 ・他の機関へのあっせんまたは連携して援助に当たる場合 などにおいては、原則として、保護者などの同意を得るな どプライバシーの保護に配慮します。 (4)行政や社会との関係に関する倫理 ・子どもや子育て家庭が置かれている社会的状況について 幅広い視点から理解を深め、保育所保育並びに保護者に対 する相談・助言の社会的意義について理解を深めます。 ・子どもの保育や保護者に対する相談・助言を通じて得た 知見を、行政や政策、計画などに反映させるよう努めます。 また、社会に対して積極的に提言を行います。 (5)専門職としての責務 ・常に実践を通して自己の専門的知識や技術の水準の維持・ 向上に努めます。 ・子どもと保護者の福祉のために、その業務内容が広く社会 一般に周知されるよう努めます。 ・保育の科学化に努め、その進展に貢献します。 柏女霊峰著 『子育て支援と保護者の役割』フレーベル館 より (コメント) 保育園関係者向けの研修や講演会などに引っ張りだこで、 行政においても厚生労働省の児童部会などで保育・地域子育て 支援・要保護児童対策などについて、総合的に、かつ具体的に 発言されている柏女先生。 この基本姿勢と倫理は、「保育士資格が法定化するにあたり、 新しい保育士像」としてまとめられたものでした。 民営化問題をはじめ、地域の子育て支援の拠点の役割など、 保育園は、従来の園に来ている子どもだけ、預かっていればいい という発想から、新しい保育園への変化を求められています。 社会がそれを望んでいるのに、それすらピンとこない保育園 も中にはあるようで、そういう園の関係者は、ぜひとも先生の 著書を読んで、期待される新しい保育士像を理解し、そうなる よう、日々、研鑽に励んでほしいと思います。(杉山) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 24, 2005 10:53:43 AM
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